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2024-2025 養命酒POG本指名

こんにちは、こんばんは。
どうもミスター長嶋です。

今年も身内でPOGを行ったので、その指名馬と指名した理由を色々と書いていこうと思います。

養命酒POGルール
・一人12頭
・一巡目は同時指名で重複したら抽選、二巡目以降はウェーバー→逆ウェーバーの繰り返し(プロ野球のドラフトと同じ方式)
・同一種牡馬の制限はなし。
・新種牡馬は1頭以上指名すること。

今年は参加者12名で行われました。総勢144頭。

前半から指名候補の奪い奪われが各地で発生したこともあり今年は指名リストの枯渇が早く、指名する予定になかった馬も引っ張り出してくる事態に陥りました。

昨年は日を跨いだ辺りで終わったらしいのですが
今年は午後20時スタート、全体指名終了が午前2時頃とかなりの長期戦に
なりました。

その間にある人から「POGスケベ!」「その指名はスケベだなぁ・・」
「ミィィスタァァァ~~⤴」
等の誉め言葉(?)も頂いて凄く楽しいドラフトになりましたw

やっぱりドラフト中の悲鳴でしか得られない栄養素はありますね()

今年の僕の指名方針についてですが、昨年同様今年も背腹理論を重視しつつ
昨年以上に血統面も注意したつもりです。
それに加えて今年は測尺理論も導入してより背腹理論を補強するような形で挑みました。

POGで結果こそ出ていないものの考え方自体はこの数年で固まってきて
血統:能力の絶対値
背腹:能力を発揮するための器
測尺:スケール感や特徴、背腹を補うツール

こんなイメージで馬を考えていて、今年の指名はこのバランスが良い馬を基本的には狙っていました。

ただその中でも血統特化であったり、ドラフトの順番からあえて選んだり、リアルタイムで行う醍醐味みたいな指名もあったように思います。

昨年の本指名記事の中で阪神タイガースのアレとアベックアレするぞ!って書いたのですが昨年はアレ?って感じの結果になってしまったので今年こそは個人的なアレをしたいなと思っています。

それではここから指名馬について振り返って行きます。

指名馬一覧


1位指名 ノチェブランカの22(牡)

父:バゴ

正直競合するんじゃないかなと思っていたのですが案外競合することはなく単独指名に成功。
他の参加者の1位指名を見てもなるほどな~という感じで個人的に取られて痛かったのはグリーンバナナズの22で3位くらいで獲れれば儲けものだなと思ってたんですけど流石にそう甘くはないかと。

昨年は競合して外れてオルドヴァイというロマン寄りの1位にしたのですが
今年は1週目東京のマイル戦でデビューする馬でなんだかんだ楽しめるであろう所を優先して指名しました。

測尺は不明で1歳写真時点では芦毛ということもあり筋肉の質感とかはわかりにくかったです。
ただ背中は出来ているしトモの形も丸みがあって全体的なバランスの良さを感じる馬でした。
2歳になるともう少し芯が入って来て欲しい感じはあるもののシャープなラインでトモの形もよく、伸びしろがありそうな馬体に見えました。
これで一応460kg程度あるみたいなのでサイズ的にも丁度良いかなと。

血統的にはノーザンFのバゴ産駒で母父ディープインパクト。
そしてそこにナイトマジックの牝系ということでGoneWest持ちのステラヴェローチェよりはスタミナ寄りの血統構成なイメージ。
距離が伸びて良さが出そうなタイプをマイルで降ろしてきたというのが個人的には楽しみなポイントで、マイル戦で良い走りを見せてくれるようなら先々も結構楽しみじゃないかと思いました。

デビュー前の調教としては物凄く目立つ時計を出している訳ではないですが
6F全体で83.3、終い11.5を加速ラップでまとめていますし初戦から勝負になるだけのものは充分にあると思っています。

あと過去の自分の指名で1週目のルメールは相性が良いイメージで
ジャミールフエルテ、コマンドライン、ノッキングポイントと先々の活躍はそれぞれですがしっかり勝ち上がりましたし、この馬にもそれに続いてくれることを期待しています。


2位指名 エピックラヴの22(牝)

父:ジャスタウェイ

結構な悲鳴を頂いた指名でした←

手前でヤンキーローズとホームカミングクイーンを指名されていて今年は
有力牝馬候補の指名が早くなりそうだなと思っていたこともあって当馬の
指名に踏み切りました。
悲鳴も出ましたし狙い通りの指名が出来てかなり満足度は高かったです。

近年の印象もあり今年のサンデーレーシング牝馬から何を指名するかは今年の裏テーマだったと思っていて、その中でも馬体的に目立っていたのは
ヤンキーローズ、ホームカミングクイーン、エピックラヴの3頭でした。

ヤンキーローズの22は上よりも小柄ながら形が良く、2歳になってもパーツパーツの良さが目立っていたので上と比べるのは可哀想にしても走ってくる馬じゃないかと感じる部分はありました。
ホームカミングクイーンの22はトモのボリュームが千代の富士。
気性面や体高の低さを見ると持って1400まで・・国枝さんパワーで1600まで持たせられるか・・間違いなく走ってくるとは思いましたがクラシックを考えるとどうなんだろうと思っていました。

そして指名したエピックラヴの22は背中の出来は良く、トモはホームカミングクイーンには劣るものの良い具合に見えました。
切れを武器にする体型という感じでは無いのですが、兄のダノンザキッドのようなとにかく運動能力が高い馬なんじゃないかと思っています。
加えて馬体重もしっかり測尺通り増えてきましたし育成サイドのコメント通り順調に進んでいるんじゃないかと感じています。

測尺的には実は上記3頭より良い馬が居たのですが、それよりもまずは血統と背腹を重視したという感じの指名でした。

期待するのはやっぱり牝馬マイル路線で阪神JF、桜花賞、NHKマイル
ここを夢見れる馬だったらいいなと思っています。


3位指名 カラフルブラッサムの22(牡)

父:ドゥラメンテ

この順位辺りで1週目の牝馬限定戦の馬が指名されていたり、古巣指名や
悲鳴指名もありました。

そんな流れでの3位指名だったのですが、今年の個人的なテーマとして
「ドゥラメンテ産駒でダービーを勝つ馬を見つける」
というのがありました。

言わずもがなラストクロップのドゥラメンテ。
今年血統面の調べもので力を入れたのはキズナよりもエピファネイアよりもドゥラメンテでした。

当馬はサンデーR牡馬堀厩舎ということで、父と同じ組み合わせ。

血統的にはかなりチャレンジャーな配合で
ハーツクライ≒アドマイヤグルーヴの2*2。
シーズンリッチが同じ構成で重賞勝ちしており、過去の指名馬のセレンディピティもアドマイヤグルーヴ≒グローリアスデイズの2*2だったことを思うと今更この配合で躊躇する必要はないと判断しました。
ちゃんと気性面は悪いみたいですがそういう馬を走らせるのが堀厩舎ですし、外国人騎手であればなんとかしてくれるんじゃないかと思っています。

この馬に関しては背腹自体は正直目立つ訳ではありませんでしたがバランス自体は良い馬だなという印象でした。
ただ血統面と何より測尺面に当たれば大きいものを感じたのでドゥラメンテ最後の夢を賭けるには充分な根拠があると判断しました。

なんだかんだかつての王道だった秋デビューからの活躍馬が最近の牡馬クラシックでは多いのでこの馬もその王道路線から大舞台へ挑戦して欲しいなと思っています。


4位指名 ヴァリディオルの22(牡)

父:キズナ

ここもかなり悲鳴を一部から貰いました←

昨年シュバルツクーゲルを指名してキズナ産駒に少し手応えを感じたので今年も何かキズナの牡馬を行きたいと思っていました。

繁殖的に仕上がるのが遅い不安は昨年のヴェルダ同様あるのですが秋デビュー想定で現状がある程度出来ている測尺だったのでこれならなんとかクラシックまで間に合う成長曲線を描いてくれるかなと思いました。
馬体的には言う事がない良い馬で同時期のシュバルツクーゲルよりも力感のある馬体でキズナっぽさが出ているように感じました。

今年のキズナの牡馬をたくさん見た中でヤングスター等他にも走りそうな馬は居ましたが、その中でもこの馬じゃないかなと思ったくらい評価は高いです。

昨年のキズナ産駒シュバルツクーゲルの無念、そして社台×中内田厩舎でのリベンジ。色んな思いがこの馬には詰まっています。
走って欲しいという気持ちとしては今年の中でもかなり強い一頭です。


5位指名 マザーズデイの22(牡)

父:サトノダイヤモンド

実は3年連続で指名しているサトノダイヤモンド産駒。
きっちり新馬戦を勝ち上がってその後が・・みたいなことが続いているのですが今年も一頭良いなと思った馬が居たので指名に踏み切りました。

2歳写真の印象がとても良かったことと、この馬に関しては何より血統面の魅力が強かったです。

どうもここまでのサトノダイヤモンド産駒を見ているとベタな繁殖はあまり合わないのかなとも感じてきたので配合の捻りみたいなものが必要だと感じていました。

当馬の血統の魅力はなんといっても
サザンヘイロー≒Halo Dancer
Logical≒Hopespringseternal
この二つのニアリークロスを持つことにあると思っています。
持っている血統の組み合わせも良いですし、サトノダイヤモンドの母マルペンサの良さを引き出せる配合なんじゃないかなと思いました。

石川オーナーなのでデビューがいつになるのかはわかりませんが、秋に出てきてくれれば大きな仕事を果たしてもおかしくない馬だと思っています。


6位指名 キングスローズの22(牝)

父:エピファネイア

正直この時点で目ぼしい牝馬の候補がかなり減ってきていたこともありそろそろ牝馬を獲らないとなと思った結果の指名でした。

血統的には正直不安もありますが、2歳の形の良さで指名候補に入ってきたという馬でした。

1歳時も少し足りないのかなという形ではありましたが測尺自体は良く、馬体が良化してきたように感じたので指名候補に。

個人的に厩舎とあまり相性が良くないのとちょこちょこ伝え聞く情報に不安な点も多い馬ではありますが典型的な切れる牝馬っぽさを感じているので
当たれば結構やってくれるんじゃないかと期待しています。


7位指名 アドマイヤセプターの22(牡)

父:シスキン

今年の新種牡馬枠はサートゥルナーリアかアドマイヤマーズにするつもりだったのですがどうにもピンと来ない、コレ!というような良い馬が見つけられないとかなり難航していました。

その中で血統的魅力や馬体的な良さもあると感じたのが当馬。

シスキンは血統マニアの間で評価が高い印象で日本ですでに成績を上げている血統が多く含まれており、日本の芝適正も高いんじゃないかと考えています。
母は超良血のアドマイヤセプター。
能力自体は高い馬を出している印象で今年のシスキン産駒のラインナップでは頭一つ抜けて良い繁殖だと思います。

血統構成的には逆リバティアイランドという感じで組み合わせの妙があるように感じました。

馬体的にもしっかりしていて、キャロットの牡馬ではバズアップビートかこの馬かという印象を持っていました。

実際問題いつデビューするかはわかりませんが、秋に間に合えば面白い馬だと思っています。


8位指名 ユキチャンの22(牝)

父:ドレフォン

牝馬流石に少なすぎるよな・・?と思って相当悩んだ末に出した結論が当馬でした。

指名した理由の一番は馬体面で、馬体の造りは相当良く見えました。
奇跡的に芝走れないかなとか思って指名したんですけど一日経って思うのはやっぱりダートだろうなと()

測尺的には牝馬ながら兄のアマンテビアンコと遜色のない数字で姉の
ハイアムズビーチにも引けはとりません。

血統的にもちゃんと走る馬を出すユキチャンなのでダートでなんだかんだ賞金をちゃんと稼いでくれるんじゃないかなと思っています。

とはいえこれまでもシルクRのこのタイプの馬に騙されてきた過去があるので今年も・・・と思う気持ちは結構あったりします()


9位指名 フローレスダンサーの22(牡)

父:ロードカナロア

てっきり獲られるものだと思っていたら残っていたのでこの順位で指名。

今年は父ハービンジャーには流石に指名に踏み切れるほどのセールスポイントのある馬が居ないように感じたのでついに父ハービンジャーを諦めた年だったりします。

ということで前々からちょこちょこ目は付けていた母父ハービンジャーにシフトして考えていました。
まさか今年の正解がスワーヴリチャードだったとは予想だにしていなかったのでやられたなぁと思いつつ、今年もキングマンボ系×ハービンジャーを狙いました。

ロードカナロア×ハービンジャーというと今年のベラジオボンドのG1制覇が記憶に新しい所で一時のハービンジャー×ディープインパクトよろしく
これからどんどん増えて来る組み合わせだと思っています。

そしてこの組み合わせの牡馬かつ社台ファーム生産となると当馬と合わせて3頭しかおらず、ベラジオオペラ、エイカイマッケンロ、当馬という内訳。
勝ち上がり率としては100%、そしてエイカイマッケンロの母母はダイワスカーレット。
産駒の活躍がもう一つなダイワスカーレットを持つ血統でも2勝クラスを勝ち上がっていることを思うと、やはりこの組み合わせはかなり優秀なように思います。

そしてこれから活躍馬が増えるだろうと予想しているのが
ハービンジャー黎明期の繁殖牝馬達。
ハービンジャーが輸入されて種付けを開始した辺りの繁殖にはかなりのレベルの牝系を持つ馬が多く、その子供たちが活躍し始めるのはこれからだと思っています。
実際ベラジオオペラがG1を制してその片鱗を感じたので同じくハービンジャー初年度の繁殖であるフローレスダンサーの仔を今年は狙いました。

母系は超良血ダンスインザムードの牝系で文句無し。
セレクトセールでも3億近い高値が付きました。
昨年指名したフレミングフープと同じくセレクトでの立ち姿が良く、母馬よりも落ち着いた佇まいに大物の気配を感じます。

血統にハマるきっかけになったハービンジャー直系を諦めた今年。
その血を引く影の名牝達に夢を託します。

血を追うとはこういうことだ、そんな活躍を夢見ています。

10位指名 ザマッケムブレットの22(牡)

父:ドゥラメンテ

およそ一名にぶっ刺さった今年の宝くじ枠その1。

これは完全に血統のみで選んだ馬、現状情報はほとんどありません。

果たして競馬場で姿を見ることが出来るのか。
そして走る馬なのか。

何もかもが謎ではあるんですが、それでもここに1枠使ってみるだけの価値はある血統構成。

ドゥラメンテと相性の良いデインヒルを3*4で持つ繁殖。
加えてGone West, Sharpen Up, ヌレイエフとニアリーなFairy King持ち。

血統的魅力は今年のドゥラメンテ産駒の中では一番だと思ったのでここで指名しました。

期間内にレースが観ることが出来るかの勝負かもしれません。



11位指名 アルテリテの22(牝)

父:キタサンブラック

本当はダンスウィズキトゥンの22をここで獲るつもりだったんですけどそれよりも前の巡目で持っていかれた関係で同じ中距離型のキタサン牝馬を指名。

測尺的にはそこそこの評価で育成サイドのコメント通り良化はゆっくりだと思います。
馬体的には緩さはあれど形の良さは1歳から2歳にかけて変わらず目立ちます。
血統的にはSSのクロスが無い点こそ気にはなるものの母系の底にグルームダンサ―がおりリファール3本という構成。
キタサン牝馬でまだ大活躍と呼べるほどの馬は出ていないものの母系にリファールを持っているのはキタサン的には良いポイントだと思うので血統的にも一応及第点かなと思います。

この馬を指名する時間帯くらいになるとかなり頭も回っていなかったですしリストの中に有力と思っていた牝馬が残っていなかったので頑張って引っ張りだしてきた感じになりました。

ただ案外こういうのが走ったりしないかなとちょっと期待しています。


12位指名 ハイタッチクイーンの22(牡)

父:キズナ

本当は12位でザマッケムブレットを行く予定だったのですがなんとなく繰り上げて指名した関係で12位どうしようかなとなった結果、宝くじをもう一つ当てに行く決断をしました。

言わずもがなキズナ×キングヘイローの組み合わせ。
情報こそありませんが今年のキズナ×キングヘイローはこの馬しか居なかったので12位としては文句のない血統力を持っていると思います。

母のハイタッチクイーンはいろんな種牡馬と交配されながら毎年ある程度の質の馬を輩出している良繁殖。

ヤングマンパワーで勝ち上がれるならキズナなら凄い馬が出るんじゃないかと思いましたし、非根幹巧者のヴィクトワールピサと付けてアサマノイタズラが出たならキズナでもそういった面白い馬が出るんじゃないかと個人的には思っています。

この馬も出てきたら儲けものみたいな感じではありますが、出てきたらかなり楽しみな馬です。

まとめ

なんだかんだ今年も結構走るかどうかわからないみたいな馬を多く指名しちゃったな~みたいな気持ちもありつつ、面白い馬、質の良い馬も指名出来てるんじゃないかなとも思っています。

指名が始まるまでは
「今年は牝馬8牡馬4くらいの思い切った指名するぞ~」って思ってたのが
蓋を開けてみたら牡馬8牝馬4と比率が真逆に。これがドラフトの恐ろしさ。

昨年はG1に参加することも出来ない年だったので今年はまずそこの参加権を得るところからという気持ちだったりします。

無事に走ってくれればそれなりの結果が付いてくるんじゃないかなという期待を持って今年も一年POGを見守っていきたいと思っています。

余談ですが今年も予想記事みたいなものは書くつもりで、レースはマイル~中距離の芝レースに絞って書くつもりです。短距離ダートはわからん()

それでは。


POG岡士郎「来年ここに来てください、本物のダービー馬ってやつを見せてあげますよ」

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