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【背腹理論】8/13,8/14新馬戦振り返り【せばら三四郎】

こんにちは、せばら三四郎です。

土日の新馬戦をまとめて振り返りたいと思います。

背腹理論の結果と、気になったレースに関しては軽く振り返りたいと思っています。

改めて背腹理論の評価は6段階で
S:G1級(世代トップレベル)
A:OP勝ち~重賞級
B:1勝勝ち~OP上位級
C:1勝クラス好走級
D:未勝利脱出級
E:未勝利級

加えて前日調教からオススメした馬も少し触れる所は触れます。(その馬には調教の意味で調マークを付けています)

ざっくりこんな感じです。

それでは始めます。

背腹評価結果一覧

8月13日(土) 新潟5R 芝1600m
エナジーチャイム  背腹D 1着
ルージュクレセント 背腹B 3着
8月13日(土) 新潟6R 芝1400m(牝馬限定戦)
オランジー     背腹E 17着
クロスリーフ    背腹B 4着
8月13日(土) 小倉5R 芝1200m
該当馬無し。
8月13日(土) 札幌5R 芝1500m(牝馬限定戦)
フラミニア     背腹B 3着
ブルーペクトライト 背腹B 7着
8月14日(日) 新潟5R 芝1800m
サスツルギ     背腹D 4着
8月14日(日) 小倉5R 芝1800m
該当馬無し。
8月14日(日) 札幌5R 芝1800m
該当馬無し。


8月13日(土) 新潟5R 芝1600m

1着 エナジーチャイム 背腹D
2着 ショウナンアレクサ
3着 ルージュクレセント 背腹B

ペース 36.4-33.7(-2.7)後傾ラップ

〇ペース
ラップ構成としては昨年のフォラブリューテの新馬戦に似ています。
ただ昨年と比較するとそこまで大きく落ちるラップも無かった分前が物凄い楽だったかというとそうでも無いとは思います。
結局終いは瞬発力が要求される競馬で瞬発力に欠く先行勢は軒並み沈んだという競馬でした。

〇各馬振り返り

・エナジーチャイム 背腹D 1着


エピファネイアの馬体はこれでも良いんだと改めて思わされる内容でした。
想像以上に小柄で馬体重は416kg。
小柄なエピファ牝馬は苦労する印象があるのですが、当馬はそれを感じさせない走りでした。

前で馬券内に来たのは当馬だけで、その上勝った訳ですから評価出来るレースだったと思います。
並んでからもしぶとかったですし、良い瞬発力もありました。

ただやはり小柄なので馬体がどこまで成長してくるかというのが今後の活躍には大切になると思います。
元々募集時は439kgあった馬なので、成長でその辺りまでしっかり増えれば良いんじゃないかと思っています。

上でもそこそこやれそうな一頭だと思います。

・ルージュクレセント 背腹B 3着

国枝厩舎の初戦としては上々の内容だったとは思いますが若干物足りなさも感じる内容でした。
懸念していたトモやお尻の物足りなさが如実に表れていた走りで、もう少し弾けるかなと思ったところから思った程伸びませんでした。
若干非力なのかなとは正直感じる所で現状ではまだ苦しいのかなと思う部分もありました。

今後は一息入れるらしいので心身の成長を期待したい所です。
ポテンシャル的には充分勝ち上がれるだけのものは持っていると思うのでそれを発揮できる馬体を作ってくれることを期待しています。


8月13日(土) 新潟6R 芝1400m(牝馬限定戦)

1着 調ハーエクセレンシー
2着 ヴゼットマシェリ
3着 ユアフラッシュ
4着 クロスリーフ 背腹B 今週のイチオシ
17着 オランジー 背腹E

ペース 35.7-35.7(±0.0)イーブンペース

〇ペース
時計としては同条件の過去の新馬戦と比較すると平凡。
前後半3Fだけを見ると綺麗なイーブンペースですが、ラップの内訳を見ると後半3Fは12.9-11.5-11.3と結構極端なラップで400mから直線に入るとはいえその手前のラップが全く上がっていないので各馬かなり余裕を持ったまま直線を迎えたレースだったと思っています。
そのため先行勢としてはかなり余力はあったものの隊列的には開いていなかったため結局は控えていた馬達に終いでやられたというレースに見えました。
レースレベルの評価は難しく、通った馬場の良し悪しはあれど展開の極端な向き不向きは無かったと思います。
あえて言うのであればこの面子の中での実力通りには決まったのかなという印象です。


〇各馬振り返り
・ハーエクセレンシー 1着 調教推奨
調教から推奨していた一頭。
馬場の良い外目から追い込めたのは良かったですし、石橋騎手得意の乗り方で手にもよく合っていました。
サイズはかなり小柄だったのでどうかなと思ったのですが、初戦向きな感じがそのまま結果に繋がったように思います。

上のクラスで通用するかと言えばどうかなと思う部分はありますが、しっかり新馬戦をモノに出来たことが良かったと思います。
何気にイーブンペースのレースは見た目以上にレベルが高いことも多いので・・この馬を含めたこの組の他馬の今後はチェックしておいて良いかもしれません。

・ヴゼットマシェリ 2着
シンプルに勝ち馬とは瞬発力に差があったように思いますが、今回は立ち回り良く競馬出来たのが好走の一番大きな要因だったと思います。
若干走りの首は高いので内枠はあまり良くないように思いますが、センス自体は良い馬だと思います。
ただ如何せん終いの切れる脚はそこまでなので未勝利で勝ち切れるかというと意外と時間が掛かるタイプかもしれません。

・ユアフラッシュ 3着
かなり位置取り的には厳しそうに見えましたがしぶとく追い込んでの3着。
見た目にもズバっと切れるタイプの走りではありませんでしたが、最後までしっかり走り切る末脚の持続力はこの面子の中でも上位のものがあったと思います。
サクっと未勝利を勝つタイプには見えませんが、しぶとい走りが出来る馬なので今後も未勝利で馬券には入れておきたい馬かもしれません。

・クロスリーフ 4着 背腹B 今週のイチオシ

今週のイチオシにしていたのですが・・すいませんm(__)m
かなり余裕がある手応えには見えたのですが追ってからが案外でした。
先行勢の中では最先着だったのでそこまで悪い内容ではなかったと言えるのかもしれませんが、瞬発力にはやや不安を残す結果でした。
形的には切れが出ても良い形に見えたのですが、、母系が思った以上に脚を引っ張っているかもしれません。
一度使って良くなる余地はありますし、形は良い馬なので次戦の巻き返しに期待したい所です。

・オランジー 17着 背腹E

これくらいの人気の馬をスパっと消せたことは個人的には良かったです。
ダートの方が向く馬かなと思ってはいましたが、ここまで負けるとなると中々大変かもしれません。


8月13日(土) 札幌5R 芝1500m(牝馬限定戦)

1着 調アースビート
2着 シャルラハロート
3着 フラミニア 背腹B
7着 ブルーペクトライト 背腹B

〇ペース
1500mと半端な距離のため評価は難しいですが、ラップを見ると道中あまり緩まなかった分終いは掛かったという印象。
ただ前と後ろで隊列切れた隊列になっていたため、そのまま前の組が雪崩れ込む競馬になりました。
それでも後ろの組としてはもう少し追い込めないといけなかったようにも感じますし、前でしぶとく頑張った馬を評価する競馬で良いように思います。

〇各馬振り返り
・アースビート 1着 調教推奨
調教から推奨していた一頭。
それなりに推奨馬が勝っているのにイチオシで選べていないこの何とも言えなさ( ;∀;)
逃げてしぶとい競馬で最後は小林騎手の減量も後押ししたと思います。
札幌には適性が高そうな血統の馬ですし、こういった条件は向いていたのかもしれません。
中央場所ではやや苦しいかもしれませんが、北海道開催では覚えておきたい馬です。

・シャルラハロート 2着
終いはやや脚が上がっていたようにも見えましたが、それでも勝ち馬とアタマ差の所まで詰めてきました。
そこまで切れのある感じではなかったのと、一度使った上積みがあまりあるタイプでは無さそうに思ったので未勝利戦を一発で勝てるかというと少し疑問ですが、今回のような展開の競馬なら再び台頭出来そうな感じはします。


・フラミニア 3着 背腹B

戦前の予想通りそこまで切れる感じではなかったものの思った以上に初戦から走れたなというのが個人的な感想です。
一度使って良くなってきそうな馬ではあるので、条件さえ合えば勝ち上がるチャンスはあると思います。
中山のマイル戦辺りは案外向いていそうな感じがします。

・ブルーペクトライト 7着 背腹B

出脚がつかなかった上に前の馬が外にヨレる不利もあり道中は後方から。
終始外々を回る競馬で全く良さは出ませんでした。
もう少し流れに乗れるようなら結果は違ったようにも思いますが、出脚が良くなかった時点で中々難しい競馬になってしまったように思います。

一度使っての変わり身に期待という所でしょうか。

8月14日(日) 新潟5R 芝1800m

1着 ヒシルリアン
2着 調マイネルモーント
3着 エイシンレジューム
4着 サスツルギ 背腹D

ペース 37.2-34.3(-2.9) 後傾ラップ

〇ペース
残り600mの瞬発力勝負という競馬。
やや馬場も悪化していたため、内よりは外伸びの馬場だったと思います。
ペース的には前有利も、馬場を考慮すると思った以上に前で残すのは難しい馬場だったかもしれません。

〇各馬振り返り
・ヒシルリアン 1着
何気にパドックでは特に良く見せた一頭でした。
キズナにPivotal、デインヒルという血統構成はこの条件にマッチしていたように思います。
前目で運んで直線では外の勢いのある差し馬に一時は差し切られそうにも見えましたが並ばれてからしっかりもう一足使っての1着。
中々強い勝ち方だったと思いますし、上でも楽しみが勝つ一頭です。

非根幹距離かつ雨のような典型的にキズナ産駒が強い競馬には強い馬だと思いますし、覚えておいて良い一頭だと思います。

・マイネルモーント 2着 調教推奨
調教から推奨した一頭。
思った通り小柄でしたが初戦からしっかり走れました。
馬体的な上積みはどうかも、能力的には未勝利では上位だと思います。
改めてゴルシ×インメイは走るな~と思いましたし、本当に凄いニックスです。

割と早く順番は回ってくるように思います。


・エイシンレジューム 3着
自分の中ではノーマークだったのですが、5人気と割と人気でした。
こういう荒れた馬場をこなせたのは父サトノクラウンの影響だと思いますし、血統的には今後も覚えておきたいです。
道悪は問題無さそうですし、内容も悪くなかったと思います。


・サスツルギ 背腹D 4着

やや背腹評価は低めで、それでもこの面子なら馬券内かなと思っていたのですが、初戦の馬の造りとしてはやはりまだ緩かったです。
出脚がつかず後方になったのは痛かったですが、終いの脚は中々良かったです。

元々良くなってくるのは先の馬かなと思っていたので、初戦でこれだけ動ければまずまずだと思います。

ただ一つ気になるのはキムテツ厩舎で新馬戦似たような感じだったルヴェルディが現状勝ち上がれていないことを思うと若干の不安はあります。

素質はあると思うので馬体の成長とレース条件が噛み合えば勝ち上がれる馬だとは思います。

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