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【歩き理論】8/14,8/15新馬戦振り返り【アルキロ】

こんにちは、ミスター長嶋です。

土日の新馬戦をまとめて振り返りたいと思います。

歩き理論(アルキロ)はどうだったのかというのがメインですが一応レースの振り返りも思う所があればしようと思っています。

改めて、アルキロの評価は4段階で
◎:最高、文句の付け所なし。(重賞~クラシック級)
〇:水準レベル、普通に良い。(1勝~OP級)
△:悪くはないが気になるポイントあり。(未勝利~1勝級)
×:個人的には好きではない馬かな・・(未勝利級)

評価の目安としては一応〇より上は新馬勝ちが狙えるくらい良い感じだと思って貰えればいいと思います。

ざっくりこんな感じです。

それでは始めます。

アルキロ印結果まとめ

8/14(土)札幌5R  芝1500m
リンクスルーファス 5着 アルキロ△ 調教B

8/14(土)新潟5R  芝1600m(外)
シュガービート   10着  アルキロ△
スノーグレース   15着  アルキロ◎ 調教B
フロウィングダンス 6着 アルキロ〇

8/15(日)小倉5R  芝1800m
アレマーナ     7着 アルキロ×

新馬戦勝ち上がり率(トータル)
◎ 1/6  16.7%
〇 8/36  22.2%
△ 6/34  17.6%
× 1/12  8.3%
新馬戦3着内率(トータル)
◎ 3/6  50.0%
〇 14/36 38.9%
△ 16/34 47.1%
× 4/12  33.3%

アルキロ馬雑感

8/14(土)札幌5R  芝1500m

終始緩む所の無い消耗戦で勝ったモンゴリアンキングは
父がKingman母系にSadler's Wellsを持っており
持久力勝負の適性はあった血統。
切れ勝負になるとやや分の悪さがあるかもしれないですが
タフなラップのレースでは今後も台頭してくる馬だと思います。

・リンクスルーファス 5着 アルキロ△ 調教B
調教は動いていたのですが、芝への適性と持久力勝負に対して
他の馬よりも劣ったという印象です。
やはり本質はダートの馬だと思うので次走以降砂替わりした時に
この馬の本当の走りが見られると思います。

8/14(土)新潟5R  芝1600m(外)

雨が降ったのと開催が進んだことによる馬場の悪化の影響が出ていたように思います。
開催前半は前残りが顕著でしたが、内が荒れて次第に外差しが決まり始めた
感じがします。
この傾向は来週続くと思うので意識しておきたい所。
勝ったミントはエピファネイア×ルーラーシップという配合で
長い直線競馬に適性のあるエピファネイアと雨馬場巧者のルーラーシップを
併せ持っていたことから、この条件は向いていたと思います。
勝ち方も良かったですし、今後も上のクラスで新潟のみならず
中京や東京コースの雨馬場で台頭出来る馬だと思います。

・シュガービート   10着  アルキロ△
雨馬場で先行出来ればという旨の内容を戦前の記事に書いてはいたのですが
やや地力が足りなかったように思います。
3着のヒメゴゼンが同じような位置取り、進路で残したことを踏まえても
厳しい結果だったように思います。
どの条件が合うかももう一つ見えてこない感じなので未勝利戦を使いながら
適性条件を探っていくことになると思います。

・スノーグレース   15着  アルキロ◎ 調教B
調教映像に見えた状態落ち、そして雨馬場。
恐れていた懸念がものの見事に現実になった結果でした。
あまり細かく書きたくは無いのですが、正直人災だなと思うような点も
騎手、厩舎から感じる部分があったので改めて競馬における人の大切さを
感じる結果だったように思います。

あれだけの調教の動きが出来る馬がこれだけ負けるというのは雨でのめったとはいえ流石に負けすぎだと思いますし、正直不可解です。
立て直すには厩舎力が問われると思いますが、あまり過度な期待は
禁物かもしれません。

・フロウィングダンス 6着 アルキロ〇
この馬の力は出した内容だったと思います。
ハナを切って馬場の良くない最内で粘り込んだ内容。
開催替わりの前残り馬場での未勝利戦なんかはねらい目だと思いますし
未勝利戦を勝ち上がることが出来るだけの地力はあると思います。
次走も注目しておきたい一頭です。

8/15(日)小倉5R  芝1800m

前日の雨を考えると思った以上に回復が早かった小倉の馬場。
ただそれでも水分はやはり残っていたと思うので走れる馬と走れない馬が
出た印象。
勝ったドグマは極端にこの馬場が合っていたのか豪快な差し切り。
父が雨の天皇賞秋を制したキタサンブラックで
母父がロベルト系のブライアンズタイムだったことからも走れる下地は
持っていたように思います。

・アレマーナ     7着 アルキロ×
血統的にはこなせそうに思ったのですが、実際の走りを見ると
相当馬場に苦しんでいたように思います。
今回の走りがこの馬の実力という訳ではないと思いますし
次走良馬場での競馬を見てみないことには中々判断が難しいです。
人気を極端に落とすようならあえて狙ってみても良いと思いますし
逆に人気するようなら怪しんでみるのも手かと思います。

おまけ

8/14(日)札幌1R  芝1800m 2歳未勝利

・レッドラディエンス 1着 アルキロ◎
連闘でコスモス賞にも登録があったレッドラディエンスですが
結果的には未勝利戦に出走。
道中鞍上のルメールが動かそうとしても動かなかったように
まだ幼さが目立つ発展途上の馬です。
ただそれでも力でねじ伏せたように能力はやはり高い馬だと思いますし
騎手のコメントにもあったように秋が楽しみな一頭だと思います。


8/15(日)札幌1R  芝1200m 2歳未勝利

・フリートオブフット 1着 アルキロ◎
新馬戦では2歳レコードを出したポメランチェの3着。
また、2着だったナムラリコリスが函館2歳Sを制したように
あの時期ではレベルの高い新馬戦でした。
勝ち時計そのものは前走の走破時計よりも0.3遅かったですが
走っている動きには前走よりもシャープさがあるように思いました。
メンバーレベルももちろんあると思いますが一度使った上積みがしっかり
感じられた内容だったと思います。
持っているスピード能力に対してまだ馬体がついてきていないようなので、
馬体の成長を促しながら慎重に育てていけばいずれ大きな舞台も見えて来るのではないかと期待しています。
道中の行きっぷりを見ていると距離はむしろもう少し長い方が
良さそうに思いますし、上手く行けば年末の阪神を狙えるんじゃないかと
妄想しています(´ー`)

最後にもう一つ振り返っておこうと思います。

8/14(日)札幌10R  コスモス賞 芝1800m 

・ウン 4着
POG指名馬であるウンがついに中央に参戦しました。
前走の門別での大敗から芝に変わってどんな競馬を見せてくれるか
期待半分不安半分という心境でした。
戦前から間違いなく芝の方が良い馬だとは思っていたのですが
まだ馬体に未完成な部分が多いのと、まだ折り合いのついたレースが
一度も無かったことが不安要素でした。

結果としては6頭中の4着と個人的にはまずまずの内容でした。
戦前丹内騎手はハナに立てればという旨のコメントをしていたのですが
内枠だったことと流石に中央勢のテンは速かったこともあって
3番手からの競馬。

かなり行きたがる素振りを見せていましたが、
丹内騎手がなんとか抑えて控える競馬を教えようとしていました。

これまで常にフルスロットルで走るような競馬しか知らない馬ということもあり、勉強という意味でこのレースは必ず今後に活きてくると思います。
逃げる戦術を取るにしても息を入れることを覚えないといけないので
今回のレースでの経験はこの馬にとって必要なことだったと思います。

流石に切れる脚を使うようなタイプではないのもあって終盤は垂れたような走りになりましたが、内々の狭い所で苦しい立ち回りをしていたことを
考えると上出来な4着だったと思います。

今回の内容に色々不満を持つ人も居たみたいですが
個人的には現状としては合格点と言っていい内容だったと思いますし、
やはり素質はある馬だと思いました。

次走がどこになるかはわかりませんが、今後は芝のレースを使っていくと
思いますし中央への転厩というのも割と早めになるのではないかと
思っています。

個人的には盛岡の芝を使ってみるのも良いかなと思いますし
使いながら馬体の成長を促すことが出来れば一番だと思います。

今後も引き続き注目して追いかけていきたい一頭です。


まとめ

戦前の記事で調教からオススメに挙げていた
ホウオウプレミアとサンディブリッジが共に勝ち上がったのは
純粋に嬉しかったです。

ただ馬券的にはあまり美味しくなかったと思うので
いつかそういう馬を見つけられると良いなとも思っています。

指名馬ではフリートオブフットが勝ち上がり
ウンもコスモス賞で4着とまずまずの結果。

8月の時点で地方のウンまで含めると昨年の勝ち上がり頭数に並んだ
というのは嬉しかったです。

昨年は2歳時に勝ち上がることが出来たのが2頭だったのでそれを考えると
今年は昨年よりも順調と言えると思います。

今後さらなる活躍を期待したいです。


それでは。

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