ハウステンボスの作り方 第4話 土地開発始まる

さていよいよ室谷さんが買った土地を「自然休養村事業」の指定を受けるために、動き出したのである。
20万平方メートルに観光事業を展開する事に決めた。
昭和48年6月仕事初めの日、室屋さんは150万の現金と一條の社印と通帳を神近さんに手渡し、「さあお金は送りますから、どんどん仕事をしてください」と室谷さんは言った。
神近さんは計画を練り、昭和48年9月に着工したのである。
資金は一條が出すと言うので、みんな張り切ってどんどん仕事を進めた。ところが一向にお金が送ってこない。
『どうなってるのですか?』と催促の電話を室谷さんにすると、「すいません、千葉の土地が売れたら必ず送りますから」と言う。
だが、いくら待ってもお金が送ってこない。
こうして48年の暮れには4000万円の未払金が発生してしまった。
さてさてこれからどうなることやら、、、

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