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僕たちの愛すべき竹内朱莉

こちらは #竹内朱莉アドベントカレンダー 6月20日(30日目)の文章です。
#竹内朱莉アドベントカレンダー は2023年6月21日をもってアンジュルムをご卒業なされる竹内朱莉さんの新たな門出を祝福したい!という趣旨のアドベントカレンダーです。

これまでの投稿はこちらからご覧ください。


はじめに

皆様ごきげんよう。

ついに明日、アンジュルムのリーダーであるタケ(竹内朱莉)が卒業します。昨年12月20日に卒業がリリースされてから約半年。長いような、それともあっという間だったような…

6月22日以降も、まだアンジュルムのリーダーとして活動しているんじゃないか。正直、直前になっても実感は湧いていません。アンジュルム、そしてハロプロから離れることが、全く想像できないままです。

アンジュルムを好きになったとき、先頭に立っていたのはタケでした。和田ちゃん(和田彩花)がリーダーだったころはあまりよく知りません。“アンジュルムといえば竹内朱莉”と言っても過言ではないかもしれない。

ハロプロエッグ(現ハロプロ研修生)に加入したのは2008年でした。3年後の2011年に前身のスマイレージに加入。2015年からアンジュルムのサブリーダーを務め、2019年からリーダーとして引っ張ってきました。

人生の半分以上をハロプロで過ごしてきたタケ。楽しいことも辛いこともたくさんあったとは思うけど、ここまでアイドルとして走り続けてきました。ただただ尊敬の念を禁じ得ません。本当に、1つしか歳が変わらないとは思えないな。

今回は、卒業を目前に控えたタケについて、れら(伊勢鈴蘭)ヲタの私なりに語っていきます。そして、改めて感謝の気持ちを伝えさせていただければと思います。


プロフィール

簡単にタケのプロフィールを掲載しておきます。

・メンバーカラーは青
・矢島舞美(元℃-ute)は従姉にあたる
・兄から譲り受けた、いわゆる“バリバリ財布”を愛用している
・2016年4月から大学に進学
・ハロプロエッグ(現ハロプロ研修生)の同期に、譜久村聖(モーニング娘。23)がいる
・野球好きで、大の読売ジャイアンツファン


卒業発表

翌日は仕事が休みだったので、ベッドに横たわってダラダラしていました。何気なくTwitterをのぞくと、“竹内朱莉の卒業に関するお知らせ”のリリースが。“ついにきたか…”という気持ちが一番でしたね。

理子(山岸理子)やきしもん(岸本ゆめの)、樹々(浅倉樹々)のときは、ひたすらショックで何も考えられない感じ。それよりかは、心が強く締めつけられ、重いものがのしかかった感覚になりました。

多少覚悟はできていました。昨年11月の北九州市での秋ツアーですが、ラストの曲は“Piece of Peace~しあわせのパズル~”。他のメンバーは前方に一列で並んでいた中、タケは一人だけ後ろにポツンと立っていました。ツアー初日の座間公演ですらこの演出ではなかったです。

照明に照らされているのを見て“フラグなのかな…”。そう考えると、思わず涙がこぼれてしまいました。年齢から考えても、そろそろ卒業かなと感じていた部分はありました。

とはいえ、そう簡単に受け入れられるわけありません。一番最初に好きになったグループのリーダーの卒業。いざ発表されると、やはり辛いものがあります。

精神的にも、かなりダメージがありました。翌日に改めて本人のブログを読むと、余計に寂しい気持ちが募る一方でした。

でも、これは自分の意志を貫き、やりたいことをやるための前向きな卒業。どこまでもカッコいいな。コメントも周りへの愛にあふれているな。

竹内朱莉は、誰にとっても本当に大きな存在だ。

そう思うと、涙が止まらなかった。

グループの中心で、誰よりもキラキラ輝いていたタケ。まさしく“アンジュルムの太陽”というべきでしょう。タケのいないアンジュルムがどうなるのか、全くイメージできません。

それでも、後輩たちも成長を続けています。りかこ(佐々木莉佳子)はCanCamの専属モデルとして活躍。サブリーダーのかわむ(川村文乃)は、日本人女性初の1級マグロ解体師となりました。他のメンバーも、それぞれのステージで個性を発揮しています。

タケ自身もコメントの中で“頼もしい後輩達の成長を強く感じた”と語っています。大切で大好きなアンジュルムを、心から信頼する仲間に託します。

残された後輩たちは、互いに切磋琢磨しながら前進していくことでしょう。そして新リーダーのかみこ(上國料萌衣)を中心に“過去最高で過去最強のアンジュルム”を更新し続ける。そう確信しています。


書道と竹内朱莉

ご存知の通り、タケの特技の一つとしてあるのが“書道”です。小学生のときから書道に取り組んでおり、高校生のときには初段を取得。さらに2020年8月には、成人まで教えられる四段に昇段しました。

さらに、翌年11月には準五段となっています。現在は、全ての人に指導ができる五段“教授”を目指して活動しています。

今回卒業を決めた理由の一つは“今まで以上に書道に時間をかけて取り組みたい”ということ。その先には“書道で世界を回りたい”という壮大な夢を描いています。

大きすぎる夢だと笑われるようなものでしょうか?
いや、そんなことはありません。

中途半端なものより、でっかいでっかい夢を描いてほしい。その夢に向かって勇ましく前進する姿は、他の誰よりもカッコいい。

書道は、タケにとって夢を抱くことが誇らしく思えるほど大好きなもの。全力で頑張るタケを応援できたことは、この上ない幸せです。

書道家としてのタケには、学ぶべき点が数多くあります。中でも一番は“時間の使い方”でしょうか。自分の時間を活用するのが本当に上手いなと感じています。時間の使い方が上手いの人の特徴としては、以下のようなものがあります。

・決断力がある
・隙間時間を有効活用する
・行動が習慣になっている
・自分の能力を把握している
・嫌なことを後回しにしない

“○○をしたい”という目標から逆算し、今自分が何をすべきか理解する。そしてやると決めたらすぐ行動に移す。フィードバックし、改善点を見つけることも忘れない。次はどうすれば良くなるか考え、また計画や行動を行う。まさしく、一般社会人でも求められているPDCAサイクルが上手く回っていますね。

4月には、自身初の個展“煌々舞踊”を開催。夢のひとつをかなえた形になりました。普段はレッスンやリハーサル、公演など多忙を極めているはずです。ましてや準備期間中は、やることが山積みだったことは想像に難くありません。

アイドル活動の合間に多くの墨を摺ったり、時には23時過ぎまで作業していたこともあったんだとか。それでも、平日の分でさえチケット完売の日が続出しました。忙しい中でも、時間を作っては上手く使い、きちんとPDCAサイクルを回していたからこそ成功したのでしょう。

私も4月20日に参戦。ご本人の降臨にも立ち会うことができました。たくさんの自身の作品に囲まれるタケの笑顔、どこまでも眩しかったです。個展を開催できたことに対し、心から喜んでいることが感じられました。こちらまで楽しくなったし、嬉しくなりました。

作品も素晴らしいものばかりでした。
インパクトの強さに圧倒されっぱなしでした。
当然ですが、ただ墨と筆で半紙に書かれたものではありません。

タケは、まるで踊るように字を書きます。ここまで躍動感がある字は、タケならではというべきでしょう。そして作品からはタケの生きざま、愛を感じることができます。書道への熱い思い、真心が存分に込められています。


出口付近にあった“有終完美”の文字。

これまでのこと、これからのこと、色々なことを考えました。


あえて最後にこの作品を持ってくるのか。感じることが多く、思わず涙がこぼれてきました。横浜アリーナでも全力を出し切り、悔いなく有終の美を飾ってほしいなと願うばかりです。


歌唱力

タケの歌唱力の素晴らしさは、誰もが知るところでしょう。声の特徴としては、真っ直ぐで力強く、聴くと元気とやる気をもらえます。

きしもんだったり、豫風ちゃん(豫風瑠乃)と似たようなものを感じますね。タケの歌割りで好きなものを挙げるとキリがないのですが、印象的なものをいくつかご紹介します。


Piece of Peace~しあわせのパズル~

ラスサビの“笑う勇気くれるから”の部分で見事なフェイクを披露。他のメンバーの透き通った優しい声と、タケの高音が完璧にマッチし、絶妙なハーモニーを醸し出してますね。自分の色をしっかり出しながらも、仲間のパートを邪魔しないところは素晴らしいです。


愛・魔性

こちらもぜひラスサビにご注目いただきたい。“今夜を逃さないで”はタケの歌割りなんですが、一節だけでも音程の細かい上下があります。息遣いも難しいはずですが、完璧に歌い上げているところは何回聴いても飽きません。


Uraha=Lover

この曲では1番Aメロの”背伸びした窓辺の外 ビル街見下ろした”の部分を担当。こういった低音パートのイメージはあまりありませんでした。それでも、太くて芯のある声で曲に命を吹き込んでいます。スペースシャワーTVの“朝まで生竹内”で“ガラクタDIAMOND”を歌った際もバッチリ低音を決めていました。もっとこういった歌割りを見たいですね。

タケの歌声を聴いていて感じるのは、“ミックスボイスが特徴なのではないか”ということ。これはミドルボイスともいい、地声と裏声の中間の声質で発生した声のことを指します。“よそ行きの声”だったり“営業用の声”とも称され、声のトーンが高くなることも一つの特徴です。

また、ミックスボイスにも2パターンあります。秦基博さんのように、地声の成分が多く硬いもの。もう一つは、スピッツの草野マサムネさんに代表される、裏声成分が多くやわらかいもの。

タケはどちらかというと、前者に近いのではないでしょうか。普段喋ったり歌ったりする声を聴いていると、はっきりしていてエネルギッシュだという印象があります。

ミックスボイスを出すために大切とされていることもあります。それは声帯周辺の筋肉である閉鎖筋、さらには表情筋を鍛えること。表情筋を鍛えれば、自然と閉鎖筋も強くなると言われています。

タケに関しては、元から表情が豊かで、感情を前面に出しています。よく笑っている印象も強いです。おのずと表情筋が鍛えられ、閉鎖筋にも伝播し、伸びやかな声につながっているんですね。

もちろん本人の努力もあるはず。レッスンのみならず、自宅等での自主トレも習慣化され、コツコツ積み重ねたことであのボイスが完成されていったのでしょう。


リーダーとしての竹内朱莉

“リーダー”と一口に言っても、各個人で個性も変わるし、誰が務めるかによってグループは全く違うようになります。けれども、主に2種類に分けられるように思います。

まずは、一歩引いて仲間を包み込むタイプ。ハロプロの現役メンバーだと、BEYOOOOONDSのいっちゃん(一岡伶奈)やつばきファクトリーの理子がそうではないでしょうか。もう一つは、率先して行動し、自ら引っ張るタイプ。くるみん(高瀬くるみ)やタケはこちらに該当するように感じます。

こちらの動画の16:20からをご覧ください。楽屋でも自分から声を出して盛り上げ、後輩に笑いが広がっていくのが見て取れます。アンジュルムの楽屋は“ハロプロで一番賑やか”だったり“動物園”と言われることもあるそう。タケが雰囲気を作っている部分は大きいかもしれませんね。

リハーサルでは、後輩に対して熱く指導することもしばしば。リズムの取り方など、時には厳しくとも愛のこもった言葉を投げかけています。新メンバーはついていくのに必死で、れらも新人のときは𠮟咤激励を受けて泣いたことがあるんだとか。

とはいえ、これは仲間のためを思ってのこと。れらによれば、指摘された後で“あれは大事なことだったんだな”と気づかされます。決して文句を言ったり恨んだりしません。タケの発する言葉はやる気スイッチをオンにし、エンジンをかける役割があるといっていいでしょう。

だからこそメンバーは、パフォーマンスで悩んでいた時によくタケに相談に行っていたんですね。かわむがブログで言及していましたが、教えたことができたときは“出来てたよ!よかったよ!”と褒めていたそうです。

タケは本当にグループ思いなんだなとつくづく実感します。“もっとアンジュルムを良くしたい。そのために自分には何ができるのか”を常に必死で考え、自分なりのやり方で引っ張ってきました。

タケがリーダーに就任して以降はまさしく過渡期。りなぷ(勝田里奈)やかななん(中西香菜)といった、スマイレージ時代からの中心メンバーが次々と卒業しました。メンバーも不安になっていたはず。

そんな中でも“竹内さんが竹内さんでいてくれたことが救いだった”とかみこは話しています。自分らしさを忘れずにグループを支え、ここまで途切れさせずに続けてきました。“希望”という名の“あかり”を照らし、後輩たちを導いてきました。

相手のことを積極的に観察し、的確なアドバイスを送る。時には厳しく、時には優しく接する。本気で仲間と向き合ってきたからこそ、メンバーもタケに“ついていきたい”と心から思えたんですね。

エモすぎる

Message For Take

最後に、感謝の思いを伝えさせてください。

まずは、改めてご卒業おめでとうございます。

アンジュルムに出会うまで、自分はハロプロの“ハ”の字も知らないような人間でした。アイドルに関しても、全くと言っていいほど無頓着でした。

でも、タケが引っ張っていたアンジュルムを“私を創るのは私”で知ったことで、一気に人生が変わり、華やかになっていきました。あのときめぐり合わせてくれたことに、感謝してもしきれません。

卒業が発表されたときは、本当に辛くて寂しい気持ちでした。
下を向いてばかりな時もありました。
タケの存在がいかに大きかったかを実感する日々でした。

そんな中でも、タケは辛かったり悲しい表情を一切見せなかった。今までと変わらず、全力で目の前のことに向き合っていた。

その姿に、何度も救われてきました。
溢れんばかりの愛を、タケからもらってきました。

“書道で世界を回りたい”。大きすぎる夢だなんて、全く思ったことはありません。むしろ、壮大な夢を抱けるほど夢中になれたのはすごいです。

自分の夢をかなえるための決断は、決して簡単じゃなかったと思います。それでも、潔く決められたのは本当にカッコいい。自信を持って、自分の信じる道を爆進していってほしいです。

タケが卒業した後も、信頼できる後輩たちがいます。きっと“最高で最強なアンジュルム”を更新し続けるはずです。かみこ体制も、お先はまっキラです。

だから大丈夫。
絶対大丈夫。
心置きなく、自分の夢に向かって歩き出してください。

これからも竹内朱莉の人生は続いていきます。だから、明日は終わりではなく、新たなステージの始まりです。“竹内朱莉第2章”がスタートします。どんな未来が待っているか、私たちも楽しみです。

どうか悔いだけは残さないように。
最後の最後まで、タケらしさ全開で、全力前進で突っ走ってください。

タケにとって“大切で大好きな”アンジュルムが、自分にとっても大切だし、本当に大好きです。それは今後も一切変わりません。これから続いていくアンジュルムのことも、精一杯愛し続けます。

今まで本当にありがとう。

一番最初に好きになったグループのリーダーが、タケで本当に良かったです。

これは決して、悲しいお別れじゃない。
ネガティブな気持ちは残したくない。
だから、決してさよならは言いません。

まっキラな未来へ、いってらっしゃい!


明日は、横浜アリーナが愛と希望に満ち溢れた場でありますように。

ぬくもりだけ忘れんな。

それではまた。

p.s.
さて、明日6月21日からは特別企画「#竹内朱莉アドベントカレンダーファイナル」を開催します。お楽しみに!

詳しくはこちらのnoteをご覧ください。

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