ハウステンボスの作り方 第3話 2人の出会い

話は戻る。室谷さんはなかなか土地購入の許可がおりないので、問題の土地の西彼町出身である神近さんを聞きつけ藁をもすがる気持ちで訪ねてくるようになる。
「神近さん、どうしたらあの土地を許してもらえるか教えてください」その時はまだどうしようも出来ない神近青年であった。
時を進めて昭和47年4月西彼町長と反りが合わなくなった神近さんは役所に辞表を提出。そして仲間を町長候補に担ぎ出し、地元の農家さん達の力を借りて、町長選挙でなんと快勝したのである。
しかし神近さんは役所に戻るわけにもいかず、どうしようかと迷っていた時に再び室谷さんから相談を受けた。
「神近さん、西彼町はあなたの故郷でしょ?私は目的もなく土地を買ってしまった。土地を何に使えばいいか考えてください」そんな熱心な思いに心動かされ『やります』と答えたのである。

さていよいよ出会った二人ここからどうなるものか、、、

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