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忠Mac、ありがとう

大学生活の集大成である卒論審査会があり、成果や評価はどうであれ、自分の4年間の学びに一区切りがあった。

その数時間後、打ち上げの場でパソコンを開いた瞬間、4年間自分と生活を共にしていたMacBookが壊れた。

厳密には、これまでに読んできた文献を表示し続けるバグが起こり、同時進行でこれまで待機にしていたアプリを開き続けるそれなのだけれど、数時間経っても今の自分には御しきれない状態が続いている。

大分と前から使っているPCにスペック的な限界があることは悟っていた。

どう考えても文系のせいぜいタイピングをすることくらいしか求められていないと思っていたPCに求めるような作業量を想定していなかったのだから。

大学入学時にPCを新調し、なんやかんや4年間使い続けてきた。

コロナが起こってウェブ授業になった頃も、レポートを書く日も、卒論を書く日も、ごりごり削れるバッテリー残量を見ながらやってきた。

卒論を書くにあたっては、どれだけのファイルを同時に出しながらやっていたかも覚えていない。

プログラムを動かしながら前提になるファイルを開きます、卒論を書き、そこに至るまでの分析を書き続ける。PCがなければ卒業は出来なかった。

それがどうしたか、自分の卒論の発表の日の夕方、さっき壊れた。

なんなんや、もっとお前にはありがとうを伝えたい。なんでそんな早よ逝くんやなぁ、おい。ありがとうな。おかげさまで卒業できそうやわ。ほんまに、ほんまにありがとう。ありがとうな。

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