見出し画像

パチンコ・パチスロを打つ人が期待値という概念を学んでほしい理由

期待値という概念は、パチンコ・パチスロではなくても存在します。プラスの期待値もあれば、マイナスの期待値もある。そこで、提言したいのです。パチンコ・パチスロファンの方であれば、すべからく期待値という概念を学んで欲しいのです。なぜかというと、自分がどんな遊びをしているのかが分かるためです。順を追って、解説します。

・期待値という概念

期待値という概念は、その試行をすることによってどういう結果が現れるかを数値化したものです。例えば、ここに1〜6の出目が出るサイコロがあったとします。6が出たら、100円プレゼント。1〜5が出たら、10円の罰金。さああなたは、このサイコロを振りますか?

答えは振ったほうがいいです。計算すると、

100-10-10-10-10-10/6=50/6=8.3333333……

となり、期待値がプラスになるからです。では、1〜5が出た場合30円の罰金だったらどうでしょう?

100-30-30-30-30-30/6=-50/6=-8.333333……

となり、振らない方がいいという結論に至ります。パチンコ・パチスロで勝っている人は、前の条件つまりプラスの期待値のサイコロを永遠に振っています。逆に負けている人は、マイナスの期待値のサイコロを永遠に振っています。もちろん、展開によって一時的にプラスのサイコロでマイナスになったり、逆のこともあります。期待値は結果を保証する物ではありません。ただし、計算上は試行を重ねていけば重ねていくほど、期待値に近づいて行く。収束していく。という考え方です。この考え方はパチンコ・パチスロで勝っている人であれば、誰でも知っています。

「いや、俺は期待値でパチンコ・パチスロ打ってないから!」

という声がどこからともなく聞こえてきます。しかし、僕はこの考え方を勝ってる人だけでなく一般ユーザーの方にも伝わって欲しいのです。それはつまり自分がどれだけマイナスの期待値を稼いでいるかということになります。

・パチンコ・パチスロにおける期待値の考え方

例えば、アイムジャグラーEX-TP(6号機アイムジャグラー)でこれを説明すると、設定1の時に機械割は97%です。これを20円スロットで1時間800g回したとすると、

800×3=2400 2400×0.97=2328 2328-2400=-72 -72×20=-1440

というわけで、1時間で-72枚、-1440円の遊びをしているという計算になるわけです。むろん、これを10時間やると1日で-14400円の遊びをしているということになります。結構大きい金額。パチンコ・パチスロで経済的に困窮している人は、自分が遊んでいるという感覚を持っていません。むしろ、お金を増やそうとしている人の方が多いでしょう。断言します。あなたのその打ち方で、

手元のお金が増えることはありません。

なぜなら、あなたは時給-1440円のバイトをしているに過ぎないのですから。パチンコ・パチスロはお金を増やすために存在している物ではありません。遊ぶためにあるのです。例えば、このマイナスの期待値という考えを自分が遊んでいる=つまり遊戯しているという考え方にシフトチェンジしていけば、よりこの遊びを楽しむことができるのでは無いかとそう思うわけです。結果だけに一喜一憂せず、自分が今どれくらいの期待値を積んでいるのか確認する。そして、自分の無理のない範疇で遊ぶ。これがパチンコ・パチスロの本当の嗜み方なのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?