よく、「過去に見聞きしてきたヴィジュアル系の歴史を書けば」と言われるが、一体何を、どういう風に書けば良いのか、自分はよくわからない。

2019年10月7日 00:44

　分析系の記事は苦手なので、ずっと避けている。もちろん、仕事として頼まれれば書くが、自分から積極的には書けない。書き方がわからない。だから、「昔のヴィジュアル系のことを」と言われても、一体何を書けば良いのか…。一体、自分は何を知っているのか？と思ってしまう。確かに、「お化粧系」とか「黒服系」と言われてた頃、あのシーンにいたんだけどね。

以前から…１０代の頃からポジパンは好きだった。他にもいろいろ書き出すときりがないので割愛する。田舎の少年が、東京に出てきて初めて足を運んだライブハウスが、まだ小滝橋通りにあった新宿ロフトだった。なんでそのバンドを観に行ったのかはもう記憶が定かではないが、そのときに観た「イルボーン」に頭を殴られるような衝撃を受け、洋楽中心だった糞ガキが日本のインディーズへ夢中になった。

　当時は、いろいろ聴いていた。中でも強く惹かれていたのがマダムエドワルダやサディサッズ、G-SHUMMIT、(ポジパンの頃の)SODOMなどだった。その後、もっとコアに進むのだが…。

ニューロティックドールとの出会いも、その頃か。当時は、趣味でライブハウスでイベンターまがいのことをやっては、いろんなバンドを呼んで企画をしていた。ジャンルは多岐に渡るので割愛するが、今は存在していないLIVE INというライブハウスで、ニューロティカ/ウェルズ/カステラというイベントを組んだら、当日券が足りないほどの動員を上げたりもした。7階から1階まで人がズラッと並んでいたのも覚えている。初めてクラブチッタを借りたときも、「こいつ何者?」と疑心暗鬼の状態ながら貸していただき、いきなりソールドアウトさせてやった。確かスピッツやTHE FUSEなど出ていたのかな。自分でも記憶は定かではない。

まぁ、いろいろとやっていたわけですよ。最初の頃はビートパンク系が多く、いわゆるホコ天/イカ天系のバンドにもいろいろと関わっていた。

でも、根底には暗くてジメッとした音楽が好きだったんだろうね。バンドブームの終焉と共に、自然と興味の視線を向けたのがポジパン寄りのお化粧系バンドだった。

自分をヴィジュアル系の世界に引っ張ってきてくれたのは、EX-ANSだ。リーダーのSEIJI君は、ニューロティックドールと接している頃からの繋がり。今でも彼の音楽性は大好きだし、自分に影響を与えたヴィジュアル系は、EX-ANSとD'ERLANGERとL'Arc-en-CialとDESIREだとは断言出来る。他は…好きなバンドは数多いが、自分の意識に影響を受けた…となると、その辺だろうか。

初期のL'Arc-en-Cialに関してはいろいろ知っているが、書くと面倒そうだから書かない(笑)。あえて一つだけ言うなら、関東でのL'Arc-en-Cialの初ライブは市川CLUB GIOだが、それ、自分が呼んだ企画…くらいに止めておく。

とにかくEZ-ANSの音楽性に惚れ込み、そこからお化粧系のバンドのほうへ視線を向けだしたところ、ベルベットアンドロワやら何やら面白いバンドがいろいろいたので、一気にそちらの世界へ傾倒してゆく。

あの頃、NHKで放送していた「バンドフロントライン」というライブをシューティングし放送していた番組があり、自分は新宿パワーステーションでのブッキングなどに関わっていた。そこにもEX-ANSを入れたはず。ただ、どんなラインナップだったのかが思い出せない。ヴィジュアル系寄りで言うなら、「AION/JACKＳ’N'JOKER/女的/BAD MESSIAH/LADIES ROOM」というイベントと、「EX-ANS/ZOA…あと何だっけ?思い出せない」みたいなイベントを組んでいれば、NHKで流れたはず。

当時、大好きだってたTHE 能登半島というバンドの映像も別の機会に収録していたのに、名前がNGを食らって放送にならなかったのも覚えている。糞だな、NHK。

その頃から音楽ライターを始めていたし、当時からアリーナ37°などではお世話になっていた。じつは上記のイベントなどを視察に来ていたのが、後にSHOXXを創刊させる星子さん。そういう現場でお会いし、「じつはアリーナでも仕事してます」という挨拶をしつつ、SHOXXは創刊から携わることなにたっ。

なんか書きながらだるくなってきた。記事もあっちこっち行ってるし。なので、もう辞め。こんな糞みたいな文章が貴重ってことなるのかな?だとしたら、世の中みんなが伝説を持っているってことじゃないか。みんな自分の歩んだ経験や歴史を書きまくれ。俺は、続きを書くかは…わからん。

http://vues.jp/　

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