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【背腹理論】6/3,6/4新馬戦振り返り【せばら三四郎】

こんにちは、こんばんは。
せばら三四郎です。

タイトルの通り新馬戦の振り返りです。

主に取り上げた馬の結果

6月3日(土) 東京5R 芝1600m
シュトラウス    1着
ショウナンマントル 2着
トーセンイライザ  9着
ブシン       3着
6月3日(土) 阪神5R 芝1600m
テラメリタ     1着
カズヴィトシャ   4着
デルマアートマン  5着
カントゥータ    2着
コンテナワールド  3着
6月4日(日) 東京5R 芝1600m(牝)
チェルヴィニア   2着
ボンドガール    1着
クォーツァイト   7着
コラソンビート   3着
マスクオールウィン 4着
キャットファイト  6着
6月4日(日) 東京6R 芝1400m
バスターコール   1着
アルーリングタイム 4着
ピックアチェリー  2着
ジュントネフ    3着
6月4日(日) 阪神5R 芝1400m
ブライトアゲイン  3着
ディーノサンライズ 4着
チカッパ      2着
タイセイタリスマン 5着


6月3日(土) 東京5R 芝1600m

個人的な予想印
◎シュトラウス    1着
〇ドリーミングアップ 5着
▲トーセンイライザ  9着
△スパイキーボウ   6着
△ショウナンマントル 2着
☆リエンダ      8着

うーん堅かったですね。。全然はずれでした。
何より土曜競馬は想定していた馬場程全然悪くなかったですね(´Д⊂ヽ

シュトラウスが9馬身差の大勝。
ただ新馬戦の内容的には勝っただけになってしまったような気がします。
やはり折り合いには少し気になる所があって、喧嘩になる前にレーンが馬に委ねて先頭に立ったように個人的には見えました。
この競馬をしてしまうと先に繋がりにくいというか我慢が効かなくなってくるので、レースでの気性があまり良くない馬ですしその点は今後に向けての懸念材料かなと思います。
言い方はアレですがこの辺りが短期免許の騎手だなぁと改めて思いました。
上でも勝負になるポテンシャル自体は持っていると思いますが次戦で過剰人気するようなら馬券的には消してみたいです。

2着のショウナンマントルは元々思っていたよりもパドックでは良く見せました。
ただ実戦ではやはり切れがあまり無いタイプで未勝利戦で勝ち切るのは時間が掛かるタイプなのかもしれません。

3着にはダート馬だと思っていたブシンが入りました。
正直歩きを見ても完全なダート馬だったので3着に入ったというのは驚きでした。
不向きな芝でこれだけ走れるなら砂で間違いなく勝ち上がれる馬だと思います。

4着以降に関しては正直厳しいなというのが個人的な評価です。
やはり砂向きの馬よりも遅れを取っているので評価は低くなります。

その中で推奨していたトーセンイライザに関しては馬場が。。
実馬自体はそこまで悪い馬じゃないように見えました。
表記上は不良馬場だったものの実際はそこまで悪くなかったため完全にスピード不足だったという印象です。
夏の洋芝開催のどこかで大雨が降れば。。スピードが要求されない条件であればもう一度狙ってみたいです。

全体的なレベルとしてはそこまで高くはないレースだったのかなと思っています。


6月3日(土) 阪神5R 芝1600m

個人的な予想印
◎デルマアートマン 5着
〇カズヴィトシャ  4着
▲テラメリタ    1着
△カントゥータ   2着
☆コンテナワールド 3着

これこそ予想していた馬場と真逆の馬場でしたね。。
◎〇だけ飛んでいくという結果に。いやもっと重くなると思いますやん。。

開幕週の阪神を舐めてましたね()

1着はテラメリタ
戦前の見解自体はそれなりに合っていたんじゃないかなと思います。
ゲート入りも嫌がっていましたし、精神面はまだまだ課題がある馬だと思います。
ルメールの好エスコートもあって内からハナを取り切りそのまま押し切る競馬。
セレクトセールもあるので新種牡馬の初陣としては負けられない一戦だったのかなと個人的には感じました。
ブリックスアンドモルタルに感じたナタの切れ味、スピードの持続性というものが反映されている走りでした。

レースのレベルとしてはなんともで正直課題もまだまだ多い馬だとは思いますが、伸びしろはたくさんある馬だと思うので勝利という結果が付いてきたことが何より大きかったように思います。

2着はカントゥータ
これは馬場良化が大きかったですね。
後付けになってしまいますが元々この面子で一番高い評価をしていたのはカントゥータでした。先日の見解でも書いたように道悪になると良くなさそうだなという理由で下げていたのですが。。
勝ち切れなかったのは前残りの展開、馬場が大きかったとは思いますがやはり調教の時も感じたようにスパートを掛けると走りが上擦る所があってその分伸び切れなかったかなと感じています。
未勝利でも勝つ順番は回ってくる馬だとは思いますが切れるけど詰めが甘いタイプなので案外勝ち切れないタイプかもしれません。

3着にコンテナワールド
正直あの調教の感じでこれだけ走るとは。。新馬戦のエピファネイアのポテンシャルの高さを改めて感じました。
馬体を見るとまだ成長的には色々と間に合ってないかなというのが正直な所でした。
戦前の予想通り相当子どもな感じの走りでしたがこの展開で追い込んで3着に滑り込んだのは中々。
まあアテにはならないタイプで多頭数になると何をしでかすかわからないですが・・w
馬体と精神面が成長すれば面白い馬かもしれません。

4着はカズヴィトシャ
4角曲がった辺りでは良い手応えだったように思うのですが直線で伸びなかったという競馬。
調教の時から感じていた切れる感じではないというのがそのまま実戦に出ていたかなという風に思っています。
もう少し距離を伸ばせば変わってくる要素はあるかもしれませんが瞬発力勝負の展開になると今後も苦労するかもしれません。

5着はデルマアートマン
血統背景的にもというべきかどことなくシリンガバルガリスっぽいなぁという印象。
最終追いの映像で評価を上げたのですが実戦的にはそれまでの調教の感じが出ていたように思いました。
武豊騎手も「トップスピードが足りない」「ダート競馬の方が向いているのでは」という旨のコメントを残していたので次戦はおそらく新潟辺りのダートを使うんじゃないかと思っています。
オルフェーヴル×米国血統ですし、3/4同血のシリンガバルガリスもダートで勝ち上がっているのでその辺りで期待できるかもしれません。


6月4日(日) 東京5R 芝1600m(牝)

個人的な予想印
◎チェルヴィニア  2着
〇ボンドガール   1着
▲キャットファイト 6着
△クォーツァイト  7着
△マスクオールウィン 4着
☆グランジュール  10着

コラソンビート抜け。。当日見た感じではマスクオールウィンが良いなと思ったので馬券はチェルヴィニアとマスクオールウィンから組み立てていたのですが残念な結果に(´Д⊂ヽ

レースの評価としては今週の中で一番レベルが高いレースだったと思います。
個人的にはグランアレグリアとダノンファンタジーの新馬戦を思い出すようなレースでした。

1着はボンドガール
前半3F37.1、1000m通過が1.01.2、ラスト3Fが11.2-11.0-11.1と新馬戦らしいスローペースの瞬発力が問われる競馬。
馬場の傾向的には前日の影響で内が荒れだして真ん中から外が伸びる馬場に変わっていました。
とはいえ新馬戦ですしいくら内が荒れていたとしてもこのラップで行けば内からハナを取り切ったチェルヴィニアが普通は楽勝出来るレースだったと思います。
そのチェルヴィニアを追い出しを待つ余裕もありながらしっかり差し切ったボンドガールの末脚というのは間違いなく重賞でも通用するものだったと思います。

まさに血統通り女版ダノンベルーガという感じで少なくともアルテミスSはほぼ獲れるくらいのレベルの馬じゃないかなと現状思っています。
さらに言うと父がダメジャに替わってよりマイル戦で強さを発揮するタイプになっているように感じます。

来年の牝馬G1戦線に向けて早くも大物登場というようなレースでした。

2着はチェルヴィニア
ボンドガールの所でも書いたように、普通なら間違いなく勝っているレースだったと思います。
まだまだ身体的には線が細いのとレース中の顔つきを見ると幼い感じはするのですが最内枠から好スタートを切りレースセンスの良さを感じさせました。
これで負けたのは相手が悪かったと思いますし、本質的にはもう少し長い方が向いていると思うのでまだまだ良化する余地を残している馬だと思います。

未勝利戦は確勝級と言って良いと思いますし、この馬もゆくゆくはクラシック路線に乗ってくる一頭だと思います。

3着はコラソンビート
こちらは仕上がりの早さが活きた内容で地力も感じる良い内容のレースだったと思います。
若干包まれるような形で直線を迎えて進路取りも新馬にとっては難しかったと思います。
それでも気持ちの強さを感じる走りでマスクオールウィンを交わしての3着。
ハイレベルな新馬戦で上位2頭には離されたものの、この馬もとても良い走りでしたし、未勝利戦は早い内に勝てると思いますしある程度のレースレベルまでは崩れずに走れそうな感じの馬だと思います。

余談ですがビッグレッドファームはノーザン系よりもこういう気持ちの入った馬を育てるのが本当に上手だなぁと改めて思いました。

4着はマスクオールウィン
競馬の運び方はとても良かったと思いますし、直線に入った時はこれは馬券内外さないかなと思ったのですが、ボンドガールに抜かれた所で気持ちが切れてしまったのか松山騎手もほとんど追うのを辞めてしまいました。

追っていたとしてもおそらくコラソンビートには交わされていたと思うのですがちょっと精神的に淡泊な部分があるのかなと感じる内容でした。
この辺りが調教を見て感じた難しさが実戦に出た部分なのかなとは思います。

未勝利戦で人気するとしたら若干危ないタイプの馬かもしれません。

5着のアンジュグルーヴはまだ緩いものの現状の力は出している印象。
6着のキャットファイトは位置取りを考えれば頑張ったと言えるかなと、やや小柄なので上積みはあまりないかもしれませんが展開次第ではもう少し走れるかもしれません。
7着のクォーツァイトはスタートが悪すぎました。身体自体は初戦としては出来ていたと思うのですがまだまだ精神面が幼かった印象でもう少し時間が掛かるかもしれません。


6月4日(日) 東京6R 芝1400m

個人的な予想印
◎ピックアチェリー  2着
〇アルーリングタイム 4着
▲バスターコール   1着
△ソルトプリーズ   7着
△アオイアツヒメ   8着
☆ジュントネフ    3着

雨ならと思っていたピックアチェリーが回復傾向の馬場でもこれだけ走れたのは驚きました。。
当日指名馬への愛が勝ってアルーリングタイム軸で外したという←
今週は予想が上手くいかなかったですね。。

1000m57.8というハイペースだったこともあり終いは流石に掛かるレースでした。
この条件の新馬戦で前半3F34秒台というのはなかなか見ることがないので追走に苦労する馬が多くても頷けるレースだったと思います。
過去で言えば頭数は全然違いますがハイアムズビーチの勝った新馬戦が一番似たような構成で、その時逃げていたのが癖馬で有名なハギノモーリス。
そもそものスピード能力を求められる競馬で上位に来た馬のポテンシャルというものはそれなりに評価して良いレースだと個人的には考えています。

1着はバスターコール
まともに競馬出来るかどうかという点に注目していましたがここもレーンが勝ちに徹する競馬というか馬の気に任せたのが結果としては1着という結果に繋がったように思います。
このレースのラップの元凶という言い方が良いかはわからないですが力勝負でねじ伏せたという印象の競馬。
並ばれても抜かせない根性がありポテンシャルの高さは流石のものがあると感じました。
ただ気性面の課題に加え首の高い走りということもあり多頭数の競馬には不安を残す馬かもしれません。
あまり瞬発力が問われるような競馬には向いていない印象で非根幹の前で粘り込むような競馬が元々合っているタイプなのかもしれません。

続けて好走出来るかは条件次第な所が大きい馬かもしれません。

2着はピックアチェリー
仕上がりの早さと1400mへの適性の高さがとても活きた結果だったと思います。
馬場の悪化している内から追い込んでの2着は勝ちに等しい内容と言って良いと思います。
ただ個人的にはこの馬が今の東京の馬場で2着に来たことがこのレースのレベルに若干疑問を抱く部分でもあったりします。
母は確かに道悪巧者だったので道の悪化している部分を通れる資質は持っていたのかもしれません。
とはいえ400kgの小柄な牝馬がこのタフなラップの競馬で前目の位置から2着に粘り込んだというのは周りがそれほどだったのかなと思ってしまう部分もあります。
そのためこのレースの真価を測るにはピックアチェリーの次走の内容が一つ肝になると思っていて、そういった点で次走も注目して見たい一頭です。

3着はジュントネフ
パドックの時点で馬っ気を出しており幼い面が目立った一頭。
身体的にもまだ緩い造りで良くなってくるのはまだ先かなという印象でした。
それでもこのハイラップを好位で追走して3着なので地力はそれなりのものがあると考えて良いと思います。
ただ走りからは切れる感じはあまりしなかったので、バスターコール同様次走勝てるかは条件次第という感じがしています。

4着はアルーリングタイム
自分の指名馬でもあったのですが前半から追走に苦労した印象で、後方から追い込む競馬になりました。
上がりが掛かっていたのでそれなりに追い込める競馬ではあったのですがパドックの歩きを見てもそこまで瞬発力があるタイプという感じではないのでここが一杯だったと思います。
見た目としては立派なのですがまだ芯は入っていない感じで一度使ってどこまで良くなってくれるかなと思っています。
パドックを見るとまだお腹周りにはかなり余裕を残した造り。
若干後肢に硬さがあって正直砂の方が良いのかなとすら思う歩きだったのでいずれはそういった条件も選択肢に入ってくるかもしれません。
次は放牧して新潟のマイル戦辺りとの噂なので、この速いラップの競馬を経験して追走が楽になれば未勝利戦でもチャンスはあると思っています。


6月4日(日) 阪神5R 芝1400m

個人的な予想印
◎ブライトアゲイン  3着
〇ディーノサンライズ 4着
▲チカッパ      2着
△タイセイタリスマン 5着

アトロルーベンス抜けというね、やってます(´Д⊂ヽ
正直まだ緩いと思ってたので軽視してたのですが・・強かったですm(__)m

1着はそのアトロルーベンス
直前の調教も見ていて坂路はまあまあ動けるけど集中力がそんなにないかな~くらいに思っていたのですがそれで済ましてはいけない馬でしたね()
阪神1400mの最内枠ということもあってハナ行く以外は競馬が難しいんじゃないかなと思っていたのですがそれを結果的に控えて差し切ったというのはかなり濃い内容の競馬だったと思います。
ましてやこの週の阪神は前が残りやすかったのでなおさら驚きというか、最後も加速ラップで差し切っており、やはり素晴らしい末脚だったと思います。
何より直線のエンジンが掛かってから身体全体が沈み込むようなフォームで走っていたは個人的にグっと来るポイントで、身体の使い方が本当に良い馬だなと思いました。
この辺りは兄のサトノアーサーにも感じた部分でもあったので瞬発力に関してはお墨付きだと思います。

ただもちろん課題もあってゲートを出てから物見をしてヨレていたのでこの辺りはまだまだ集中力がない子どもな部分なのかなとは思います。
素質的には上でもかなり楽しみな馬で少なくともマイル辺りまではこなせると思うので暮れの阪神JFに駒を進めている可能性は充分にある一頭だと思います。

2着はチカッパ
スタートでアトロルーベンスに寄られる不利がありながらの2着で地力の高さは見せた競馬だったと思います。
狭い所を割る根性も見せており、今後も崩れにくい馬だと思います。
阪神の1400mという条件もとても合っていましたし引き続きこの条件では狙える馬だと思います。
小倉の1200mもおそらくこなせると思うので、早めに勝ち上がれる馬だと思います。

3着はブライトアゲイン
まさか後方からイン突きの競馬になるとは思っていませんでした。
改めて映像を見ると、スタートで立ち遅れた後に内のタイセイタリスマンが寄って来たため岩田騎手らしく思い切ってインを選択。
新馬にとってはかなりきつい競馬でしたがそれでも3着に来れた辺り能力の高さを感じます。
あと歩きを見ると正直砂かなという気もしたので、阪神の短いダート戦なんかに出て来れば確勝級かもしれません。


今週の気になる馬

◎将来性期待
ボンドガール 重賞~G1級
アトロルーベンス OP~重賞級

〇未勝利戦注目
チェルヴィニア
コラソンビート
チカッパ

▲砂替わり魅力
デルマアートマン
ブシン
ブライトアゲイン

※次戦危険かも?
シュトラウス
バスターコール


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