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Forza Yumeno

まえがき

皆様ごきげんよう。

先日、アンジュルムのリーダーであるタケ(竹内朱莉)の卒コン日程が発表されました。6月21日の横浜アリーナか。水曜日だし、休みを取るのもそんなにハードルは高くないですね。22日と合わせて、何が何でも連休を取ってやります。財産を投げうってでも、福岡から飛んでいきます。アイドルとしての最後の姿を、しっかりと目に焼き付けます。

さて、そんな嬉しいニュースの前日には、つばきファクトリーのオリジナルメンバーであり、タケとも仲の良いきしもん(岸本ゆめの)の卒業が発表になりました。リーダーである理子(山岸理子)の卒業と同時リリース。精神的にもかなりこたえました。ここまで感情の浮き沈みが激しかった2日間はなかなかないですね(笑)そんなきしもんは果たしてどんな特長があるのか?少しでも皆様と共有できればと思います。


プロフィール

まずは基本情報のご紹介です。

・ハロプロ研修生加入前は子役として活動
・1歳でドラマに出演した経験を持つ(“水戸黄門”など)
・つばきファクトリーの“タイムキーパー”を自称
・セール品をよく買う
・同時期に研修生に加入したメンバーに一岡伶奈(BEYOOOOONDS)、牧野真莉愛(モーニング娘23)などがいる
・憧れの先輩は清水佐紀、嗣永桃子(Berryz工房)

きしもんは2012年、モーニング娘。のオーディションに落選したのち、ハロプロ研修生に加入しました。その後2015年につばきファクトリーが結成。2017年にメジャーデビューを果たし、現在まで活躍を続けています。名前の“ゆめの”の由来は、夢を持って育ってほしいという思いからで、漢字よりも見た目がかわいいからひらがなになったのだそうです。卒業コメントでも、歌手やフィットネス、ファッションで活動したいという“夢”を熱く語っていました。名付けた親御様の感慨もひとしおでしょうね。


親近感

私はきしもんと同じ大阪出身、かつ年齢も大して変わりません。勝手に親近感を覚えています。関西人というもの、他の地方の人が関西弁で喋っているのを耳にすると、どうしても違和感を覚えがちです。言葉を選ばなければ“下手くそ”と文句を言いたくなることもあります(笑)ただ、きしもんにそんな心配をする必要はありません。

昨年10月、タケ、あゆみん(石田亜佑美)と出演したスペースシャワーTV(スペシャ)の“朝まで生竹内”では、“素の岸本ゆめの”が存分に出ていました。もともと互いの家に遊びに行くほど仲が良く、今年の初めにはりなぷ(勝田里奈)も加えて初詣にも行ったそうです。

喋る際のイントネーションや言葉遣いは、まさに関西人そのもの。上手く言えない部分もあるのですが、これは大阪で育ったからこそ、心から“自然だな”と思えるものでした。普段はなかなか“ホンマに”とか“ほな また明日”なんて言い方を耳にすることはできないので、すごく貴重だったなと思います。そしてスペシャで録画してくれた実家の両親に感謝します。

以前、理子、樹々、まおぴん(秋山眞緒)と番組に出演した際、“ねりあめ”を題材に渾身のギャグを披露。さらには自身が持ち歩いているという“ネタ帳”を出していました。MCが宇都宮まきさんだったとはいえ、そういうところで変に肩肘張らずに素を出していたあたり、人間味を感じてすごくいいな~なんて思ってしまいました(語彙力)。また渾身のギャグをどこかで見たいですね(笑)


歌唱力

ハロヲタなら誰もが知っていることだとは思いますが、やはりこれを語らずにはいられません。個人的には1、2を争うくらいなのではないかと思っています。昨年7月にコンサートに行った際は椅子に座りながらのパフォーマンスでしたが、それでもパワフルで芯の通った歌声には心が震えました。そこで、個人的にきしもんの歌唱力が発揮されているなと感じるものを、いくつかご紹介していきたいなと思います。

間違いじゃない、泣いたりしない

2月に発売された最新シングルですが、間奏終わりの“忘れたいのに Ah”の部分は彼女の歌割りです。この曲は、恋に破れた女性が過去の思い出と葛藤しながらも、これから続く人生に向かって力強く歩む姿を描いた歌となっています。ここでの高音を外さずバッチリ決めているのは流石ですね。

そしてそれに加えて、歌っている際の表情が素晴らしい。彼のことを忘れたいけど、どうしても忘れることができない。辛くて苦しい。そんな気持ちがしっかりと表れているのではないかと思います。レコーディングの際は、ファルセットでかつ切なさを出すことを意識して歌っていたそう。それでも違和感は一切ありませんでした。どんな歌い方でもできる技術の高さも、この曲では光っているのではないでしょうか。

アイドル天職音頭

1番Bメロでの“己次第さ”ですが、“さ”の後で母音の“あ”の伸ばし方、強調の仕方がめちゃくちゃ上手いなと思いました。それによって、聴く人に歌詞をはっきり伝え、“己次第”というメッセージ性もより際立っています。サビにかけて曲が盛り上がりを見せるうえで、ここにきしもんを持ってくるスタッフさんのチョイスも素晴らしいですね。

低温火傷

落ちサビ終わり、“君に”の部分をソロで歌っています。そしてその直後に “Oh”を伸びやかに歌う瞬間がたまらなく好きです。やはりここでも母音がしっかりと強調され、曲に味と深みをもたらしてくれています。母音を強調することに関しては、マジで日本のアイドルでもトップレベルなんじゃないですかね?(異論は認める)


身体づくり

これも外せない特長ですね。ボディメイクには一切妥協のないきしもんですが、きっかけは2021年のライブだったそうです。12人体制での初めての日本武道館ライブの前に、マネージャーに目標を伝えたのですが、そこできしもんは“ボディメイクをする”ということを挙げたそうです。その後パーソナルジムに通い始め、24時間営業のジムも契約しました。私も最近chocozapに通い始めたのですが、彼女の頑張りに触発された部分も大きいです。

これは真似できない…

昨夏に写真集を出す前は、毎日のようにジムに通っていたきしもん。そこでは有酸素運動を中心に行っているんだとか。さらにそれ以外でも、毎朝30分散歩して公園に行き、筋トレをして30分かけて帰ってくるということも行っていました。マネージャーいわく、早朝6時から撮影するときでも“ここに来る前にジムに行ってきました”なんてことも珍しくないそうです。釣り人のような早起きですね。

変わったのは筋トレだけではありません。食事に関しても気を遣っています。最初の頃は、脂質をなくしたりするなど、PFCバランス(詳しくは後述)を徹底的に管理していたそうです。そのために1冊ノートを作り、毎回の食事のたびにPFCバランスを計算。他のメンバーが弁当を食べている中、一人食材と数値をノートに書いていることもありました。現在でも、“夜は炭水化物を少なめにする”だったり“夜遅い時間に食べない”ということは意識して取り組んでいるそうです。

では、PFCバランスとは何なのでしょうか。気になったので軽く調べてみました。

PFCバランスとは、健康を維持していく上で、主なエネルギー源となる3大栄養素です
PFCはP(タンパク質)、F(脂質)、C(炭水化物)の頭文字を取った言葉です
コナミスポーツクラブ公式サイトより引用

タンパク質は筋肉や血管など、身体組織の主成分になります。脂質は細胞膜やホルモンの原料になり、エネルギーを蓄える役割を持っています。炭水化物は筋肉や脳などの主要なエネルギーとなっており、PFCにはそれぞれ別の働きがあります。そのため、3つをバランスよく摂取することが重要なのです。どれか一つを摂りすぎたり、一つの栄養素を摂取しないことは、肥満の原因となったり、それぞれの働きを低下させてしまいます。

普段見せている伸びやかな歌声とパワフルなダンスを生み出すのは、このPFCバランスに基づく徹底した自己管理。自分の体と徹底的に向き合い、継続して取り組めるのは決して簡単ではないはずです。意識を常に高く持ち、ストイックさを崩さない姿勢は、ただひたすら尊敬します。


あとがき

いかがでしたでしょうか。初期から中心となって活躍してきたきしもん。そんな彼女が卒業することを考えると、寂しさがどんどん募ってきます。でもそう思えるのは、きしもんがそれだけ魅力的であり、全力でグループを盛り上げていったからこそでしょう。世代の近い者として、人間的にも学ぶべき点は多いと感じています。

きしもんは昨年、肺血栓塞栓症で活動休止を余儀なくされました。入院した際、自身が居ないつばきファクトリーの活動を見て、メンバーへの頼もしさを感じ、卒業することへの決心がついたそうです。あまり今後のことは考えたくないのですが、残されたメンバーも素晴らしい実力を持っています。各々が個性を発揮し、過去最高を更新し続けてくれるはずです。

卒業まで、きしもんらしさを忘れず、全力で走り続けていってほしいです。その後も、人生が続く限り、ずっと応援しています。
春ツアーのサブタイトルは“シュンカン”です。きしもんがアイドルを終えるまで、その時々の“シュンカン”をファンとしても大切にしていきます。

それではまた。

p.s.春ツアーの現場予定がないのは辛い…

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