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つばきファクトリーだったあなたへ

浅倉樹々様


拝啓


9月になってもまだ残暑が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。


さて、9月3日は樹々の誕生日。少し早いけど、23歳のお誕生日おめでとう。


改めて、感謝の思いを伝えさせてください。


去年7月16日、広島公演で樹々のことを初めて見たときのことは、今でもはっきり覚えています。


一切妥協なく、常に全力でパフォーマンスする姿。魅力あふれるメンバーが揃う中で、ひときわ美しくて可憐なツバキが咲き誇っていました。


まるで大箱にいるような気持ちでした。力強くてハイレベルな歌とダンスに、一瞬で心をつかまれました。


あの日を境に、自分の人生が大きく変わり、華やかになっていきました。樹々のことが、心から愛すべき存在になりました。


つばきファクトリー、そして浅倉樹々にめぐり合わせてくれて、本当にありがとう。


自分は今の職に就いてから約2年になります。楽しいこと以上に、しんどいことや辛いことも数えきれないくらいありました。「辞めたい」と思ったことも一度や二度ではありません。


そんな中でも、樹々が歌ったり踊ったりするところを見ると、いつも元気と勇気をもらえました。どん底に落ちたメンタルを、何度も何度も救ってくれました。人生における、何よりの活力になっていました。


その分、卒業が発表されたときは本当にショックで…一番最初に好きになったメンバーが去ることが、本当に辛くて苦しかった。間違いなく、あの日の夜は人生で一番泣きました。しばらく全てのことに対して身が入らなかったです。


ひなフェスの直前まで、時が止まったままだった。嘘であってほしい、まだまだつばきファクトリーの一員でいてほしい、そんな気持ちばかり先走っていました。


そんな中でも、あなたはいい意味で何も変わらなかった。卒業が近づいているからと変に力が入るんじゃなくて、常に自分のやるべきことに全力で取り組んでいた。一切妥協なく、最後の最後までアイドルを全うしていた。


「下を向いてばかりじゃいけない」。そんな風に活を入れられた気がします。卒業を目前にして、ようやく前を向くことができました。


これまで自分も、愛をもって樹々のことを応援していました。時間は限られているし、目の前の事実は変わらない。嫌でも卒業の時はやってくるから、一瞬一瞬をしっかり目に焼き付けよう。卒業が決まってからは、いっそう愛が深まっていきました。


でも、本当に樹々からたくさんの愛をもらってきていたんだと、今になって改めて感じています。辛いことや苦しいことがあっても、もらった愛を糧にここまで頑張ることができました。どれだけ言葉を並べても、感謝の思いを伝えるには足りません。


卒業コンサートは幕張に行けなかったけど、後から映像で観ました。今までと変わらず美しく端麗で、強くたくましい樹々がそこにいました。ドレス姿で舞台を去るまで、最後の最後まで本気でアイドルしていたことが、本当に嬉しかった。


アイドルとしての樹々を応援してきた期間は約9か月。1年にも満たない期間だったし、決して長いとは言えないかもしれない。でも今までになく濃密で、充実していて、本当に幸せでした。


至高の美しさと控えめなやさしさを兼ね備え、何よりも気高いツバキのままアイドルを卒業した。これ以上ない、最高の晴れ舞台でした。


あの時、“浅倉樹々を応援する”という選択をしたことに、一切後悔はありません。


これからは大好きな動物と深く向き合い、やりたいことを極めていくことと思います。周りのことは何も考えなくていい。樹々の思う“最上級Story”を描いていってください。


今、叶えたい夢がきっとあると思います。それがすべて叶うことを、心の底から願っています。樹々の幸せが、自分たちの幸せです。


自分をハロプロに導いてくれて、つばきファクトリーに導いてくれて、何より浅倉樹々のファンにさせてくれて、本当にありがとう。


これからは、もらった愛を少しでも返せるように、夢を精一杯応援していきます。



一番最初に好きになったアイドルが、あなたで本当に良かった。


例え世間の価値観が変わったとしても、何よりまぶしく輝く“fomalhaut”なことに、何ら変わりありません。これからもずっと、永遠に自分の一等星でいてください。


本当におめでとう。大好きです。


敬具




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