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井上結夢という才能と、朽ちてゆく老木...。


井上結夢がプロデュースしているユニットlonely planetの2ndワンマン公演『Melancholic Spica』を渋谷REXで観た。

lonely planetは「都会の寂しい女の子」をコンセプトに活動している。
https://twitter.com/wakusei_lonely

ライブレポートではなく、ただの個人的な感想文なので、とくに説明はしない。


lonely planetの4人が演じていた、それぞれのキャラクターは、弱い自分を隠しながら、必死に理想にしたい自分を探していた。

舞台は都会、、、渋谷。

でも、それぞれの女性が抱えている闇に、場所は関係ない。
こじらせた思春期をずっと肯定することや、自分を必死に保ち続けるのに、都会も田舎も関係ない。
一つあるとしたら、田舎の子は、その解決方法を都会へ住むことで解消できるのでは?と夢見ることだ。

中には、そこで新しい刺激や体験、人との出会いを通して変われたり、自分が生きてゆく目標や理由を見いだしていける人もいるだろう。

中には、やっぱし変われないまま、自分自身の心を傷つけてゆく人もいるだろう。
傷つけ、痛みを覚えることで、自分を現実に必死に引き止めてゆく人もいるだろう。

自己否定という感情は、承認欲求のようなもの。

lonely planetの映像の数々を通して、楽曲の世界観に触れてもらいたい。
https://www.youtube.com/channel/UC1RWgAc5PFsMrhfsk4bVZRA

おっさんになってくると、繊細な感情にさえ鈍感になってしまう。
それが精神の衰えだとしたら、そんな悲しいことはないが、
そんなことにさえ気付かないでいるのかも知れない。


lonely planetの世界観は、井上結夢自身を投影した世界だ。
彼女がやっている雨ノ弱にもぜひ触れて欲しい。

https://www.youtube.com/channel/UCBDk7QkcQ94Inwx6mIs1fYQ


彼女のように、自分探しを表現という形に繋げられることに、とても羨ましさを覚える。
表現者というのは、みんなそうなのかも知れない。

それでも、自分のアイデンティティを、いろんな形で具象化しながら、自己探求してゆくその欲求と好奇心には、やはり尊敬を覚える。

そのために努力し、いろんなスキルを身につけては、より具体化しようとあがいてゆく。
それが、自分を突き動かす力となり、結果、人の心も揺さぶっていく。


おっさんになると…というのは、単なる逃げ口上なのはわかっている。

年齢を重ねるほどに臆病になり、挑戦から逃げてゆく。
何かやろうと思っても、今、出来ることの世界に閉じこもっているから、
それ以外を見ようとしても、求めたいことが何なのかまったく定まらなくなる。
いや、今やりたいこと以外、他に、何をやりたいのか、やるべきなのか、やったほうが良いのか、どんな刺激や人を求めるべのなのか、何も見えてもこないし、浮かんでもこない。


人は、自分を突き動かすエネルギーを喰らいながら大きく脹らんでゆく。

俺は、食事と酒をかっ喰らって身体だけ大きく膨らんでゆく。
 
欲求に突き動かされ、それを求め、必死に自分を削れる(磨ける)人は、何時だって輝いているし、人を引き寄せる魅力を放ってゆく。

だから、才能が引き寄せられるように集まってくる。


現状から広げようともせず。
だからと言って、現状維持も上手く出来ず、
ただただ蓄積したエネルギーを消費してゆくだけの、養分を吸い取れなくなった木は、もう朽ちてゆくしかない。


まだ、こうやって危機感を文字にしているだけましなのだろうか?
それは、よくわからない。

これを書いたから、何かが変わるわけではないのをわかっているからだ。

とくにリアクションが欲しいわけではないので、無視してください。
でも、仕事の依頼なら喜んで連絡は受け取ります。
好きなことで生きていきたいので。。。

自分が朽ちてゆく存在に成り下がっているからこそ、
自分を追い込んでも自分なりの出ない答えを模索し、表現してゆく存在が眩しくみえる。


こじらせた思春期のまま成長したlonely planetが演じた4人の女性たちは、それが望んだ姿なのか、妥協した姿なのかはわからないが、今とは違う一つの答えを見いだし、次のこじらせた日々へ舞台を変えてゆくのだろう。

こじらせた思春期のままに一つの答えを見つけながらも、時代の波から弾かれた才能は、今はなんとかしがみついていても、何時かは朽ちてゆく。

じゃあ、違う栄養となる養分を与えればいいじゃないか…。

一体それって何だろう??


年齢を重ねるほど、こじらせた心には現実が恐怖に見えてゆく。
10代や20代のときよりも、とっても暗くて、先の見えない恐怖だ。


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