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【背腹理論】7/6,7/7新馬戦見解【2024-2025】

こんにちは、こんばんは、せばら三四郎です。

今年も何月まで続くかはわかりませんが新馬戦の見解と振り返りをやっていこうと思っています。

今年は主に芝のマイル~中距離に絞って予想していこうと思っています。
短距離戦に関しては正直自信が無いのと見方がもう一つわからないので今年は基本的には割愛していくつもりですが、書きたいことがあるレースについては触れていこうと思っています。

今年の背腹理論、「背腹理論ver3.0」の考え方としては
血統:ポテンシャル
背腹:ポテンシャルを引き出すための器
測尺:その馬の適性、特徴、スケール感を測る指標

新馬戦で重視するのは血統と背腹で上のクラスで通用するかどうかの見極めに測尺を利用するというのが今年の考え方になります。

昨年までは有力馬について片っ端から触れるような書き方をしていたのですが今年は予想を出してからそれに合わせて書いていく形に変えてみます。

新馬戦前の読み物程度に楽しんで頂ければ幸いです。
馬券は自己責任でおねがいしますm(__)m



7/7(日)函館5R 芝1800m

予想

◎カルテシウス
〇ローレルオーブ
▲シマサンブラック
△ルージュマローネ
△マジックサンズ
☆ヤマノインパクト


各馬解説

やや簡易的にはなりますが少しずつ触れます。

◎カルテシウス
キズナ×Galileoということでキズナ産駒の中では重厚なイメージのある組み合わせ。
背腹的には及第点評価。全体のラインはあまり好みでは無かったのですが
トモの出来には目立つものがありました。
もしかしたら血統的にキズナ、デインヒルなのでトモを良く見せやすいのかもしれませんが、普通に見れば良いトモだと思いました。
測尺的にはまずまずでやや管囲が細めではありますが問題ではないレベル。
動きとしては軽めの最終追いで程々に整えたという感じ。
坂路、コースの時計的には加速ラップも踏めていますし、体力的にも初戦から大丈夫なものがあると思いました。

かなり難解なレースで抜きんでて良い馬というのが正直いないレースではあるというのが戦前の所感なのですが、元々自分の付けていた評価に素直に従ってみました。
血統的にも向いていると思いますし好走を期待したいところ。

〇ローレルオーブ
血統的にはサマーエタニティが強調されそうな印象の配合で個人的な感想としては雨になると凄く強そうだなと思いました。
ウインブライト自身道悪経験は現役時代ほとんどありませんでしたが
ステイゴールド、アドマイヤコジーン、マルゼンスキーと雨に強い血統を多く含んだ血統なので今後馬券的に先物買いするのも面白いかもしれません。

馬体的には切れよりは持続型、素人目にはキ甲が抜けているように見えるので成長は早い馬なのかもしれません。

この馬の評価を高くした理由が調教の動きで、メンバー中で一番身体の使い方は良く見えました。

調教で選んだ馬があてにならないことも多いのでなんとも言えない部分はあるのですが、実戦で調教通りの動きが出来れば勝ち負け出来る馬だと思います。
週末の天気次第では馬場を味方に出来る馬かもしれません。

▲シマサンブラック
キタサン×ハービンジャーということで昨年のウールデュボヌールを思い出す配合。
この馬も道悪は走れそうな血統をしていて母系のミルリーフが光ります。

馬体に関しての情報はなかったので調教映像のみ。
動きを見るとキタサンというよりは100%純正ハービンジャーと感じるような動きで逆にこの洋芝は合うんじゃないかなと感じました。

映像的に速さは感じなかったものの時計は出ていたためまあ良いのかなぁという半信半疑な具合ではあります。。

洋芝のハービンジャーに期待してみたいところ。

△ルージュマローネ
砂向きっぽいというコメントは育成サイドから聞かれていますが馬の質的には走ってくるんじゃないかなと感じる馬。
調教時計を見ても体力的にはありそう。
ただ実際の動きを見ると芝よりやっぱり砂かなという感じでこの評価に。
ポテンシャルだけでどこまでやれるか。

△マジックサンズ
コナブリュワーズの仔だなぁという造りではありましたが個人的にはあまり良い形に見えなかったので背腹評価は低め。
ただ調教の動きとしてはローレルオーブと遜色ない動きをしていたので実戦的には走ってくる馬かもしれません。

☆ヤマノインパクト
調教を見るとそこまで悪くない動き、一発あっても?

馬券の方針

かなり混戦で一応印はつけましたが難解なレースだと思います。
当日の馬場状態やパドックでの雰囲気を加味しながら本当は予想を固めたいのが本音ではあります(´Д⊂ヽ
印を打った中ではローレルオーブは週末の天候悪化にも対応できる下地がありそうなので個人的には好走を期待しています。


7/7(日)小倉5R 芝1800m

予想

◎バズアップビート
〇ジョバンニ
▲ダノンシーマ

各馬解説

◎バズアップビート
今年のキャロットF牡馬、そしてエピファネイア産駒の中で今年No.1の評価をした馬。

血統的にはエピファネイア×ルーラーシップで今年の牝馬クラシックで活躍したステレンボッシュと同じ組み合わせ。
全姉のミントは新馬戦を勝ちその後は奮わなかったものの初戦では素質を感じさせる走りをしていました。
牡馬に替わって良くなるのかは未知数ですが血統の相性そのものは良いと考えています。

背腹評価はかなり良い評価をしていてエピファネイア産駒ならこれで走るんじゃないかなと思いました。
背中の出来も良い具合でトモの筋肉も丸みがあった上で質も良いように見えました。

測尺的には最高評価。遅生まれなのは気になるものの素質的には重賞~G1級の数字だと思います。

調教の動きを見ても芝での追い切りだったので時計はそこまで目立ちませんでしたが抑えて抑えて乗った中で終いだけ軽く促すとスっと加速して併走相手を突き放した動きはとても良く見えました。
フットワークの良さも目につきましたし初戦の調教として期待するには充分な内容だったと思います。

養命酒POGでは指名戦略的に順番が間に合いませんでしたがかなり高い評価をしていた一頭だけに相馬眼的に走って欲しいなと思っている一頭です。
期待通りの動きを調教で見せていたのでここは勝利を期待したい所。


〇ジョバンニ
バズアップビートと同じくエピファネイア産駒。
血統的にはSSクロスが無いのは気になりますが、今年のダービー馬のダノンデサイルもロベルトこそ持っていましたがSSクロスは無く母系にStormCatを持つ構成だったので以前ほどは目くじらをたてる必要もないかなと思います。

背腹的にはエピファネイア産駒らしいラインで良いバランスの馬に見えました。
測尺的にはやや管囲が細い分不安はありますが、上体のフィジカル的には良いものがあると思います。

調教映像もなかったので実際当日見て良い馬だったらいいなぁという祈りにも似た〇評価ではありますが松山騎手×杉山厩舎、そしてKRジャパンということでガイアフォースと同じチームなので初戦から評判馬達に喰らいついていけるものはあるかもしれません。


▲ダノンシーマ
川田騎手×中内田厩舎、そしてダノックス。
こちらも泣く子も黙る新馬戦最強クラスの組み合わせです。
セレクトセールで3億4000万の高額馬。
母のインクルードベティはTurn-toのクロス4本掛けという特長のある繁殖で当たれば大きそうな雰囲気漂う繁殖牝馬。
一つ上はハーツクライとの配合でしたが残念ながら未勝利。
個人的にも期待していたために残念な結果でした。
今年はキタサンブラックとの組み合わせで大当たりを引くことが出来るのか。

背腹評価は及第点という具合で背中の出来は良かったです。
トモは丸みがあり形は良いのですがやや筋肉の張り感というかもう一つ筋肉のカットが見えないのが引っ掛かりました。
測尺的には上半身は良い数字だったのですが管囲がやや太すぎる数字でどちらかといえばダート馬っぽい印象を受ける値でした。

坂路の調教ではそれなりの動きをしていて併走遅れではありましたが相手が一杯に追っている中、肩ムチ一発、楽な手応えで登坂していたのを見るとフィジカル的には良いものがありそうに思いました。
CWでも81秒台、終い11.7と出ているので調教的には問題ないように思います。

馬券的妙味を考えてこの評価にしましたが実際はバズアップビートと一騎打ちになるかもしれません。
ただ個人的に馬体面で気になる部分があったのでその辺りが実戦に行ってどうなのか、自分の理論的にも気になる一頭です。

馬券の方針

バズアップビート1着固定の馬券で勝負してみたいなと思っています。
印はつけませんでしたがポセイドンバローズも少し気になる一頭なのでその辺りまで含めて3連単とかを買ってみたいなと思っています。


その他の新馬戦の個人的な注目馬

7/6(土)福島5R 芝1800m

・アリアルブラック
セレクトセール出身馬で馬体のバランスには良さを感じていた馬。
ラブリイユアアイズの全弟で初戦から期待。

最後に

今週はバズアップビートに特に注目しています。

来年のクラシック候補になる一頭だと思っているのでどんな走りを見せるのか楽しみです。

馬券的には大人しい週かもしれませんが、POG的には面白い週なのでそういった目線で今週は新馬戦を見ていきたいです。

それでは。


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