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【歩き理論】6/20新馬戦振り返り【アルキロ】

こんにちは、ミスター長嶋です。

日曜日の新馬戦の振り返りをしていきたいと思います。

歩き理論(アルキロ)はどうだったのかというのがメインですが一応レースの振り返りも思う所があればしようと思っています。

改めて、アルキロの評価は4段階で
◎:最高、文句の付け所なし。(重賞~クラシック級)
〇:水準レベル、普通に良い。(1勝~OP級)
△:悪くはないが気になるポイントあり。(未勝利~1勝級)
×:個人的には好きではない馬かな・・(未勝利級)

ざっくりこんな感じです。
評価の目安としては一応〇より上は新馬勝ちが狙えるくらい良い感じだと思って貰えればいいと思います。(知らんけど)

それでは始めます。

6/20(日)東京5R 芝1400m

結果
1着 キミワクイーン        調教B
2着 レッツリブオン
3着 ロジスピード

5着ジェネラルウィル   アルキロ△ 調教C
8着オリーヴベリー    アルキロ△
11着イモータルフェイム   アルキロ△ 調教C
ペース 39.0-33.6(-5.4) 超後傾ラップ

前半ドスローの瞬発力勝負。
勝ち馬のキミワクイーンが番手から上がり33.6を使っているように
後ろの組には厳しい競馬。

1着のキミワクイーンは調教B評価。
パドックでも1400mに適性がありそうな馬体で仕上がりも良かった。
レースでは好発から二の脚も速く、良いポジションをすんなりと取ることが出来た。
直線を迎えて、他馬が仕掛けるのをデムーロが待っていたのを見ても
手応えにはかなり余裕があったと思います。
外のレッツリブオンが一気に交わし切る勢いで追い込んできたのですが
並ばれた所からもう一伸びして勝ち切った内容にはこの馬のレースセンスの
良さと勝負根性というものが垣間見えたと思います。

おそらく1200、1600というより1400が一番向くタイプの馬だと思うので
今後も上のクラスで1400mなら充分勝負になる馬だと思います。


2着はレッツリブオン。
父ダノンレジェンドに母父ストーミングホームというかなり不思議な血統。
母父ストーミングホームは芝で走っても良いと思うのですが
父ダノンレジェンドというのにはたまげました・・(゚д゚)!

外伸びの馬場とはいえ、末脚の切れは中々のものでした。
気性面の難しさが見えるので安定感はあまり無さそうではありますが
この馬も1400mの競馬が合ってそうなタイプで、同じ条件なら
再び台頭してくると思います。


アルキロ△馬は全て馬券外でしたが、その中でも
ドレフォン産駒のジェネラルウィルに個人的には注目していました。

自分としては血統的にも馬体的にも戦前からダート馬だと思っていたので、これで走ったらドレフォン産駒芝でも行けちゃうのか!!っていう
一つの指標になると思っていました。

パドックでの馬の雰囲気は抜群に良く見えたので
あれれ、やっぱり走るのかな、なんて思っていました。

そして結果は5着だった訳ですが、内容はどうかというと
評価が難しいんですよねぇ。。

スタートを五分で出て、良いポジションで競馬を運び
4コーナーでは絶好位でとても良い手応えに見えました。

じわりじわりと加速していき、これから勝負所という場面で
外のレッツリブオンに進路を遮られてしまい、ロジスピードの
真後ろに入ってしまいました。
それでも体勢を立て直して、もう一度伸びてきて5着に入線。

嫌なことがあるとやる気を失くすことが多い米国血統ながら
最後まで頑張って走り切ったことは一定の評価が出来ると思います。

ただそれでも4着まで3馬身半という着差は少し離され過ぎな感じも
しています。

もう一つストライドが伸び切らないような走りに見えたので
あのまま不利を受けずに加速することが出来ていたとしても
思ったより伸びなかったという可能性はあったと思います。

次走は芝かダートかわかりませんが、個人的には砂に出てきたら
買ってみたいなと思っています。



6/20(日)阪神5R 芝1600m(外)

結果
1着 ダノンスコーピオン       調教A
2着 ルージュラテール  アルキロ△ 調教C
3着 コナブラック    アルキロ〇 調教C

4着 ショウナンハクラク       調教C
ペース 38.1-34.4(-3.7) 超後傾ラップ

完全な上がり勝負の競馬。

1着のダノンスコーピオンは調教A評価。

調教の映像の時点で素晴らしい馬だと思ったのですが
パドックで見た実馬も、この面子の中では抜けていました。

スタートは速かったのですが、川田騎手としては我慢を覚えさせることを
優先したのか控える競馬になりました。
道中行きたがる素振りも見せていましたが、我慢は効いていたように思います。
なんだかんだ4コーナーでは楽に勝ちそうな手応えでしたが
後でレースラップを確認した通り、相当前に余力のある展開でした。

2着のルージュラテールは一番このペースの恩恵を受けていたと思いますし
簡単に差されるような上がりでもありませんでした。

結果的にダノンスコーピオンがなんとか差し切ったというようなレースでしたがこの展開で勝ち切ったという結果に一番意味があったと思います。

思ったよりスパっと切れなかったのは母父父のサドラーズウェルズの影響が
あったのだと思います。
母系を引き出すキングマンボ系のロードカナロアだけあって
母系に入っているサドラーの主張は結局強くなるんだなと再認識しました。

そういった背景もありバテない持続力のある末脚を使うタイプで
高速決着の馬場では案外なのかなと今日のレースを見て思いました。

ゴール前で見せた沈み込むようなフットワークというのはやはり
素晴らしかったですし、こういう不利な展開のレースを勝ち切れるというのは強い馬にしか出来ないと思っているのでこのレースの評価は高いです。

また、成長してからがこの馬の本領だと思うので、
新馬戦を一発クリアして成長放牧する期間を作れたことが
この馬にとっては一番大きいことだと思います。

距離はもう少しあった方が良いタイプかなと今日の仕掛けてからの反応を見ても感じたので、2000mや2400mでどんな走りを見せるか楽しみです。
血統的には青葉賞辺りが実は向いてるんじゃないかと思ってるんですが・・
実際どうなっているのか先が楽しみです。


2着のルージュラテールはアルキロ△の馬。

先日の見解の記事の中で前目で競馬出来れば良い走りをしそう
と書いていたのですが、本当にその通りの走りになっていて
ちょっと嬉しかったです。

パドックでの馬の造りは良かったですし、歩きも募集時より
素軽くなっていたのでこれは走ってきそうだなと思いました。

展開も向いて粘り強く最後まで良い走りをしていました。

今回は勝ち馬が強かったという競馬でこの馬も充分未勝利を
勝ち上がれる力はあると思います。

ただ切れというより持続力の走りなので、切れ勝負のレースだと
取りこぼす可能性はあるかもしれません。

裏返せば持続力の要求されるレースでは上でも台頭してくる馬だと
思います。


3着のコナブラックはアルキロ〇調教C評価の馬。

ダノンスコーピオンと同様好発を切ったがハナは獲らずに3番手に控える競馬。福永騎手らしい新馬戦での判断だと思います。
3番手のまま直線を迎えたものの首の高い走りで中々スピードに乗ることが
出来ず上位二頭には離されての3着。

ゴールまでバテるような素振りは無かったので純粋に瞬発力が足りなかった印象。
この走りを見るとキタサンブラックも仔出しはブラックタイドみたいな感じなのかなぁ・・という気持ちに正直なりました。

まだ1頭デビューしただけですが、今年のキタサンブラックの中でも有力馬の一頭だっただけにこの結果は少し物足りないです。

芝で勝ち上がるのは詰めが甘い分結構大変かなという印象で
ブラックタイド産駒のように坂のあるコースのダート中距離で走りそうな
感じがします。

次走走りが変わってくるのかどうか、どういった条件を選択するのかも
注目しておきたいです。


4着のショウナンハクラクは調教C評価

出負けして道中は後方のインを立ち回る競馬。岩田騎手らしい選択だったと思います。

4角の動きも怪しかったのですが、直線では相当内にもたれてしまって
とても追うことは出来ない状態でした。

色々と課題が見えたレースだったと思いますが、直線を向いた時点での
手応え自体は良かったと思うので、もたれ癖が解消されて真っすぐ走れるようになることと、包まれずに気持ち良く走らせることが出来れば一変しても
おかしくない馬だと思います。

その課題の解消が最も大変なのですが、力はある馬だと思うので
陣営がどのように矯正していくかが今後は重要になると思います。

このまま悪癖が治らなければ未勝利で終わる可能性もあると思いますし
どうにか競馬の中で力が出せれば勝ち上がれるだけのポテンシャルは
あるように思いました。



6/20(日)札幌5R 芝1200m

1着 グランアプロウソ        調教C
2着 エーティーマクフィ
3着 ウインマーベル

11着  ドゴン             調教B
ペース 34.7-34.8(+0.1) イーブンペース

身内POGの関係でこのレースも軽く取り上げます←

前日まで札幌の短距離芝は前残りの傾向が如実に表れていました。
しかし今日は前日の雨の影響もあり稍重馬場、
1Rの3歳未勝利戦でも差しが決まったように少し傾向が変わってきそうな
雰囲気はありました。

1着のグランアプロウソは調教C評価。
パドックでの雰囲気は上位で、流石ビリーヴの牝系という感じ。
レースでは外枠から好発を決め気持ち良く追走出来ていました。
直線の手前で早めに先頭に立ちそのまま押し切る競馬。
米国血統らしい前向きさがレースに行って奏功していました。

調教ではややコーナーワークが心配だったのですが、レースでは上手く
こなしていたように思います。
ただ最後の直線では欽ちゃん走りみたいな恰好で左右にふらついていて、
フットワークも怪しかったです。
それで勝ち切った訳だから能力は高いものがあると思います。
これが最後までしっかり真っすぐ走れるようになればさらに上で走れるかも
しれません。

また、調教B評価をつけたドゴンは11着。

前日の新馬戦と違って16頭立ての新馬戦だったのもあって逃げ切るのは容易
ではなかった感じですね。。
行きっぷりはとても良かったのですが、グランアプロウソに早めに捕まった結果ズルズル下がって行ってしまったという感じなので、同条件の未勝利戦では巻き返せても良いと思います。

昨日のユメコイに続いて札幌でまた調教評価を良く付けた馬が沈んでしまいました。(;´Д`)

アルキロ印結果まとめ

6/20(日)東京5R 芝1400m
イモータルフェイム アルキロ△ 11着
オリーヴベリー   アルキロ△ 8着
ジェネラルウィル  アルキロ△ 5着

6/20(日)阪神5R 芝1600m(外)
コナブラック    アルキロ〇 3着
ルージュラテール  アルキロ△ 2着

6/20(日)札幌5R 芝1200m
該当馬無し

新馬戦勝ち上がり率(トータル)
◎ 1/3 33.3%
〇 1/6 16.7%
△ 2/11 18.2%
× 0/3 0%
新馬戦3着内率(トータル)
◎ 3/3 100%
〇 2/6 33.3%
△ 5/11 45.5%
× 1/3 33.3%


まとめ

今週もアライバル、ダノンスコーピオンといったスター候補生が
続々と登場しました。

特にアライバルの組はレベルも高そうで今後も注目しておきたいです。

自分の指名馬のフリートオブフットは3着という結果でしたが
調教の動きを見るとよく頑張っていたと思うので、次に期待したいです。

来週は阪神の新馬戦が伝説の新馬戦と呼ばれるレベルの面子なので
とても楽しみです。

その中に指名馬のダノンフォーナインも出るので好走を期待したいです。

また、今週から調教評価も付けてみましたがどうだったでしょうか。

調教評価単独での成績をまとめる予定は今のところありませんが
アルキロ評価と併せての調教評価の成績はもしかしたら後々で作るかも
しれません。

アライバルがアルキロ〇調教Bで良い勝ち方をしたように
アルキロ×調教が共に良い評価の馬は行けるんじゃないかと個人的には思ってます。(まだ1レースだけだけど)

来週も新馬戦を楽しんでいきたいですね。


それでは。

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