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【歩き理論】6/6新馬戦振り返り【アルキロ】

こんにちは、ミスター長嶋です。

日曜日の新馬戦の振り返りをしていきたいと思います。

歩き理論(アルキロ)はどうだったのかというのがメインですが一応レースの振り返りも思う所があればしようと思っています。

改めて、アルキロの評価は4段階で
◎:最高、文句の付け所なし。(重賞~クラシック級)
〇:水準レベル、普通に良い。(OP~重賞級)
△:悪くはないが気になるポイントあり。(未勝利~1勝級)
×:個人的には好きではない馬かな・・(未勝利級)

ざっくりこんな感じです。
評価の目安としては一応〇より上は新馬勝ちが狙えるくらい良い感じだと思って貰えればいいと思います。(知らんけど)

それでは始めます。

6/6(日)中京5R 芝1400m

結果
1着 ブレスレスリー
2着 スタニングローズ アルキロ△
3着 マイネルレノン

10着  レッドバロッサ  アルキロ△
35.0-35.9(+0.9)前傾ラップ 前残り馬場

レースの振り返りとしては、前傾ラップながら、前が残ったという結果。
上がりも掛かっていることからタフさが要求される持久力勝負の競馬だったと考える。
1着のブレスレスリーは新種牡馬アメリカンペイトリオット産駒で
ゴドルフィンの所有馬。
やはりゴドルフィン牝系の馬はタフな競馬にとにかく強いのでおあつらえ向きな展開になったと思います。
パドックの歩きを見ても、可動域もしっかり取れていて良い歩きをしていました。
瞬発力勝負になると分が悪そうなタイプですが、上でも条件が合えば通用する馬だと思います。

2着にアルキロ△を付けたスタニングローズ。
馬体は良血らしく品があり歩きは募集時と同じでやや硬いかなという印象。
それでも結果的には2着な訳ですからキンカメはこの歩きで問題ないということなのかなと思いました。(ラストクロップだけど)
人気を考えると2着は。。と思うかもしれませんが、1戦目はあまり動かないキンカメなのでこの2着は上出来だと思います。
馬体も良い馬でしたし、未勝利は普通に勝ち上がってくるのではないでしょうか。

3着のマイネルレノンは返し馬で放馬するなど難しさを見せながら3着。
血統は新馬戦向き、なおかつ調教もとてもよく動いていたので1戦目から動けた印象。
それだけに放馬の影響がどれくらいあったのか・・惜しいですね。
この馬も次走充分勝ち上がりが狙えるだけのものはあると思います。



6/6(日)東京5R 芝1600m(牝馬限定戦)

結果
1着 クレイドル   アルキロ△
2着 レディナビゲーター
3着 リアグラシア  アルキロ×

11着  フルティージャ アルキロ△
36.0-35.0(-1.0) 後傾ラップ

POG本などでの評判馬が多かった一戦。
アルキロ評価は低めにつけた馬が多かったのですが、流石に対抗出来るような馬が他にあまり居なかった印象。

1着はアルキロ△を付けたクレイドル。
個人的にはこの条件で牝馬のクロフネの血統としてのアドバンテージが活きたという印象。
後傾ラップを前目から上がり34.3の脚を使って押し切る競馬でした。
馬場がやや緩かった中で最後まで走り切ったのは評価出来ると思います。
ただ展開の助けは他の有力馬に比べてかなりあったと思うので、力が抜けていたという訳では無いと思います。
半兄のステラヴェローチェと比べると流石に劣るかなという印象で
上のクラスで勝ち切るにはまだ成長が必要かなというのが僕の感想です。
馬体の印象としてはやっぱりマイルくらいが良さそうで伸びると良くはない感じがします。

2着はPOG本でも評判だったレディナビゲーター
調教映像やパドックを見た印象でも、まだ緩いかなという感じで
これで走れるなら先が楽しみだなと思っていました。
レースでは後ろがしっかりしていない分かスタートで立ち遅れてしまい後方の位置取りに。
それでも最後の直線では、じっくりエンジンが掛かってくる感じで
ルメールのGOサインに良い反応を見せました。
最終的にはクビ差届かず2着でしたが、
この展開の中上がり33.9の脚を使って追い込んできたレースぶりには
大物の雰囲気を感じました。

萩原厩舎らしい素質馬で体質さえ問題なく成長させていくことが出来れば
間違いなく大きい所で観ることが出来る馬だと思いました。

勝った馬以上にこの馬のことが印象に残るレースで、次走が楽しみです。

3着にはアルキロで×を付けたリアグラシア。
スタニングローズと同様この歩きで走るのがキンカメなんですね・・
勉強になりました(´Д⊂ヽ
実はこのレースで一番濃い経験をしたのはこの馬かもしれません。
スタートは怪しかったもののそれなりのポジションに付けて
道中は馬群の中に入れて我慢させていました。
最後の直線では本来走らせたかった進路に勝ち馬のクレイドルが居て
中々苦労した感じが見えました。
前のクレイドルと外のレディナビゲーターに挟まれながらも
最後までファイトして追い込んできましたからこの内容は評価できると思います。

また11着だったフルティージャですが
調教の段階から気の難しさみたいなものはかなり目に付いた感じで
レースでは大きく出遅れ、道中追い上げたものの最後の直線では騎手は
追うのを辞めていたので、無理をさせなかったというか何かしら問題が
あったんだと思います

レース全体の総括としては
1着のクレイドルの評価がなかなか難しいのですが
このレースの2,3着は未勝利勝ちは確実なレベルで、
上でも面白いかもしれません。
特にレディナビゲーターは無事なら大きい所が狙えると思います。

サトノレイナス、サリオス、グランアレグリアと輩出している
安田記念デーの新馬戦から今年も活躍馬が出そうですね。

6/6(日)東京6R 芝1400m

結果
1着 ビーオンザマーチ
2着 サトノストロング
3着 マニカルニカ  アルキロ△

5着 ティーガーデン アルキロ〇
35.7-34.8(-0.9) 後傾ラップ

このレースは難解なレースでしたね(白目
1~3着が全て父Roberto系という本当に特殊なレースだったと思います。
Roberto系が上位に固まって来たということはかなりタフなレースだったのではないかと推察しています。

改めてレースを見ると、前の馬には厳しい競馬だった感じがします。
ラップを見ても緩くなる箇所が無かったために、息切れを起こしたのかなと。(この辺はあんまり詳しくないです、有識者求む。)

1着のビーオンザマーチはモーリス産駒。
母系にNijinskyそしてRobertoも併せ持っていたので血統的には相当タフなタイプだったと思います。
抜け出してから内にかなりヨレていたのですが、最後まで足取りはしっかりしていました。
見た目以上にしんどいレースを最後まで走り切ることが出来ていたので
上でも同じようなタフな条件ならば充分勝利を狙える馬だと思います。

2着のサトノストロングはストロングリターン産駒。
関係があるかはわかりませんがモーリスと同じく堀先生が育てた馬の産駒で
ストロングリターン自身もビーオンザマーチと同じくRobertoとNijinskyを
併せ持つ馬だったので血統の傾向としては似ていたんだと思います。
癖はありますが、追い込みの脚は中々のものがあるので、未勝利では
上位争いを今後もしてくる馬だと思います。
ただ、この組の上位全体に言えることですが、パンパンの良馬場のような
どちらかというとスピードが問われるような競馬になった時に案外な走りになる可能性はあるかと思います。

3着のマニカルニカはエピファネイア産駒。
エピファネイア産駒は重~不良くらいまで悪くなると成績が落ちるのですが、この日のような少しタフな感じの良馬場なら他の種牡馬よりもかなり
アドバンテージがある種牡馬だと思っています。
多重クロスの馬で母系にRoberto、Sadler's Wellsを持つだけにこのレースで走れる要素を持っていた馬だったと思います。

この多重クロスの影響か気性は相当きつい感じでパドックや返し馬でもそういった様子が見られました。
レースの内容としては父親を知っている福永騎手が上手く競馬を教えたレースだったと思います。
スタートはやや立ち遅れ。
馬がやや行きたい素振りを見せるも道中は馬群の後ろで
よく我慢させていました。
直線に入ってからは気持ち良く走らせることを優先し外へ。
そこからは上がり最速33.9の脚を使って最終的には3着でゴールしました。

この内容は先に繋がる内容だったと思います。
下手に折り合いを無視した走りを覚えてしまう可能性があったと思うので、
それをしっかり我慢させて、直線で持っているポテンシャルを引き出した
福永騎手の騎乗は新馬戦という意味では100点の騎乗だったと思います。
血統的にも本来は1600mの方が良い競馬が出来そうなタイプだけに
今日の我慢を覚えさせる競馬はそういったこれからのレース選択の可能性を
広げる、そんな騎乗だったと思います。

馬体としてはやや1400m向きかなと思う面はあるものの、1600mでも持ちそうなくらいには成長していました。
一番気にしていたのは馬体重だったのですが、472kgとしっかり大きく出ていました。(母シャクンタラーは相当大柄だったのでそのお陰?)

今後もレースで難しさは出すとは思いますが、上手く勝ち上がって行くことが出来れば上のクラスでも展開一つで台頭してくるような、それくらいのポテンシャルは感じました。

ただやっぱり難しいタイプなので意外と未勝利で躓く可能性もあるとは思います、色んな点を含めて面白い馬です。

そしてアルキロ〇だったティーガーデンは5着( ;∀;)
ドゥラメンテの新馬戦は難しいなぁと昨日のラクスバラディーを見ても
思いましたが、今日もやはり厳しかったようです。
レースのポイントだったのは最後の直線で、行きたい進路に勝ち馬が居て
全くスムーズに追い出せなかったですし、不利も大きかったです。
結果は残念でしたが、それでも5着に来れているのは実力だと思いますし
次走はスムーズな競馬で巻き返せる馬だと思います。

アルキロ印結果まとめ

・6/6(日)中京5R 芝1400m
スタニングローズ △ 2着
レッドバロッサ  △ 10着
・6/6(日)東京5R 芝1600m(牝馬限定戦)
クレイドル    △ 1着
フルティージャ  △ 11着
リアグラシア   ×  3着
・6/6(日)東京6R 芝1400m
ティーガーデン  〇 5着
マニカルニカ   △ 3着

まとめ

初めてのアルキロを活用した新馬戦でしたが見ていて例年以上に
とても面白かったです。

何かしら自分の中で「この馬はこういう馬じゃないか」という仮定を持って
レースを予想して見るので、なんというか競馬を見始めた頃のような新鮮な感じがして、この理論をやって良かったなと思っています。

残念ながら予想はあまり上手く行かなかったのですがまだ1週目なので悲観せずに今後も楽しみに予想していきたいと思います。

色々拙い文章だとは思いますが、またこんな感じで書いて行こうと思います。

それでは。

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