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十時愛梨のモバマスを振り返る Vol.09

 今回は2014年11月のガチャで登場した[スウィートトゥスウィート]を見ていきましょう。長らくモバマスのログイン報酬だったので見かけたことはある、という方も多いのでは。

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うっかりさんな愛梨、ふたたび。

前回の[シンデレラドリーム]では頼もしさも感じられた愛梨でしたが、今回はリラックスした自然体な愛梨の表情が見られます。そのせいか、なんだか聞き覚えがあるようなことを言っていたり。

 「Pさん、隠し味の愛情で、とーっても美味しくできました~♪
  あっ、これ秘密なんでした…!わ、忘れてください~!」

覚えてますか? この連載の2日目に出てきた[スイートバレンタイン]で、愛梨は作っていたケーキをPに見せて、見せてから内緒で作っていたことを思い出して、「見ちゃダメですよー!」って言ってましたよね。何も知らなくても、微笑ましいなぁ、とほっこりする場面ですが、昔を知っていると、似たようなシチュエーションがあったな、とニヤっとできる。知れば知るほど愛おしくなるのが、十時愛梨というアイドルなのかな、と思います。

昔と似たシチュエーションといえば、これも。

 「はふ、はふ…えっ、出番~?」

せっかく前回の[シンデレラドリーム]で、「今度こそ…出番ですねっ!」とカッコよくステージへ向かっていたのに…とも思いますが、見方を変えると、アイドルとして堂々とステージに立てるようになっても根は変わっていない、とも言えます。しっかりしなきゃいけない場面はアイドルとしてしっかりやる。でも抜けているところは抜けている。進化や進歩と同時に、変わらない一面も併せ持っているのが、また愛梨の魅力じゃないでしょうか。


甘い気分で、自然体な愛梨。

特訓前はPと焼き芋を焼いている場面、特訓後はライブのステージで、どちらの場面でも「甘い気分ってこんな気分~?」と言っているのが印象的です。特訓前は見た目のとおり焼き芋が甘いわけですが、特訓後はライブでファンを甘い気持ちにさせてあげて、愛梨自身もそれが楽しい…、と、自然体でステージに立っていることが伺えます。

そんな自然体な愛梨だからか、これまでしゃべっていなかったこともしゃべっていて、意外な事実もいくつか明かされています。例えば・・・

 「普通のお料理は焦がしちゃいますけど、お菓子は大丈夫ですっ」

と、ケーキ作りの手際の良さからすると意外なことに、普通の料理は焦がす、ということが打ち明けられています。デレステでも同じことを言っているので、料理を焦がすことが多いんでしょう。

 「愛梨はママ似ってよく言われるんです~。性格も、外見もです~」

こちらはCDデビューの頃から何度か話題になっている家族の話。

 「LIVE中でも、ドリンクはあま~いミルクティーが一番ですっ♪
  甘いから♪」

「アップルパイ・プリンセス」の影響なのかは不明ですが、ステージドリンクにミルクティーを選ぶ紅茶党だったことが分かった一コマ。理由が「甘いから♪」というシンプルな理由でとても愛梨らしいですよね。

 「夢もふわふわ、コールもふわふわ♪」

そしてこちら。言葉遊びをするお茶目さも愛梨らしい可愛らしいところですが、もうひとつ、ファンからのコールをちゃんと聴いている、というところもファン想いな愛梨らしいところだな、と思います。


踊りきること。それが十時愛梨。

ところで、今回の特訓後の愛梨は親愛度MAXになると、こんなことを言っています。

 「ふぅ~。今日の愛梨も、100%踊りきりました~。
  Pさん、どうでしたか?
   …あ、衣装がズレてるのは見ちゃダメです~!」

スポーツでも勉強でも、終わったときに「自己評価で何点?」と聞かれる場面がありますよね。自分に厳しい人や控えめな人は80点とか、最高のパフォーマンスが出来たと思ったときには120点とか、いろいろな答えがあると思います。十時愛梨の自己評価は「100%」で、その点数は「踊りきった」ということをベースに採点されています。

たぶん、練習してきたこと、やろうと思っていたこと、もしくはファンからのコールを受けてやろうと思ったパフォーマンスをやりきったから、100%という答えなんだと思いますが、ここで「理想の自分」とか「他のアイドル」と比べるのではなくて、「今の自分にできること」を基準にしているところが、マイペースな愛梨らしいところだと思います。

しかも、それが「今日も」ということは、どんなステージであっても毎回そうしている、ということで、そして100%の自分を惜しみなく出し尽くす、というのは、目の前のファンのために、いつでも精一杯のパフォーマンスをする。それを積み重ねていくんだ、というファン想いな面とも繋がっていて、ここも愛梨らしいところだと思います。


自然体だからこそ見えてくる魅力。甘い気分にさせてくれる[スウィートトゥスウィート]はモバマスでもお迎えしやすいカードですので、ぜひご自身の手でプロデュースしてみてくださいね。

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