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2021-2022 養命酒POG本指名

こんにちは、こんばんは。
どうもミスター長嶋です。

今年も身内でPOGを行ったので、その指名馬と指名した理由を色々と書いていこうと思います。

指名した高揚感を保ったまま勢いで書いていきたいと思います。

養命酒POGルール
・一人12頭
・一巡目は同時指名で重複したら抽選、二巡目以降はウェーバー→逆ウェーバーの繰り返し(プロ野球のドラフトと同じ方式)
・同一種牡馬は三頭まで
・新種牡馬を必ず二頭入れること

今年は参加者11名で行われました。総勢132頭。

わいわいがやがや出来てとても楽しかったです。
指名候補を獲られて悲鳴を上げることが年々増えたような気がします←

また、今年は来年からディープ産駒がほとんどいなくなることも加味して
独自に新理論、歩き理論(略してアルキロ)を導入することにしました。

つまるところ馬の歩きを見て全体の雰囲気、柔らかさ、可動域等を確認して
馬の能力を測ろうという試みです。

この理論の目標は目指せ金子真人!なんですが、自信は無いです(゜-゜)

今年はこの観点に重きを置いて指名していきました。

それでは今年の指名馬について書いていきます。

(色々余談も長いので今年も長文になっています。)

指名馬一覧

POG2021-2022 氏名馬

1位指名 コンドコマンドの19(牡)

コマンドライン

はい、いきなり今年のディープ産駒最大の目玉です。

この1位指名に当たって4人競合の末抽選で獲得することが出来ました。
去年のセブンサミットに続いて二年連続でくじは引けて運が良いなぁと思います。

問題は去年は競合の末獲得したドラ1が走らなかったので今年は走って欲しいなぁと切に願ってます・・

僕が特に語る必要もないくらい今年のPOGのディープ産駒の中で筆頭と言える一頭だと思います。

父ディープインパクト 母父Tiz Wonderful

ディープインパクト×米国の速い血脈

典型的な走るディープ産駒の血統表だと思います。
全兄のアルジャンナもクラシック候補の一頭でした。

この馬の最大の特徴としては500kgを超える大きな馬体を持った
ディープ産駒であるということが挙げられます。
この馬の場合はシアトルスルーの影響が強く出ているのかなと個人的には
考えていて、如何にもパワー型のディープ産駒という感じがします。

なので後ろからスパっと切れる脚を使うというよりかは、アメリカンなパワーでスピードを持続させる先行押し切り型の馬だと考えています。

また、実馬の歩様を見た感想としては、500kg超えの牡馬とは思えない程
柔らかい歩様で、前後の可動域もしっかり取れて素軽さを感じました。

今年、主要クラブ(サンデーR、キャロットC、シルクHC、社台TC)の
ディープ産駒の歩様は全て確認したのですが

間違いなくこの馬が一番と言って良いと思います。

牡馬の大きなディープ産駒を、牝馬の管理に長けている国枝厩舎でどう育てていくのかというのは一つ懸念材料ではありますが、素質そのものは
師も言う通り素晴らしいものを持っていると思います。

デビューは開幕週の6/5(土)の東京芝1600mで鞍上にルメール騎手が決まっています。

先々が楽しみになる走りを期待したいです。

簡単なことではないですが、願わくば来年のダービーで勝っている姿を
観たいなぁと思っています。

2位指名 タミーザトルピードの19(牡)

ダノンフォーナイン

さっきのが最大の目玉と言ったな・・あれは嘘だ

うわぁぁーーーーーーーーっ!!!

嘘じゃないです、コンドコマンドの19は最大の目玉です(訂正

しかし、もしコンドコマンドの抽選に負けていたらこっちをドラ1で行くつもりでした。

父ディープインパクト 母父More Than Ready

この配合の大きな特徴としては

SS、サザンヘイロー経由のHaloクロス持ち

という点だと思います。

SS経由のHaloにRobertoであったり、別の所からHaloをクロスするというのは良い馬がよく出ている印象があります。

実際このクロスを持っているディープ産駒の中で有名なのはサトノダイヤモンドで、あの馬の場合はさらにDevil's Bag経由のHaloクロスも持っている見返すと凄い配合をしている馬です。

この馬も馬のイメージとしてはコマンドラインと同じく米国の前向きな気性が出る先行型のディープ産駒になると思います。

オーナーはダノックス、生産は千代田牧場なのですが育成はノーザンF早来で行われたとのことなので実質ノーザン馬。

そしてデビュー戦の日程も決まっており、
昨年ダノンザキッドが勝った阪神の芝1800mで鞍上に川田騎手ということで

ダノンのエース格の雰囲気が凄く漂っている気がするんですよね・・

先行型のディープ産駒に川田騎手というのはとても手が合うと思うので、
このコンビで新馬勝ち、さらにその先も期待しています。

ただ一つ懸念があるとすればセレクトセールに出てきた時に、前脚の繋ぎが極端に立っていたのでもしそのままであれば怪我のリスクはある馬だと思います。

出来れば無事に、コマンドラインと一緒にダービーの舞台に立っていることを期待しています。

3位指名 ツルマルワンピースの19(牝)

今年、逆襲に注目していた種牡馬が二頭居ました。

そのうちの一頭がロードカナロアで繁殖の質が戻り気味で何かしら活躍馬が出るだろうと思っていました。

そしてもう一頭・・それが

ハービンジャー

そう、ハービンジャーです。

長年大好きなハービンジャー産駒を追いかけ続けて来た訳ですが、
今年はハービンジャーリバイバルフェスティバルな年です。
まずハービンジャー産駒の産駒数の変遷を見てもらいたいと思います。
現4歳世代 64頭
現3歳世代 101頭
そして今年、なんと131頭

二年前から倍近く産駒頭数が増えています。
ただこれは増えたのではなく厳密に言うと戻ったというのが正しいかもしれません。

現5歳世代の頭数は136頭なのでその時くらい馬産地でのハービンジャー産駒の評価が戻ったと考えて良いと思います

その理由というのも明確にあって、今年の産駒は2018年に種付けされて2019年に産まれている訳なので2017年のハービンジャー産駒にその理由が隠されている訳です。

この年のハービンジャー産駒といえば
ディアドラ、ペルシアンナイト、モズカッチャン

そう、ハービンジャー産駒がついに日本でG1馬を輩出した年でした。
ここでこの三頭の活躍が無ければこのリバイバルのチャンスも無かったかもしれません。

ちなみにノーザンF生産馬の数も
17年産 11頭
18年産 21頭
19年産 26頭
実はじんわり増えています。ちなみにディアドラが出た14年の時も26頭だったのでこれはノーザンFにはすでに再評価されていると考えて良いと思います。

そんなリバイバルの年に僕が期待して選んだのは
ブラストワンピースの全妹にあたるサンドレスでした。

アルキロ的にこの馬はシルクで一番良い歩きをしている馬だと思います。

良い意味で馬体にハービンジャー感がそれほど見えず、
歩様はとても柔らかく、ハービンジャー産駒らしからぬ素軽い脚運びをする馬です。
肩の可動域もしっかり取れていて、歩きとしては本当に理想的な馬だと思っています。

ハービンジャー産駒なのにそれを感じさせない軽さがあるというのは日本で走るハービンジャー産駒の特徴の一つだと思っています。(ただし、ブラストワンピースは別)
配合に関しては上が走っているので問題が無く
牝馬に変わって全兄とは違った個性を持っている馬だと思うのでどういう走りをしてくれるかとても楽しみです。

デビューは秋頃かなぁとか思っていたのですが、まさかまさかの6月の東京でデビューが決まっているのでそこで勝てればベストですが、ある程度格好をつけてくれると良いなぁと思っています。

目標はオークス制覇で、兄の届かなかったクラシックのタイトルを獲って欲しいなと思っています。

4位指名 ザズーの19(牝)

今年も来ました、金子×友道の黄金タッグ

去年はヨーホーレイクで最後まで楽しませてもらったので、今年も何かこのラインを一頭指名したいなと思い、この馬を選びました。

父ハーツクライ 母父Tapit ということで

母方にシアトルスルー持ちのハーツクライ産駒

これが狙いの一つです。ハーツクライ産駒は仕上がりが遅い傾向がやはりあるので早熟性のあるシアトルスルーでクラシックに間に合わせるという寸法です。

セリ価格が約7000万というのも相馬眼のある金子オーナーの走りそうな馬のラインのように感じます。

実馬は立ち写真しか見れていないのですが、パーツパーツに悪い部分は無いように思えるので、後は走ってどうかだと思います。

また、この上が4頭ディープを付けていて一番走ったのがアルーシャということで、もう一つ弾け切らなかった感じがしています。

やや非力さが目立つ兄弟でもあって、ここでハーツクライに変わったのは
充分爆発する理由になり得るのではないかと考えています。

まだデビュー想定などは不明ですが、このコンビですし、あまり心配せずに気長に待ちたいと思います。

5位指名 シンハリーズの19(牝)

スリーパーダ

馬名 スリーパーダ

最初見た時にこんな絵面が浮かびました(゜-゜)

ですが本当は全然違ってむしろ面白かったです。

スリーパーダ=アダムスピーク

スリランカにある山の名前らしくスリーパーダ、別名アダムスピーク
など俗に言うエベレスト、チョモランマみたいな感じです。

アダムスピークというのはこの馬の兄弟にあたる馬で2歳時にはゴールドシップに勝利するなどとても才能のある馬でした。

そんな兄弟と同義語の当馬なのですが、父はミッキーアイル。

この配合の面白い所は
ついにあの名牝シンハリーズにディープの後継種牡馬を種付けしたという点だと思います。

一族で言うとポロンナルワがディープブリランテと種付けしたことがありましたが、シンハリーズ御大にディープ後継の種というのは初なのでとても楽しみです。

馬体はシンハリーズ牝系らしく410kg台とのことで、この牝系ということもあって特に気にしていません。

シンハリーズの配合としては大事なGlorious Song経由のHaloの4*4、そしてヌレサドのニアリークロスを持ちます。

またミッキーアイルという種牡馬も今年また活躍馬を出すと思っていて、
去年のノーザンF生産馬の中からはメイケイエールを輩出しているので
今年もノーザンFの中に走るミッキーアイル産駒が居ると考えていて、
僕の中ではこの馬かなと思い指名しました。

アルキロ的にはトモは流石に小さめでデインヒルの影響か硬さも感じるの
ですが全体的な歩きは悪くないと思うのでこの一族らしく良い走りをしてくれるんじゃないかと期待しています。

小柄ということもあって一応短距離での活躍を期待しているのですが、
マイルくらいまで走れると春の楽しみもあるのでそれくらい成長してくれればなぁと思っています。

何気に養命酒POG一年目のシンハライト以来のシンハリーズ指名なので
姉くらいというと荷が重いですけど、良い走りを見せてくれたらなぁと
思っています。

6位指名 ジュモーの19(牡)

ハービンジャー夏部門札幌部署所属。

明確に夏の札幌に強そうなハービンジャー産駒を指名しました。

全兄のプロフェットは札幌2歳Sで2着
半兄のクラージュゲリエは札幌2歳Sで3着と
兄弟柄そういうローテを狙っていくと思います。

血統面では兄弟が重賞を勝っているようにハービンジャーとの相性は良く、
母系の方に居るフェアリードールの影響が大きいと考えています。

良い牝系ということはもちろんやはりハービンジャーにとって相性の良い
ヌレイエフの血を持っているということもプラスです。

アルキロ的には前の出の硬さは少し気になるものの
後ろの出は良く、推進力もあって全体的にはバランスの良い歩様に見えました。
また兄弟のクラージュゲリエの募集当時の歩きと見比べても遜色なく、むしろこっちの方が良いくらいかなと思ったので、充分活躍が期待できる一頭だと思っています。

7位指名 ワナダンスの19(牝)

ワナダンス

現状ここまで名実共に罠ダンスになっているワナダンスなのですが

今年は大物の可能性を感じます。

新種牡馬枠であるキタサンブラックを父に持つ当馬。

今まではDMMの方で募集されていた馬だったのですが
今年はキャロットでの募集に。

血統的にはサザンヘイロー経由のHaloクロス持ち、Lyphardの5*5
そしてミスプロの4*5を持ちます。

血統に関しては如何せんまだまだ未熟なので、繁殖の持つミスプロクロスがどこまで影響するかわからないのですが、元々骨太で硬いタイプが出そうなイメージのあるブラックタイド後継のキタサンブラックにミスプロでしなやかさを出すというのは良い配合なのかなと思っています。

また、募集動画を見たのですが、それがとても印象に残っていて
アルキロ的には中距離体型。
手先のスナップはかなりのもので、肩の出はとても良く、推進力があって
全体で見ても迫力のある良い歩きをしている馬でした。

まだ馬体に少し緩さは感じるのでもしかしたら仕上がりが遅くなるタイプかもしれないですが、間違いなく良い馬だと思っています。

この馬を見て今年の新種牡馬の中では
キタサンブラックが実は一番走るのかなと思いました。

如何せん新種牡馬なので走ってみると案外という可能性はもちろんありますが、各クラブの馬の出来を見た時に新種牡馬の中ではキタサンの仔が一番良く見せる馬が多かったです。

もちろん兄弟は走っていないので、大外れになる可能性も秘めていますが、
大ホームランを打てる可能性もある馬だと思っています。

ゲート試験は合格したらしいので小倉の中距離辺りでデビューして、じっくりオークスに向けて賞金を獲得して欲しいなと思っています。

8位指名 レネットグルーヴの19(牡)

この馬も大外れか大当たりかみたいな指名です。

中位なのもあって当たれば大きそうな馬を指名したいなと思い
この順位で指名しました。

ハービンジャーで牡馬クラシックを勝てる可能性があるとすれば
それ相応の母系で当たりを待つことだと考えました。

この馬の母系はキンカメにサンデーサイレンス、そしてエアグルーヴ牝系
というまさにクラシックを走るためのような血統を持っています。

ハービンジャーでこのタイプはこれまでも居たのですがいずれもあまり芳しくない結果でした。

ですが昨年、母方にアドマイヤグルーヴを持つボーデンが未勝利戦で圧勝しスプリングSで3着する活躍を見せました。

それを見た時にやっぱりこういう爆発力のある血筋を母方に持ってくるくらいしないとクラシックでは通用しないのかもしれないと改めて思いました。

そして今年、構成としてはほぼ同じと言っていい配合でこの馬を見つけました。
懸念はアドマイヤグルーヴではなくイントゥザグルーヴになっている所で
失敗例だったグルーヴィクイーンの仔と同じ血統構成になっている点ですが
そこには目を瞑ることにしました(致命的かもしれないけど

まあこの馬が走らなかったらアドマイヤグルーヴ経由つまりアドマイヤセプターみたいな能力型で無いと厳しいんだなぁという結論を出すことにします(´Д⊂ヽ

ただ、願望だけで指名した訳ではなく
募集動画がこの馬を指名する決め手になりました。

アルキロ的に確かにまだ緩さは感じるのですが、全体的には可動域も広く、歩き全体の推進力であったり、柔らかさも感じる良い歩様で、体のバランスも良い意味でハービンジャーっぽくなくて、とても走る馬の造りに見えました。

また全兄弟のスピッツェンバーグ、半兄のゾディアックサインと歩様を見比べても、断然この馬の方が良いと言い切れるくらいに僕には良く思えました。

まだ若い厩舎でどう扱うかというのは気になる点ですが、もしデビュー戦で良い走りを見せるようなら、充分クラシック戦線に乗ってこれるそれだけのスケールを感じる馬なので、この予感が現実になることを願って応援したいと思います。

9位指名 マリブウィンの19(牡)

ダービーは最も”ウン”のある馬が勝つ―――

道営の総帥馬。セリで4000万の馬を門別に持って行った辺り最後まで総帥らしいなぁと思います。

上に書いたのは古くからある格言ですが、この格言からダービーを獲りたい総帥がシンプルに名前を思いついたのかなと勝手に思っています。

すでに門別競馬で能力試験を合格しており、6月10日にはデビューするとのことです。
能験での走りを見ても、本来は芝向きなのは明らかだと思います。
それでも能検では50秒を切ってきましたし、しっかり最後まで走り切れていたので好印象を持ちました。

父はキタサンブラックでこの馬も母方にミスプロのクロスを持ちます。

令和のコスモバルクになれるか、あまりにも先代は偉大ですが充分可能性は
ある馬だと思っています。(奥さんの名義ですし)

この馬もまず目標は札幌2歳Sに出てくることだとは思いますし
そこで勝ち負け出来るだけのポテンシャルはある馬のように感じます。
ゆくゆくは亡き総帥の夢のダービー制覇、そしてイギリスへ――

なんてなったらロマンがあるなぁと思っています。

10位指名 ウッドシップの19(牝)

今年で3年目のゴールドシップ産駒。
現役時代の破天荒ぶりは語るまでもありませんが
ステゴ後継種牡馬としても独自の方向性を見せるとても面白い種牡馬です。

個人的なステゴ後継の分類みたいなのがざっくりとあって
・代表的例
ドリームジャーニー=道悪、小回り特化型
オルフェーヴル=芝中距離、スピード型、母系米国型でダート馬にも。

そんな中でゴールドシップはどうかというと
ゴールドシップ=道悪、パワー特化型。洋芝巧者。ダートは× 牝馬◎

ドリジャ、オルフェとはまた全然違う方向性のステゴ後継種牡馬だと
思っています。

特に面白いのが牝馬での活躍馬が目立つという点だと思います。

何故面白いかというとこれは
父ステイゴールドとは真逆の性質だからです。

父ステイゴールドは牡馬で大ホームランを打つ種牡馬で
牝馬は父譲りの気性の悪さも災いするのかG1を複数勝つような馬は誕生しませんでした。

それに対してゴールドシップ産駒の牝馬はというと
ユーバーレーベン(オークス)
ウインキートス(目黒記念)
ウインマイティー(オークス3着)
と繁殖の質を考えるとクラシックウイナーを輩出する等中々の成績を残しています。

逆に牡馬ではパワーに偏り過ぎた産駒が多く、ディープ産駒の特徴でもある
スピードや切れが要求される近年のクラシックとは真逆の適性を引き出しており、また、パワフルさが目立つ馬体が故にダートを使われることも多く、血統的には砂を走れる下地が無いため、馬格の割に走れないことが圧倒的に多いです。

ではなぜ牝馬の活躍馬が目立つのかというと、それは牝馬という性別が持つ元々の性質がゴールドシップ産駒の欠点を解消しているからだと思います。

簡単に言うと、牡馬はパワー+堅さ、牝馬は切れ+柔らかさを補う性質があり、ゴールドシップ産駒は元々パワーはありすぎるくらいなので牝馬に出てそのバランスが丁度良い塩梅に落ち着くのだと思います。

加えてここ2年連続でオークスで馬券内に来ているのは決して偶然では無いと思っています。

オークスというレース自体があの時期の3歳牝馬にとっては過酷な条件で、桜花賞組からすれば800mの距離延長、大半の馬にとっては未知の距離になる条件です。

今年だとオークスまで無敗で駒を進めてきたソダシがオークスでは折り合いに苦労したり包まれるなどして惨敗したり、実力のある馬でも血統の下地が無いとやはり厳しい条件なんだなぁと再確認しました。
(ソダシは流石に来るんだろうなぁと思っていました←)

そんな中ゴールドシップ産駒が2年連続で馬券内に来ているのはもちろん馬の実力はありますが、距離延長にも対応出来るタフさや牝馬離れしたパワー
というものがこの時期の3歳牝馬の中でアドバンテージになっていると考えています。

前置きが長くなりましたが、そんな中今年指名したのが当馬になります。
去年ウインザナドゥという馬を指名して長く楽しめたので今年もウインから
今度はゴールドシップ産駒を狙って指名したいなと思っていました。

母のウッドシップは4年連続でゴールドシップを種付けしており、上の2頭は共に牡馬で、両方共ダートで勝ち上がっています。
ただ上のクラスに行くと現状苦戦が続いている感じで、牝馬に出れば面白いなぁと思っていました。

そんな中ついに産まれた牝馬の当馬。
育成サイドからも今年の牝馬の中でトップレベルというコメントが出る等
評判は上々で、期待感があります。

血統としてはBMSで牝馬の活躍が目立つクロフネを母父に持ち、血統的にも良い構成だと思います。

歩きに関してはYoutubeの方で一度見ることが出来たのですが、歩様の軽さであったり可動域も問題なさそうでゴールドシップ産駒の長所であり欠点でもある重さみたいなものは感じなかったので、この馬は充分芝レースで走れると思っています。

名前もウインメイフラワーということで、船にちなんだ良い名前になりました(個人的にかなり好きです。)

今年もゴールドシップ産駒がオークスの舞台で躍動する、それがこの馬であることを期待しています。

11位指名 シーイズトウショウの19(牝)

夏の短距離要員が欲しいなぁと思い色々悩んでいたのですが

最終的には歩きも観ていた当馬に決めました。

父キンシャサノキセキ 母シーイズトウショウ 母父サクラバクシンオー

この字面だけで使うのは間違いなく短距離だとわかる血統構成。

シーイズトウショウはもう高齢の繁殖牝馬なのですが、意外にもキンシャサとの仔はこれが初めてなんですよね。

16年産のブレイブメジャーからシルクで募集するようになったこの一族なのですが、まずまず良い成績を残しています。

そんな中当馬についてですが歩きは良かったと思います。

歩きのバランスや、バネというものは良い物を持っていましたし、まだ馬体に緩さは感じるものの、歩様全体の雰囲気は走る馬のものがありました。

母親が高齢であることと、体重が思ったより増えていないかなという印象はあるのですが、両親の現役時代のことを思うと期待したくなります。

デビュー戦も6月の札幌を予定しており、上手く行けば函館2歳Sもあるのかなと思っているので、願わくばデビュー勝ちして速攻系で成績を残して欲しいなと思っています。

12位指名 ロスヴァイセの19(牡)

最後の指名は昨年のPOGでも指名したロスヴァイセの仔にしました。

半兄のロイバルトは良い馬だったと思うのですが、残念ながら競走馬になることが出来ませんでした。

指名の理由としては一番は昨年のリベンジという気持ちが強いです。
一度良いと思った繁殖牝馬の仔なのでもう一年は行ってみようと思い決断しました。

加えて、兄と同じ手塚厩舎で預かってもらえることになり、手塚先生も
「デビュー出来なかった兄の分も走らせたい」というコメントを残しているので手塚先生の中でも昨年の兄は印象に残っているのかなと思いました。

今年は父がリオンディーズに変わったことも面白いポイントだと思いました。

一年目は繁殖の質の関係もあり兄のエピファネイア程の成績は流石に残せませんでしたが、兄とは違い父キンカメらしくダートでの活躍馬も出る等流石シーザリオ牝系の種牡馬だなぁという優秀さは見せてくれました。

配合については、母父にシンボリクリスエスを持ち、母系の底には優秀なソニンクの牝系が流れています。

シンボリクリスエスとシーザリオの相性はエピファネイアで証明済みですし、嵌れば大きな活躍をしてくれるのではないかと思っています。

母のロスヴァイセの現役時代の成績を考えると砂に出る可能性というのも充分ありますが、基本は芝で考えてみたいです。

また馬名もヴァーンフリートという名前になり、兄のロイバルトと同じく
リヒャルト・ワーグナー関連の名前になりました。

キャロットのシーザリオ系なのでやはりこういう名前が付くと
期待感は高まりますね。

また歩きに関しても水準レベルで上と同じくらいの評価はして良いと思います。

デビューも6/13の東京芝1800mで鞍上川田騎手を予定しており
今年は兄の分もまずデビューするということは叶いそうです。

自分にとっては12位指名というのは結構験のいい順位なので、今年こそは
無事に。POGの戦力として大きな活躍をしてくれることを願っています。

まとめ

今年のPOGに挑むにあたって、これまでとやり方をかなり変えました。

その理由としてはやはり昨年の失敗が大きくて、周りもG1を勝つような馬を引いていたのでこのまま同じことを繰り返していてもあまり進歩は無いかなと思ったので、今年からは歩き理論(アルキロ)を導入しました。

指名に関してはコマンドラインも引くことが出来ましたし、獲りたい馬も被らなかったので何も不満は無いです。

後は導入した歩き理論の成果次第・・というところですね、でも新しい理論を試すっていうのはとてもわくわくします。

今年一年またとても楽しみな時間が始まりますね。本当に。
POGの参加者も増えて指名の時には悲喜こもごも色々楽しかったです。
ありがとうございます。

昨年は結局ブービーだったので全然だめでしたが
今年こそは悲願の優勝を狙いたいですね。

それではみなさん今年も一年間よろしくお願いします。

ここまで読んでくださった方には読み物として楽しんでもらえたなら幸いです。

それでは。


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