アシダ音響 ASHIDAVOX ST-90-07

本来であればもっと早くレビューするべきだったが,今更レビューする.

GIZMODOで前モデルのST-90-05が絶賛されていた.
その記事で興味を持ち,ST-90-05を購入しようと思っていたが,生産が追いついておらず,予約のみ受け付けられていた.
例によってTwitterで検索するとひさご電材が協力して新製品が予定されているらしい.
ひさご電材というのはリケーブル界隈では有名なonsoのブランドを持つメーカーだ.
これは期待できそうだ.
とりあえず,会員登録だけ行っておいた.

すると,その日が来た.
新製品ST-90-07の発売を知らせるメールが来たのだ.
すぐに購入を決定した.

なかなかST-90-07は届かなかった.
Twitterでずっと追いかけていると生産が遅れているらしい.
本当に心待ちにしていた.

そして,届いたのだ!
音はもう…最高だった.
私が好きな音のど真ん中だった.

密閉型でありながら綺麗に澄み渡るように鳴り響く中高音,低音は確かに音がしっかりと解像感を持って描出されているが,音圧はそれほど強くない.
見通しの良い音とはこういう音なのだろうな,という音であった.

もちろん,高級な機種になればこれより良い音が鳴るだろう.
しかし,この110gという軽量さでこんなに良い音を響かせるヘッドフォンが他にあるだろうか.
しかも,9020円で,だ.

常々価格.comで軽量のヘッドフォンを検索しては,試聴に行っていた.
レビューはノリの良い音等のレビューが多く,中高音が綺麗と評されるものはほとんどなかった.
実際,低音が効いているものもあった.音がスカスカのものもあった.

私は初めてこの重量で納得のいくヘッドフォンを見つけた.
出先で音楽を聴ける環境がありそうなら,どこへでもこのヘッドフォンを持っていく.
何せ本当に軽いから.

密閉型でこれより良い音を望むのであれば3万円以上が無難だろう.
2万代の機種とは張り合える実力を持った機種だ.
eイヤホンでも1位を獲得したらしい.

いまはiPhone+Lotto Paw S2+ST-90-07でポタオデを楽しんでいる.

もし迷っている人がいれば是非手に入れてほしい.
後悔はしないと思う.

次はオーバーイヤー型のST-31-02というヘッドフォンが予定されているらしい.
もしST-90-07と同系統の音なら…購入は避けられないだろう.
こちらはある程度の重量があると思われるので,家での使用になるかと思われる.

ST-90-07の購入はeイヤホンか公式サイトがお奨めである.
以下はアフェリエイトリンクではないので安心して踏んでほしい.

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