TC-WE475 ソニーカセットデッキ ベルト交換

警告
この作業は高電圧の回路に感電して、死亡もしくは重症を負うおそれがある。 
このノートの目的は将来において再度修理作業を行う際の手順並びに調達部品を記録することであり、ノート読者に同様の修理作業を勧めるものではない。

準備
分解作業の参考資料として次のホームページからサービスマニュアルを入手した。

サービスマニュアルSECTION2に従ってメカデッキアッシーを取り外す。
次にSECTION7-3を参照してカセットホルダーアッシーを取り外す。
更にSECTION7-5を参照してキャプスタンモータを取り外す。
この状態でゴムベルトの交換を行う。

サービスマニュアル中ではゴムベルトのサイズ記述を発見出来ず、オリジナル部品の寸法を次の通り計測した。
Ref.212 Belt(FR)  ゴムベルト(角)φ45 x 1.1T
Ref.213 Belt(CAPSTAN B) ゴムベルト(平)φ65 x 0.5 x 3.5
2つのメカデッキで同じゴムベルトを使用していた。

交換用ゴムベルトは千石電商にて入手した。 上記と同一寸法の物が無く、近似寸法品を2本ずつ調達した。
ゴムベルト(角)φ45 x 0.95T
ゴムベルト(平)φ65 x 0.5 x 5

交換後の装着状態を次の写真で示す。新規に調達した5mm幅のゴムベルトでは写真中央上部の金属部品に干渉していることが解る。 この干渉を嫌う場合は手作業でベルトカットして幅を狭める必要がある。

5mm幅平ベルトの干渉状況

交換実施日 2022年5月25日

#TC -WE475
#SONY
#ソニー
#カセットデッキ
#修理
#ベルト交換


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?