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【背腹理論】7/30,7/31新馬戦見解【せばら三四郎】

こんにちは、こんばんは。
せばら三四郎です。

昨年は歩き理論、略してアルキロと題した記事を新馬戦の始まる6月~2月くらいまで投稿していました。

今年も身内のPOGに参加するにあたって新しい理論、背腹理論を導入してみました。

背腹理論とはその名の通り競走馬の背と腹の形からその馬の能力であったり個性を見抜くことが出来るのではないかという理論です。

今年も昨年のアルキロ同様基本的にはシルクR、サンデーR、キャロットFの馬を取り上げる予定です。

また他にも気になる馬や注目馬がいれば取り上げようと思っています。

昨年のアルキロ同様、素人の個人的な見解なので参考程度にというか
参考にしなくていいです←

読み物くらいの感覚で触って貰えればありがたいかなと思っています。

背腹理論の評価はS~Eの6段階で
S:G1級(世代トップレベル)
A:OP勝ち~重賞級
B:1勝勝ち~OP上位級
C:1勝クラス好走級
D:未勝利脱出級
E:未勝利級

あくまで目安ではありますがこんな感じで分けています。
基本的には1歳時の写真を見ての評価です。
2歳時の写真を確認出来た馬については2歳になってどう変わったのか触れていきたいと思っています。
ざっくりですがB評価以上は期待馬という認識で良いです。

今年は今週のイチオシという形で一頭だけ馬券で買ってみたい馬を取り上げてみます。

ただ馬券は自己責任なので、、その点はお願いしますm(__)m


背腹評価一覧

7月30日(土) 新潟5R 芝1600m
イコノスタシス   背腹B
ラバタンシン    背腹B
リバティアイランド 背腹A
7月30日(土) 新潟5R ダート1200m
該当馬無し。
7月30日(土) 札幌5R 芝1500m
アルファインディ  背腹C
7月31日(日) 新潟5R 芝1800m
シャザーン     背腹D
ダノントルネード  背腹D
ラスハンメル    背腹D
7月31日(日) 新潟6R 芝1400m
ディナトセレーネ  背腹B
7月31日(日) 札幌5R 芝2000m
該当馬無し。



7月30日(土) 新潟5R 芝1600m

サンデーRまさかの3頭出しの一戦。

・イコノスタシス(牝)
血統:父モーリス 母父シンボリクリスエス
厩舎:古賀厩舎
馬主:サンデーR
生産:ノーザンF
背腹評価:B(1勝勝ち~OP上位級)

〇血統
母は優秀なハッピーパス牝系のパストフォリア。
現役時代は本格化してきたタイミングで調教中の大怪我で引退。
その母の体質が遺伝しているのか、上の兄弟はどの馬もデビューが遅くなっており順調さを欠いている馬が多いです。

ただ一つ上のサブライムアンセムが夏デビューから重賞を勝ちこの牝系の能力の高さを示しました。
また、6月にデビューしたノッキングポイントとも似ている血統構成で、母父のシンボリクリスエスがどう作用するかも血統の相性自体は良さそうに見えます。

〇馬体
背腹評価はB。
背中は1歳時とは思えないくらいしっかりしているように見えました。
とても瞬発力のありそうな背腹のラインをしていて良い馬だと思います。
少し評価を下げた部分としては腹のラインがあまり好みではなかったのでその分B評価に下げています。
お尻やトモの形も良いですし、馬格もあります。
もしかしたらモーリス×クリスエスで重厚すぎる馬体なのかもしれませんが、ポテンシャルは感じる馬体です。

〇調教
コーナーを曲がってくる時の身体の使い方はとても柔らかく推進力のある良い走りでした。
ただ直線に入ってからの口向きが悪く右にもたれるような走りで思った程弾けませんでした。
もう一つフットワークの回転数が上がってこなかったこともありやや不満は残りました。

〇見解
血統、馬体からポテンシャルは感じる一頭で、調教の動きがどうかなと思っていたのですが、判断が難しい調教内容でした。
仕上がりとしては初戦から力が出せる仕上げだとは思うのですが、勝ち切るにはやや不安を残す感じもしました。
今回の相手関係は中々骨っぽいように思うので、紐までにしておこうかなと思っています。


・ラバタンシン
血統:父エピファネイア 母父サクラバクシンオー
厩舎:寺島厩舎
馬主:社台RH
生産:社台F
背腹評価:B(1勝勝ち~OP好走級)

POG前はチェックしていなかったのですが、面白そうな馬だったので取り上げます。

〇血統
母は新潟マイルで2勝を挙げるなど活躍したダンスアミーガ。
現役時代は重賞勝ちは無かったもののポテンシャルの高さを感じさせる走りをしていました。
ここまで上の2頭はもう一つ活躍出来ていないものの当馬は父がエピファネイアに替わり兄弟とは違った一面を引き出してくれそうな感じがします。

〇馬体
背腹評価はB。
背は出来ている部類で良いです。背の長さは若干長くも感じますがエピファ産駒なのであまり気にしなくても良いとは思います。
背腹のラインは素晴らしい形で、とても良く見えます。
お尻とトモの形はやや好みではないですが、悪くは無いと思います。
兄妹を考えると馬格もありそうですし、POG指名前に見つけていたら候補にしていたと思います。


〇調教
あまり首は上手く使えない印象も追い出されてからの動きには迫力もあり中々良さそうに見えました。
この身体の使い方的にも大箱コースの方が良いタイプで新潟は条件的に合っている感じがします。

〇見解
このレースに出走するにあたって調べた馬だったのですが、思ったよりも良い感じでデビュー戦を迎えられたと思います。
初戦向きの血統、気性の馬だと思いますし良い印を打ちたい一頭です。


・リバティアイランド(牝)
血統:父ドゥラメンテ 母父All American
厩舎:中内田厩舎
馬主:サンデーR
生産:ノーザンF
背腹評価:A(OP勝ち~重賞級)

〇血統
母に豪州血統を持つドゥラメンテ産駒。
ドゥラメンテとの血統相性は未知数も、母系には5代目にSir IvorやBest in Showが入っていることからHalo≒Sir IvorのニアリークロスやBest in Showの6*5が成立するなど素人目にも美味しそうなクロスが多数見えるので血統的な魅力は高い馬だと思います。

〇馬体
背腹評価はA。
背中は現状まずまずで成長でしっかりしてくれば良い感じだと思います。
背腹のラインを見ると形としては切れそうなドゥラメンテ産駒に見えました。

トモやお尻の形の良さが目立つ一頭で一時はS評価にもしていたのですが、母系が豪州血統ということを加味すると良く見せすぎている可能性もあるように思ったのでA評価に下げました。
血統的には馬力型、体型的には切れ型という所で実戦でどんな走りになるのかは未知数ですが良い馬だとは思います。

〇調教
前脚の掻き込みの強さが目に付く走りでとてもパワフルな動きです。
首はやや高い走りですがそれでいて推進力を感じる走り。
走りからは豪州血統が前に出ている印象で、先行して捻じ伏せるような競馬が合っている感じがします。
動きの質は良いですし、初戦から勝ち負け出来る仕上げに見えます。

〇見解
初戦から勝ち負けになる動きに見えたこともありここは本命で行きたいです。
新潟の長い直線ではありますが、開幕週ですし昨年の同時期の新馬戦の事を思うと前で運べればまず間違いないのかなと思っています。


7月30日(土) 札幌5R 芝1500m

・アルファインディ(牡)
血統:父モーリス 母父ディープインパクト
厩舎:宮田厩舎
馬主:シルクR
生産:ノーザンF
背腹評価:C(1勝クラス好走級)

〇血統
母パーシーズベストの初仔。
母は典型的な切れるディープ産駒というイメージで当馬は父がモーリス。
ノーザン生産に限れば勝ち上がり率の高い配合ですし良い配合だと思います。

〇馬体
背腹評価はC。
モーリス産駒なので中々馬体の評価は難しいものの、バランス的には切れよりは持続型に見えます。
やや前が狭い造りなので、距離適性はマイル辺りまでかなと思います。
トモやお尻の形は良く、力強さを感じます。
全体的には質の良さを感じる馬体ですが、シルクRの写真だけに良く見せすぎているのかなという気もします。

〇調教
あまりモーリス産駒という感じのしない柔らかい動きで母がよく出ているのかなという感じの動きでした。
身体はよく使えていますし、動きの質は良いと思います。
ただ直線に入ってからの動きを見ると期待してる程伸びてこなかったのでその点は物足りなさを感じます。
やや詰めが甘い馬かもしれません。

〇見解
初戦から動けるだけの調教に見えましたし、質も良いと思います。
ただ勝ち切るには少し決め手に怪しさを感じるので単系で頭に買うのは少々危険かもしれません。
ただ馬券には確実に入れておきたいと思います。


7月31日(日) 新潟5R 芝1800m

・シャザーン(牡)
血統:父ロードカナロア 母父マンハッタンカフェ
厩舎:友道厩舎
馬主:金子真人HD
生産:社台F
背腹評価:D(未勝利脱出級)

〇血統
母はエリザベス女王杯を制したクイーンズリング。
当馬は初仔で、父はロードカナロア。
母の印象としてはマンハッタンカフェの特徴が強く出ていた印象で非根幹巧者。
父はキングマンボ系ですし、当馬にもそういった特徴が受け継がれているのかなと思っています。

〇馬体
背腹評価はD。
背中はまずまず出来ている印象も、やや背は長すぎる形かつ背腹のラインは平行気味であまり切れは無さそうで、どちらかといえば長く良い脚を使うタイプの馬だと思います。
お尻やトモの形は良いと思います。
左後肢の繋ぎの部分が少し細く見えるのでその点は少し心配です。

〇調教
CWの調教の時は身体を大きく使う感じの走り方だったのですが、当週の芝コースでの追い切りでは馬場が渋っていたこともあって走りにくかったのかややフォームが小さくなっているように見えました。
もしかしたら渋った馬場はあんまり良くないタイプなのかもしれません。(あくまで映像を見た感想ですが)
CWでの走りと芝コースでの走りどっちが本当のシャザーンなのかはなんとも言い難いですが、初戦から動ける仕上がりには見えました。
ただやはりスパっと切れるというよりかは長く良い脚を使うのかなという印象で新潟の瞬発力勝負が良いかと言われれば少し怪しい面もあるかもしれません。

〇見解
前付け出来るかが一つ鍵になりそうな感じで、後方からだと差し切れないかなという印象です。
前目に付けられれば長く良い脚を使えるタイプの馬だと思うので開幕週を活かして勝ち切ることもあるかもしれません。
展開次第な部分はありそうなので軸にはしにくいですが、馬券には入れておきたい一頭です。


・ダノントルネード(牡)
血統:父ハーツクライ 母父Manhattan Rain
厩舎:中内田厩舎
馬主:ダノックス
生産:ノーザンF
背腹評価:D(未勝利脱出級)

〇血統
ハーツクライに豪州血統の母という組み合わせ。
母はゴールデンスリッパーSを勝っていることから仕上がりはかなり早くなりそうな感じがします。
成長が遅くなりがちなハーツクライ産駒に仕上がりの早い母系でクラシックに間に合わせる狙いを感じますが、日本のクラシックレースにおいては米国血統の方がアドバンテージがある印象なのでその点は少し気がかりです。

〇馬体
背腹評価はD。
背はそれなりも、馬体全体で見た時にやや背は長すぎるのかなという感じを受けました。
切れよりは持続型の馬だと思います。
トモやお尻の形は良いですが、豪州血統由来の特徴の可能性もあるのでその分控えめに見ています。
馬体からはゴツさを感じるので結構パワー型の馬なのかもしれません。


〇調教
坂路での動きを見るとパワー型なのかなと感じる動きで、首は少し高い感じもしました。
切れよりは持続型の走りなのかなという印象でコースでズバっと切れる感じには見えませんでした。
仕上がりとしてはまずまずだと思いますが一度使ってから良化の余地がありそうな感じもします。

〇見解
川田×中内田コンビということもあって人気する一頭だと思うのですが個人的には怪しい要素も結構あるのかなと考えています。
この馬も前付けすれば開幕週の馬場で押し切れる可能性はありますが、後ろからになるとやや厳しいかもしれません。
馬券的には一応押さえておく感じで行こうかなと思っています。


・ラスハンメル(牡)
血統:父シルバーステート 母父キングカメハメハ
厩舎:松永厩舎
馬主:キャロットF
生産:ノーザンF
背腹評価:D(未勝利脱出級)

〇血統
兄妹を見ると比較的ディープ後継種牡馬との相性が良さそうな繁殖に見えます。
ただ牡馬に出た時は去勢されていることが多いので気性に難を抱えるタイプが多いのかもしれません。
当馬はディープ後継種牡馬との配合ではありますが牡馬なので、兄弟の傾向からやや気性面の不安はある馬かもしれません。

〇馬体
背腹評価はD。
とても大柄な馬体で、背はそれなりももう少ししっかりして欲しい感じです。
腹袋は良いものの、背腹の長さを見ると切れよりは持続型の印象です。
トモやお尻の形はとても良く、力強さを感じます。
とても見栄えはする馬体なのですが、やや前が窮屈そうな感じが強かったので個人的な評価はあまり高くなりませんでした。

〇調教
坂路の動きを見ると馬力があってパワーは感じる動きでした。
気性的にもきつい所がありそうでレースで前向きな方に出れば面白そうです。

〇見解
元々思っていたよりも調教の動きからは良い印象を受けました。
新潟が合うのかというと少し疑問ですが初戦から動ける馬だと思います。
本質的には坂のあるコースで良さが出そうな感じもしますが気性のきつさが上手く開幕週の馬場と噛み合えば面白いかもしれません。


7月31日(日) 新潟6R 芝1400m

・ディナトセレーネ(牝)
血統:父レッドファルクス 母父ハービンジャー
厩舎:尾関厩舎
馬主:社台RH
生産:社台F
背腹評価:B(1勝勝ち~OP好走級)

〇血統
新種牡馬レッドファルクスの産駒。
母父にハービンジャー、母系にはダイワスカーレットが居る血統で個人的には面白い組み合わせだと思っています。
あまり見たことのない組み合わせなのでどんな馬になるのかは未知数ですが
血統的なポテンシャルはそれなりに持っていると思います。

〇馬体
背腹評価はB。
やや小柄かもしれないので評価的にはギリギリのB評価という感じではあるのですが、背腹のラインの良さはかなり目を引く一頭です。
背中も身体なりにしっかり出来ていますし、仕上がりは早そうな感じがします。
切れのありそうなラインで、全体を見てもバランスの良い馬という印象を受けました。


〇調教
少し首が高い感じなのと幼さが見える走りではありますが、動きの質は悪くないと思います。
仕上がりとしてはまずまずだと思います。

〇見解
調教はまずまずという感じでしたが、ここで上位争い出来るポテンシャルは持っている馬だと思うので期待してみたい所です。
尾関厩舎のレッドファルクス産駒でしかも鞍上がM.デムーロですし
そういった意味でも馬券的に重い印を打ってみたいです。


その他の調教から気になる馬

〇7月30日(土) 新潟5R 芝1600m
・クルゼイロドスル
口向きは少し悪いですが坂路の動きは目立つ一頭でした。
コースでの動きは見れていませんが時計自体は出ているので人気があまりないようなら面白い一頭だと思います。

〇7月30日(土) 札幌5R 芝1500m
コモドアーズ
この馬に関しては配合から触れておきたいです。
上2頭はレッドスパーダ産駒で共に勝ち上がり当馬はタリスマニック産駒。
中々ニッチな種牡馬と付けている感じに見えますが配合的な狙いは凄く感じる組み合わせです。
母はHalo,Sir Ivorを5代目までに持っており、レッドスパーダもタリスマニックも共に5代目までにHalo,Sir Ivorを持つ種牡馬です。
意図的にこのクロスを狙った配合をしており、当馬はクロスの質が更に良くなっているように思います。
レッドスパーダだとDevil's Bag経由のHaloクロスなのですが、タリスマニックの場合名牝Coup de Folie経由のHaloクロスでより爆発力が増している感があります。

長かったですがここまでが配合についてで調教の動きとしては身体をしっかり使えており、並ばれてからも反応して抜き返す動きを見せていたので初戦からしっかりやれるだけの動きに見えました。
元々調教映像を見て良いなと思い配合を見たのですが、思った以上に面白い配合だったので長々と書いてみました(´-ω-`)
勝ち負け出来るだけの素質はある馬だと思います。


〇7月31日(日) 新潟5R 芝1800m
・ウインオーディン
何気に黄本でも良い所で取り上げられていた一頭。
身体の使い方は良い部類で直線の動きもまずまず、走るエピファネイア産駒の雰囲気がありました。
素質馬の多い一戦ではありますが、個人的には付け入る隙はある面子だと思うのでこの馬にもチャンスがあると思っています。

・ガルムキャット
やや小柄な印象はありますが、動き自体はしっかりとしていて身体の使い方も良いです。
実馬は430~450kg辺りかなと想像はしていて初戦向きの馬だと思います。
新馬的に買いたい一頭です。


〇7月31日(日) 新潟6R 芝1400m
・キガン
まだ甘い所はありますが、身体の使い方の質は良いと思います。
ダイワメジャーっぽさを感じる馬なので初戦から行ける馬だと思います。


〇7月31日(日) 札幌5R 芝2000m

該当馬は居なかったのですが、養命酒POG的に触れておきたいレースなので取り上げます。

・ライツオブキングス
ズバっと切れる感じの背中ではないですが、バランスの良いエピファネイア産駒だと思います。
身体の使い方はまずまずで、促されてからの反応も良く初戦から勝ち負けが期待出来る動きに見えました。

・ウインアイオライト
黄本で大きく取り上げられていた一頭。
ウインカーネリアンの全妹にあたる血統。
こちらも切れというよりは持続型でまだ背中は甘い感じがします。
調教でもやや幼い面は見せつつも、動き自体の質は良く、素質を感じる走りでした。
現時点の完成度ではややライツオブキングスの方が上な感じもしますが、素質的にはいい勝負だと思います。

・ウェイビー
前述したコモドアーズと併せた馬で、動き的には上の2頭より見劣りするものの、残りの出走馬の中では一番良かったように思います。
3頭目に期待したい馬です。


今週のイチオシ

コモドアーズ

これは調教もそうなのですが、何より生産者側の意図を個人的に勝手に汲み取ったところが大きいです。

全然本来の意図とは違うのかもしれませんが、こういう発見がある時は狙ってみたくなります。

想定では割と人気っぽいので旨味はあんまり無いかもしれませんが、単勝で狙ってみたい一頭です。

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