2020-2021 養命酒POG本指名

こんばんは。ミスター長嶋です。

今年のPOGで指名した馬と指名した理由まで色々書いていこうと思います。

自分自身が見返した時にも参考になるので記録的な感じで。

POGのルールとしては9人で12頭指名、1位は抽選、2位以降はウェーバー方式での指名です。
加えて同一種牡馬の産駒は3頭まで、新種牡馬からは2頭以上の指名がルールです。

ちなみにかなり長いです、暇な時にちまちま読んでみてください←

指名馬一覧

スクリーンショット (5)

こんな感じになりました。

1位指名 シンハライトの2018

この馬が産まれた時からすでに指名する時が来たらドラ1で指名することを決めていました。(いわゆる宗教上の理由)
指名の際には競合しましたがくじ運で引くことが出来ました。
あれで実質今年のPOGは終わったと思いました←

父は今年の新種牡馬の目玉の一頭であるモーリス。
現役時代からずっと応援していた一頭なのでとても期待しています。
母はオークス馬シンハライト。
養命酒POG初参加の年にドラ1で指名したのがシンハライトでした。
現役時代はとても切れる末脚と並外れた根性が武器の素晴らしい馬でした。

配合については

父モーリス=サドラー由来の重めの馬体のイメージ
→母父ディープで軽めに+SSの4×3、Haloの5×4×5の多重クロスで前向きさが出るかなということに加えて優秀なシンハリーズの牝系なので期待しています。(サドラーの4×5の影響がどこまで出るかは不安材料ではあります)

如何せん新種牡馬なので走ってみないとわからない部分ではありますが、
早期デビュー予定+評判もかなり良いみたいなので期待しています。

2位指名 クロウキャニオンの2018

繁殖牝馬界のボジョレーヌーヴォーことクロウキャニオン。

毎年前評判に関しては期待感があります。(特に牡馬。)

今年にしても

「10年ぶりの当たり年」
「過去10年で最高と言われた10年を上回る出来栄えで2008年以来の出来」
「タフな15年とはまた違い、本来の軽さを備え、これぞ『ザ・クロウキャニオン』」


というニュアンスの噂が流れています(???)

ほぼ毎年の勢いで指名しているのですが、流石に近年は爆発力は落ちている印象。この指名は意地です。

それでも今年のクロウキャニオンは一味違うぜ!というのも

・金子オーナー友道厩舎の黄金ライン(マカヒキ、ワグネリアン等)
・兄弟に比べてデビュー予定が早い!(7月デビュー予定)
・新馬戦は武豊予定(金子の勝負服に武豊だけでご飯三杯は行ける)

という理由です。

おそらくこの配合で挑める最後のPOGになるので、願わくばダービーに出走。そして悲願のダービー制覇を今年こそ期待したい所です。

3位指名 ドナウブルーの2018

3位で再びモーリスを指名しました。
この順で指名した理由としては指名の流れ的に有力なモーリス産駒がかなり指名されていたのでこの順でないと取れなかったというのと、この馬に関しては新馬戦の開幕週にデビューすることが決定していたので、そういった面も指名理由になりました。

配合的には、シンハライトの2018と似た理由になります。

ただドナウブルー自身にはHaloのクロスが無いのでシンハライトとは少し違うかなと思っています。
それでもこの馬にとってモーリスの重厚感はプラスに働くと思っています。
姉のドナウデルタは父がロードカナロアだったのですが、
カナロア+母父ディープの結果やや非力感が強くなってしまったので、モーリスに替わることによってパワー的な面は補われるかと思います。

願わくばパワーと瞬発力のバランスの取れた馬になってくれればと期待してます。

4位指名 パンデリングの2018

4位で行く馬では無いと思いながらも、その時の指名の流れ的にエピカメ牝馬がどんどん取られそうな予感がしたので早めに指名しました。
(本来は8位辺りの予定でした。)

この馬の指名理由としてはとにかく配合が良いという点に尽きます。

今年大活躍した2冠牝馬のデアリングタクトがその最たる例で、

父エピファ+母父キンカメ+母母父SS

という血統構成でこの春のクラシックを制圧したのは記憶に新しい所。

そしてもう一つこの配合で大切なことが

性別です。

父エピファ母父キンカメに絞って今年の3歳馬を調べてみると

(デビューしていない馬を除く)
牡馬:5頭中1頭勝ち上がり
牝馬:7頭中6頭勝ち上がり

牝馬の方が今年の成績からすると明らかに走っているのがわかります。

細かいエピカメ論はまた別の記事にまとめようと思うので今回は割愛します。

POG的不安要素としては個人馬主で情報が少ない所でしょうか。
ただ配合的には間違いなく走ってくると思うので期待しています。

5位指名 ドリームオブジェニーの18

ファンディーナの全弟です。
正直指名するかはかなり悩んでいましたが、リストアップしてたディープ産駒の中で当たれば大きそうというのと、比較的順調に育成が進んでいるという理由で指名しました。

この子も指名した段階では兄弟よりも早めに出てこれるかも?的な情報があったので指名に至ったのですが、最近の情報で肺からの鼻出血ということで早々に戦線離脱してしまいました・・。

デビューするとしても年末か年明け頃になりそうなので、中々POG的には苦しいかもしれません。

それでも姉のように勝ち上がればクラシックに間に合う可能性もあると思うので、一先ずはしっかり治してもらいたいです。

6位指名 レッドカチューシャの18

僕自身毎年選んでいるハービンジャーから今年も指名しました。
細かいハービンジャー論はまた別の記事でいつか書きたいなとも思っています。(長くなるので)

配合的にはハッピーアワーと似た血統構成になります。

ハービンジャー×母父ディープインパクト+StormCat

個人的にはこれもハービンジャーの成功例になって欲しい配合パターンです。

母父ディープインパクトで軽さを出して、
ハービンジャーの緩さをStormCatで締めるイメージになります。

ハッピーアワーもそうでしたが距離適性は短めに出ると思っていて、胴が詰まったような感じの体つきの馬になると思います。
また牝馬なのでより瞬発力も出てくるとなお良いと思っています。

去年は指名すれど活躍馬が残念ながら出なかったハービンジャー産駒。
今年も正直出来としては?な部分はありますが、出来ればこの馬に牝馬の短い路線を荒らして欲しいと思っています。

7位指名 オリエントチャームの2018

6位指名に続いて7位指名にもハービンジャー産駒。

ペルシアンナイトの全弟で、すてにハービンジャーの成功パターンを体現している配合です。

ハービンジャー×SS+ヌレイエフ

ヌレイエフは割と手前にあると良い感じな気がしてます。

同じ成功例ハービンジャー産駒としてディアドラの全妹も居たのですが、あえてこちらを選びました。

理由としてはペルシアンナイトと同じG1レーシング所有で兄と同じく池江厩舎に所属になったことで、この馬への期待感があるなと感じました。

それに加えて馬体を観た時にペルシアンナイトと同じく良い意味でハービンジャー産駒らしくない馬体をしていて、バランスが良さそうなので兄同様に走ってくれるのではないかと期待しています。

8位指名 ホームフロムオズの18

ディープインパクト産駒の中で配合的にはハマれば面白そうだと思い指名しました。

母のホームフロムオズはTapitの全妹で
父はA.P.Indy系のPulpit
母方にはUnbridledが入っている血統。

ディープ×母方に米国の爆速血統二本

という配合になっています。
今年の2冠馬コントレイルもこういったディープに米国の速い血統をひたすら詰め込んでおり、血統的下地は充分にあると考えています。

ディープにA.P.Indyはやや瞬発力を欠くような馬が出ることが多い気もしますが(グランアレグリアは例外)

母方のUnbridledでそこを補ってくれたらなぁ~という気持ちです。

馬名はエイシンイレブンと決まっていて、厩舎が決まっていないのは不安ではありますが、無事ターフに出てきてくれれば良い走りを見せてくれるのではないかと期待しています。

すでにレアリサンドの離脱が決まっているので、出来ればこの馬がディープ産駒の台風の目になってくれると嬉しいなぁと思っています。

9位指名 スーヴェニアギフトの2018

夏の函館セクションに参戦したら面白いと思っている馬です。
(通称:養命酒ダービー)

父はミッキーアイルでディープ後継の中でも少し違ったタイプの種牡馬で、母方にデインヒル+ヌレイエフと持続力を強調するような血統です。

なので産駒もヌレイエフのクロスを持つような馬の場合は
ミッキーアイル同様に前で粘り強く残すような馬が出るのではないかと思っています。

そして母馬のスーヴェニアギフト。

昨年実は指名した繁殖なのですが、未出走のままPOG期間を終えてしまいました(号泣

これまでの産駒には
シュプリームギフト、ロワアブソリュー、
デアレガーロ、ベステゲシェンクと短距離~マイルに強い馬が出ています。

本馬はヌレイエフを持っており、ミッキーアイルとヌレイエフの4×4のクロスが出来上がっています。

この馬も6月2週目の東京芝1400でデビューする予定があるようなので、
早めに新馬勝ちを決めて函館2歳Sを掻っ攫って行ってもらいたいと思っています。

そして先々はNHKマイルCまで短距離路線を邁進することを期待しています。

10位指名 ロスヴァイセの18

毎年何かしらクラシックに良い馬を送り込んでくる
ロベルトのホームランバッターことスクリーンヒーローの産駒。

今年の産駒の活躍を見てPOGでも指名してみたいと思いました。

ロベルトらしく牡馬にやはり活躍馬は多い印象です。
例)モーリス、ゴールドアクター、グァンチャーレ、ジェネラーレウーノ等

今年は珍しくウインマリリンという牝馬でクラシック戦線を沸かせただけに型に嵌められない種牡馬だなぁと改めて思いましたが、やはり、牡馬を選びました。

配合的には
父がロベルト系、そして母父にもロベルト系と、重々しい感じの配合になっています。

ロベルトの4×4というクロスがやはり重くなるかもしれませんが同時に
SSの3×4のクロスも持っているため、気性的前向きさで前に行ってタフに粘るようなそんな馬をイメージしています。

なので夏の札幌2歳Sのようなレースが一番合ってそうに思うのですが、上手く行けば同じ母父のフライライクバードのようにキレもある馬になったりしないかな・・?と淡い期待も持っています。

やや頓挫がありながらも夏にデビュー出来そうな感じだったのですが、先日トレセン入厩前に熱発を起こして天栄に待機しているみたいです。

夏に間に合うかはわかりませんが、馬体の張りや艶も動画で見る限りとても良い馬なので先々まで期待してじっくり見守りたいと思っています。
(出来れば夏に間に合って欲しいなぁ・・)

11位指名 ディルガの2018

ここで指名しましたキズナ産駒。

キズナ産駒をもっと指名したいなとも思っていたのですが、如何せん入りきらずこの順位に。

結構博打的な要素も強い指名だと自分でも思っています。

今年指名するにあたって考えていたのが

ノースヒルズのキズナ産駒

という点です。

今年の3歳世代におけるノースヒルズのキズナ産駒は
ビアンフェ、アブレイズ、キメラヴェリテといった重賞ウィナーが
3頭も出ています。

なのでノースヒルズから選ぶのが良いのかなと思いこの馬を指名しました。

全兄のマブルークは未勝利と冴えない成績で、
この馬はどうか?という所ですが、馬名がドリームアゲインということで
これは気合が入ってるのでは!?という根拠のない自信で決めました。

一応理由としては牝馬に出れば芝向きになるのではないかと思っています。
母父CurlinというかSmartStrikeが主張すればダート馬になる可能性が相当高いですが、、、ここは博打です。

案の定ダート馬に出るのか、それとも母系の底に眠るUnbridledが芝向きな適正を今度こそ引き出してくれるのか・・

走ってみないとわからないですが、ダート馬だったらダート馬で馬券に活かす方向にしようと思います(???)

12位 コスモアクセスの18

そして最後の指名で選んだのはハーツクライの産駒。

ハーツクライは中々選ぶのが難しくてこれまで敬遠していたのですが、
今年はサリオス、クラヴァシュドールなど早くから走る活躍馬が多く出ていたので、そろそろ目を向ける必要があるかと思っていました。

いくつか候補は居たのですが、
悩んだ末このコスモアクセスの18を指名しました。

ハーツ産駒を選ぶにあたって何を最優先にしたかというと
やはりデビューが早いかどうかを考えました。

そして当馬に関しては、順調に調教も進んでおり、評判も良く
早くからデビュー出来そうだったのが指名の決定打になりました。

配合としてはまだ未知数ではある母父ロージズインメイ。

そこを辿るとタイキシャトルの父であるDevil's Bagに行きつきます。

ハーツクライ+米国型=早くから活躍。

こんなイメージで指名しました。
本来はUnbridled's songのような配合がベターだとは思うのですが、
今回はちょっと興味深かったのでこの馬を指名しました。
無理やりタイキシャトルだと置き換えると
ハーツクライ+母父タイキシャトル=ワンアンドオンリー
のようなイメージです(正直かなり無理やりかもしれないとは思ってる)
ただロージズインメイが強く出るとスピードという面では期待出来ないかもしれないですが、その時は東京D2100mで頑張ってもらいます(白目

さらにこれもかなり無茶苦茶なのですが母系にダンチヒが入るのも
ハーツクライにとってはプラスに働くので、如何にもなダンチヒ系
とは全く違いますが母系のグラスワンダーにも期待してます。

ただ本馬の母はロージズインメイにグラスワンダーという重そうな配合にも関わらず、1200mで4勝を挙げています。
内訳の条件はタフな函館で2勝、前残りの新潟、そして中山で1勝ずつ上げています。

なので京都や東京のような高速決着の開催では厳しいかもしれませんが、
案外夏の函館、小倉、札幌であったり、小回りの中山、福島で渋く稼いでくれるのではないかという目論見がこの指名にはあります。

ヘイロー系やダンチヒ系が前に出ればかなり前目でしぶとい競馬をすると思っています。

そしてもう一つ、まだサンプルが少ないのであんまり強く書けることではないですが、

手塚厩舎×ウイン

このコンビも絶品だったりします。(サンプルは2頭)
まさに今年のオークスで2着したウインマリリンがこのコンビで、
もう一頭のウインヴォラーレも渋く1000万下で賞金を稼いでいます。

そして今年このコンビの馬はこのコスモアクセスの18しか居ません。

近年活躍馬を多く輩出している手塚厩舎にただ一頭送り込まれた
ウインの期待馬。それだけでも充分走りそうな気がしています。

ここまで調整も順調でもう入厩出来ているようなので
夏の札幌辺りでのデビューが期待出来るのではないかと思っています。
個人的には鞍上は松岡騎手で中山の芙蓉ステークス辺りを勝ち上がって
暮れの朝日杯で穴を開けるようなそんな馬になって欲しいなと思ってます。

総括

毎年この養命酒POGでは良い所まで行ったり、G1馬を出したりしているのですが未だに優勝がないのでそろそろ優勝したい所です。
今年の指名にはかなり満足していて、どの路線でも勝負出来る馬を選べたと
指名を終わった今は思ってます。
今までの経験則と、ここ1年くらいの血統の勉強が合わさって良い結果になれば良いなぁと。

これからまた1年間じっくりと競馬を楽しんでいこうと思います。

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