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【背腹理論】6/11,6/12新馬戦見解【せばら三四郎】

こんにちは、こんばんは。
せばら三四郎です。

昨年は歩き理論、略してアルキロと題した記事を新馬戦の始まる6月~2月くらいまで投稿していました。

今年も身内のPOGに参加するにあたって新しい理論、背腹理論を導入してみました。

背腹理論とはその名の通り競走馬の背と腹の形からその馬の能力であったり個性を見抜くことが出来るのではないかという理論です。

今年も昨年のアルキロ同様基本的にはシルクR、サンデーR、キャロットFの馬を取り上げる予定です。

また他にも気になる馬や注目馬がいれば取り上げようと思っています。

昨年のアルキロ同様、素人の個人的な見解なので参考程度にというか
参考にしなくていいです←

読み物くらいの感覚で触って貰えればありがたいかなと思っています。

背腹理論の評価はS~Eの6段階で
S:G1級(世代トップレベル)
A:OP勝ち~重賞級
B:1勝勝ち~OP上位級
C:1勝クラス好走級
D:未勝利脱出級
E:未勝利級

あくまで目安ではありますがこんな感じで分けています。
基本的には1歳時の写真を見ての評価です。
2歳時の写真を確認出来た馬については2歳になってどう変わったのか触れていきたいと思っています。
ざっくりですがB評価以上は期待馬という認識で良いです。

今年は今週のイチオシという形で一頭だけ馬券で買ってみたい馬を取り上げてみます。

ただ馬券は自己責任なので、、その点はお願いしますm(__)m

背腹評価一覧

6月11日(土) 東京5R 芝1400m
コンエネルジア   背腹S

6月11日(土) 中京5R 芝1600m
セレスティアリティ 背腹A
マラキナイア    背腹D

6月11日(土) 函館5R 芝1000m
イティネラートル  背腹D

6月12日(日) 東京5R 芝1800m
グランサバナ    背腹E

6月12日(日) 中京5R 芝1200m
プロトポロス    背腹D

6月12日(日) 函館5R 芝1200m
クリダーム     背腹B

6月11日(土) 東京5R 芝1400m

・コンエネルジア(牡)
血統:父Frankel 母父Tiz Wonderful
厩舎:手塚厩舎
馬主:サンデーR
生産:ノーザンF
背腹評価:S(G1級)

〇血統
サンデーR、ノーザンF生産のフランケル産駒ということで過去にはグレナディアガーズ、ミスエルテ等頭数こそ少ないですが、全て勝ち上がっている優秀な背景があります。
血統的にもフランケル×米国のスピード血統というのは相性が良く、走る下地が充分にある血統と言えます。

〇馬体
背腹評価はS。

POGドラフトの時も指名するか相当悩んだ一頭でした。
如何にもスプリンターという重厚な馬体で、特に前脚の付け根の辺りの筋肉には目を見張るものがありました。
背中もしっかりしており、ラインも良く全体で見た馬の造りも決まっていました。

最高評価を付けたのですが少し気になる部分もあって、お尻の形自体はとても良いのですが、トモの筋肉がはっきりと浮き出てはいないように見えたことが一つと、同じフランケル産駒のグレナディアガーズと比較するとかなり違う形をしていて果たしてフランケル的にこれが走る形なのかという点では少し疑問はあります。

〇調教
指名を回避した理由の最大の要因は調教映像でした。
馬体のイメージ的には促せばガツンと伸びて来るような、そんなイメージを持っていたのですが、5月時点の調教映像を見るとやや物足りない感じがありました。
もう一つギアが上がらないワンペースな感じの走りに見えたので決め手には欠けるタイプなのかもしれません。
当週追いの内容としてはギアはもう一つ上がらない感じでしたが、身体は使えていて前進気勢も以前よりは感じるので新馬戦からある程度の目途は立つ仕上げに見えました。

〇見解
本当に造りはとても好きな馬で、かなりの評価をしていたのですが実際の動きがもう一つイメージと合わなくて指名を回避しました。
ただあくまで調教の映像であって実戦ではないので、実戦に行けばもっと良くなる可能性はあると思います。
それでも新馬戦の調教としては充分勝負になる動きだと思うので、前目でしぶとく粘り込む競馬が出来れば勝つチャンスもあるように思います。


6月11日(土) 中京5R 芝1600m

・セレスティアリティ(牝)
血統:父バゴ 母父クロフネ
厩舎:西村厩舎
馬主:サンデーR
生産:ノーザンF
背腹評価:A(OP勝ち~重賞級)

〇血統
泣く子も黙るノーザンFのバゴ産駒。
バゴ×クロフネ×SSというクロノジェネシスと7/8同血で血統面からは何も不満もない素晴らしい血統と言える一頭だと思います。

〇背腹
背腹評価はA。
背はしっかりとしていて、背腹のラインはとても良いです。
ただ気になる点は二つあって、一つはトモのサイズ感で全体で見ると少し物足りなく感じました。
もう一つは左後肢の繋ぎで、全体的に繋ぎは短い造りをしている馬なのですが左後肢の繋ぎは少し細く見えるので怪我のリスクはやや高いように思いました。

〇調教
当馬も指名候補で高い評価をしていたのですが、調教内容がどうも良く思えなかったので指名からは外しました。
坂路での動きからは体幹がまだしっかりしていないような印象を受けたのとコースでも走りにまだ緩さというかスパっと来るような感じがなかったので良い評価は出来なかったです。

〇見解
評判馬ですしおそらく人気すると思うのですが調教の動きからするとかなり怪しい感じはします。
背腹評価は良い評価をしただけに複雑な心境ですが・・レースに行って変わってくるかどうか。
ただ他の面子もそこまで良い動きをしている馬がいないので血統力で案外勝負になるかもしれません。


・マラキナイア(牝)
血統:父ジャスタウェイ 母父キングカメハメハ
厩舎:吉岡厩舎
馬主:社台RH
生産:社台F
背腹評価:D(未勝利脱出級)

〇血統
(カウアイレーンは)レベルの高い合格点を
超える産駒オールウェイズ出してくれる

ということでステイフーリッシュを筆頭に毎年勝ち上がる馬をコンスタントに輩出しているカウアイレーンの仔。
父SS系との相性は良く、当馬はハーツ後継のジャスタ産駒。

〇馬体
背腹評価はD。
先週新馬戦を走ったエルダーサインと似ている造りで、あちらもハーツ血統。
もしかしたらハーツはこういう形を出しやすいのかなという気もしてきました。(勉強不足
ただ当馬はやや小柄で先の細い印象。
お腹のラインは良いのですが、背はやや長すぎるように思います。
またトモのサイズも小柄な分小さいように思いました。
しかし兄弟の馬体を見て見ると皆、腰のトップが後ろの造りでこれは母遺伝なのかもしれません。そう考えると他の兄弟同様走れて良いのかなとは思います。

〇調教
明確に良いと言える訳ではないものの、新馬戦のメンバーの中なら上位だと思います。
坂路を駆けあがる動きはセレスティアリティよりもしっかりしているように見えたので後はコースでどうか。

〇見解
血統的には新馬戦から行けますし、小柄なことを思うと仕上がりも早そうです。
なんだかんだ上位争い出来るような下地は持っている馬だと思います。

6月11日(土) 函館5R 芝1000m

・イティネラートル(牝)
血統:父キズナ 母父High Chaparral
厩舎:長谷川厩舎
馬主:社台RH
生産:社台F
背腹評価:D(未勝利脱出級)

〇血統
キズナ×High Chaparralは何気に初めての組み合わせ。
考え方的にはキズナ×タフな欧州血統なので非主流的な競馬(例.阪神芝2200m)に適性があるような血統なのかなと思います。
今回は函館で、欧州血統を持っているのはプラスだと思います。
また母母方にもダンチヒ持ちなのでその点も良いと思います。

〇馬体
背腹評価はD。
背腹のライン自体は良い感じですが、やや背が弱そうな印象は受けます。
また、トモは馬体通り小さめですが筋肉の質は良いように思うのでその点には好感が持てます。
全体的に見てバランスは取れているように見えますがやはり非力な感じは否めないかなと思います。

〇調教
首はあまり使えていないものの小気味の良い走りで気性的にも初戦向きな感じはします。
ただ隣の馬を気にするような素振りも見えるので、あまり集中力のあるタイプではないかもしれません。

〇見解
中々混戦模様のレースではありますが、初戦から行けるタイプだと思うのでその点はアドバンテージになりそうです。
不安な点もありますが上位争い出来てもおかしくない一頭だと思います。


6月12日(日) 東京5R 芝1800m

・グランサバナ(牡)
血統:父ドレフォン 母父:ジャングルポケット
厩舎:田村厩舎
馬主:キャロットF
生産:ノーザンF
背腹評価:E(未勝利級)

〇血統
名繁殖アドマイヤサンデーの牝系を汲む血統。
ドレフォン×ジャンポケでどんな馬になるのかイメージは掴みにくいがそこまで切れる脚を使うような馬にはならないのかなとは思っています。

〇馬体
背腹評価はE。
背が長すぎることと前の造りに余裕がないので、走らせると切れの無いワンペースな走りになりがちな体型に個人的には見えました。
見映え自体はする体型なのですが、個人的には地雷寄りの造りだと思っているのでE評価にしています。

〇調教
身体の造り通りトビの大きいフォームで迫力はありました。
ただまだ首はあまり上手く使えていないのと少し気性的に危うい部分も見え隠れしていたので実戦に行って包まれたりすると脆い部分があるかもしれません。

〇見解
背腹的には怪しいかなと個人的には思っています。
ただ鞍上がレーンなので・・ワンペースっぽい馬でも動かしてくるのかもしれません。
馬券的には人気するようなら思い切って切ってみたいと思っています。


6月12日(日) 中京5R 芝1200m

・プロトポロス(牡)
血統:父War Front 母父サンデーブレイク
厩舎:西村厩舎
馬主:キャロットF
生産:ノーザンF
背腹評価:D(未勝利脱出級)

〇血統
父はダンチヒ系の種牡馬War Frontで母はBCジュベナイルターフ勝ちの実績があるキャヴァルドレ。
非主流な血統なので、案外阪神の1400m辺りで一番良さが出そうに思いますが中京も結構タフなコースなので、合っていると思います。

〇馬体
背腹評価はD。
全体的にガチっとした造りが目に付く一頭なのですが、バランス的に背が気持ち長めに見えるのと、腹と背のラインが平行であまり切れが無さそうに思ったのでD評価にしています。
血統的にも切れは無いタイプだと思うので前でしぶとく粘るような競馬が合っているタイプのように思います。

〇調教
坂路の動きという意味ではまずまず良い動きだったように思います。
ただ隣の馬を気にする素振りが見られるのでレースに行った時の集中力には不安があります。
ただ如何にも前で粘り込むパワー型の雰囲気を感じる走りで自分の形に持ち込めれば強そうな印象はありました。

〇見解
背腹評価は低めにしたのですが、この条件、面子を加味すると流石に能力上位のように思います。
前目に付けられさえすれば、馬券内は堅いかなというのが個人的な見解です。


6月12日(日) 函館5R 芝1200m

・クリダーム(牡)
血統:父ハーツクライ 母父サクラバクシンオー
厩舎:須貝厩舎
馬主:インゼルレーシング
生産:杵臼牧場
背腹評価:B(1勝勝ち~OP上位級)

指名馬なので紹介します。

〇血統
母母のマザートウショウは函館3歳Sを制すなど若くから短距離戦線で活躍した一頭。
余談ですが、ハーツ×バクシンオーという組み合わせは29頭と多くないのですが以前スマートモノリスという馬を指名していたので個人的には何気に馴染みのある血統だったりします。

〇馬体
背腹評価はB。
正直指名前にガッツリ見ていた馬ではないので評価がぶれてる気がしないでもないのですが()
腹袋はどっしりとしていて好感が持てましたし、トモもしっかりしている印象。また背腹の長さも良いように見えました。
ただ募集時の画像を見ると背中は少し弱そうに見えたので、どの程度成長しているかが活躍出来るかどうかの鍵になりそうです。

〇調教
1週前の調教までは坂路、コース共に良い動きをしているように見えました。
そして当週追いなのですが、感想としては思った程は良くなかったというのが正直な所です。
気性的に難しい面があるという噂は聞いていたのですが、口向きが悪いというよりは隣の馬を気にする面が出ていたのと抜け出した時に少しふわっとするような所もあって実戦に行った時にあれ?と思うような所があるかもしれません。

〇見解
指名馬なので勝って欲しい気持ちが強いですが、まだまだ課題も多い馬かなというのが正直な所です。
それでも動きの質そのものは良いと思いますし、武豊騎手に上手くエスコートして貰えれば勝ち上がるチャンスはあると思っています。


その他の調教から気になる馬

〇6月11日(土) 東京5R 芝1400m

・フィンガークリック
直線だけというような調教内容に見えましたが、その直線の走りがとても良かったです。
仕掛ければしっかり脚の回転数が上がる感じでとても良い伸びでした。
調教だけなら勝ち負けを意識して良い一頭だと思います。

・エクソソーム
調教内容に少し半信半疑ではあるものの、最終追いの仕掛けられてからの動きは中々良かったように思います。
実戦であの動きが出来れば上位に来れても良いように思いました。


〇6月11日(土) 中京5R 芝1600m

・ラブコ
コース、坂路共に及第点の動き。
勝ち負けとは言いにくいものの、初戦から行ける馬だとは思います。

・レゾルシオン
まだ緩さも感じますが坂路の動きはまずまず。
父がエピファネイアであることを加味すればこれでやれても。


〇6月11日(土) 函館5R 芝1000m

・ワイアウ
調教の動きはしっかりしている部類で良質なスピードを持っている印象。
小柄なものの、背腹のバランス、何よりトモの造りは小柄な割にしっかりしていて好感が持てます。
初戦からやれる馬だと思います。

余談ですがこのレースはワイアウ、イティネラートルが少し良いかなという印象で、紐は荒れてもおかしくないように思います。
穴は血統からはクリノゴッホ、もう一頭挙げるならカマラードマリーでしょうか。


〇6月12日(日) 東京5R 芝1800m

・ダノンザタイガー
今年のPOGで話題の一頭。
当週追いの内容は良かったと思います。
終いに軽く促すとしっかり反応して伸びていましたし、ハーツクライ産駒らしい大きな走りでした。
首の使い方は身体を考えるとまずまずで、スパっと切れるというよりは長く良い脚を使えるタイプだと思いますが、東京コースは合っていると思います。
新馬戦なら勝ち負け出来ても良い内容だと思います。

・チュウワモーニング
坂路の動きはまずまず、コースでの動きにはまだ緩さを感じるものの、並ばれてからの動きは中々。
ダノンザタイガーと比較すると流石に見劣りはしますが、それなりにやれても良い一頭だと思います。

・オンザブロッサム
坂路での3頭併せの動きは悪くないように思いました。
気性的にも前向きそうですし、初戦なら狙ってみても面白いかもしれません。


〇6月12日(日) 中京5R 芝1200m

・ウメムスビ
坂路の動きには迫力がありました。
終いの感じを見るとやや詰めは甘くなりそうに思いますが、初戦と考えればあれだけ動けてれば合格点だと思います。

・レイズザリミッツ
芝コースでの動きはまずまず。
初戦から行けそうな仕上がりに見えました。


〇6月12日(日) 函館5R 芝1200m

・エリカキルシェ
調教内容に関して言えばクリダームより良く見えました。
走りに集中力を感じますし、体幹もある程度しっかりしていてよく動けていました。
内容的には勝ち負けを意識して良い馬だと思います。

クリダームとエリカキルシェが抜けてる印象で3番手は混戦の予感。
2頭から流しても面白そうに思います。


今週のイチオシ

フィンガークリック

今週は背腹からイチオシにしたい馬がですね・・どうも見つからなくて調教から選びました。

東京の芝1400mの鬼のルメール騎手が鞍上なのは心強いですし、調教の動きには賭けてみたくなるものがありました。

先週はメリオルヴィータをオススメにして馬券外に終わってしまったので今週はなんとか馬券内を期待したい所です。

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