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FiNANCiEを活用したい!|#スポーツ選手とクリエイターを応援する新サービスを作る|Vol.4

私が長岡さんと出会ったのは、ランサーズであった。

新しい事業のサポートをしてくれる人材を探しているということで、当初は事務的な業務を任せていただけるのかと予想していた。

ところが今では、長岡さんの頭の中にある大量のアイデアを、日々言語化していくライティング業務を中心にご依頼いただいている。

そのプロセスも公開していきたい。

FireShot Capture 267 - 新規事業のオンライン業務サポートです。(SNS対応、データ整理、YouTube管理、資料作成など)の依頼・外注 - 秘書・アシスタントの仕_ - www.lancers.jp

まず、私が初回のお打ち合わせで聞いた新規事業の内容はこうだ。

サイバースポーツのCEO下田さんは元体操選手。
彼は、これまでにご自身も含め、経済的な理由でスポーツを続けられない現場を目の当たりにしてきた。

そこで、経済的な理由でスポーツを断念するアスリートを無くしたいという想いの下、立ち上げたのが株式会社サイバースポーツ。

始めはスポーツ選手が使用したアイテムを、ファンに販売する事業を考えたが、うまくいかなかったそうだ。

そこで始めたのがYouTube運用。
「アスリートを応援・支援というが、そもそもアスリートが何を求めているのか僕らは知っているのか?」
それが長岡さんの問いかけだったという。

アスリートにインタビューをし、困りごとを聞き出す動画の配信を始めたところ、サイバースポーツはマイナースポーツの選手やパラアスリートたちと繋がっていくことになる。

そうして知ったのが「僕らの存在をもっと世の中に知ってもらいたい」という選手からの要望。

そして、先行投資としてアスリートのPR動画の発信を始める。

FireShot Capture 266 - サイバースポーツchannel【〜アスリート応援YouTube〜】 - YouTube - www.youtube.com

そうして投稿してきた数百本のPR動画。

この素材を使って、「経済的な理由でスポーツを断念するアスリートを無くしたい」という想いを叶えられないだろうか。

長岡さんのアイデアはこうであった。

これまで制作してきたPR動画にファンが応援コメントや名前を掲載。
掲載料をサイバースポーツ経由でアスリートに還元していくというものである。

これが新規事業の内容であった。

私の役割はこの新規事業にまつわるあれこれを長岡さんからヒアリングし、noteに記事を連載していくこと。

前回のnoteでは、この新規事業とNFTの関連性について述べた。

そして、記事を書くためにいろいろとリサーチしていて見つけたのが、「FiNANCiE」というサービスであった。

フィナンシェは、ブロックチェーン技術を活用したクラウドファンディング2.0だという。

従来のクラウドファンディングは、支援者と活動者の繋がりが単発で終わることが多い。

しかし、フィナンシェは想いを持つオーナーと、オーナーを支援するサポーターとが、コミュニティを作ることに重きが置かれている。

例えば、あるビジネスアイデアを持つオーナーが、そのアイデアにまつわる想いや課題を話すトークチャンネルを作り、サポーターはそれに乗っかる。

他にも、ビジネスを作り上げていく過程に必要なロゴだったりを、サポーターに作ってもらうミッションという仕組みもある。

もちろん、クラウドファンディングのリターンのような仕組みもあって、例えば、お店のオープン日にサポーターを招く「お返し」を用意するといったこともできる。

ここに、サイバースポーツも挑戦できないだろうか。
私は長岡さんに提案した。

「経済的な理由でスポーツを断念するアスリートを無くしたい」
その想いに賛同したユーザーが集まって、アイデアを出し合ったり、一緒にプロジェクトを推進していったりする。

フィナンシェは、オーナーとより深く関わろうと思うと、サービス内のポイントを購入し、トークンを発行する機能がメインだ。

よって、プロジェクトを推進するアイデアを募りながら、課題に共感したサポーターから支援金を募り、選手に還元していくこともできる。

私は、フィナンシェのプロジェクト掲載の申し込みフォームから、フィナンシェの運営に、以下のようなメッセージを届けることを提案した。

株式会社サイバースポーツは、アスリートを応援することをミッションに事業を推進してきました。
そして、2020年7月からは、実際にアスリートがどのような支援を求めているのかヒアリングするために、アスリートへインタビューを行ってきました。
その中で、多くのマイナースポーツ選手や、パラアスリートたちから、「自分たちのことをもっと世の中に知ってもらいたい」という想いを伺いました。
そこで、サイバースポーツでは、アスリートのPR動画を百本以上制作してきました。
今回のプロジェクトでは、今までに得てきたアスリートたちとの繋がりと、制作してきたPR動画を用いて、「経済的理由でスポーツを諦めるアスリートがいる」という課題を解決するために、動きたいと考えています。
PR動画の活用については、すでに制作しているPR動画に、選手への応援コメントと名前を掲載。いただいた掲載料を、選手に還元するモデルを想定しており、こちらはフィナンシェとは別軸で進めています。
フィナンシェのオーナーになれれば、このPR動画の販売方法などについて、ユーザーと一緒に考えていく場を設けたいと考えています。
また、フィナンシェの機能を活用し、アスリートのコレクションカードを発行。ユーザーには、まだ無名の選手を、いつから応援していたという証明に、価値を感じてもらえたらと思っています。
さらに、PR動画を活用する以外にも、プロジェクトを達成するためのアイデアについて、意見交換する場(トークチャンネル、ミッション)を作り、ユーザーには一緒に事業を作る過程へ参加できることを価値に感じてもらいたいと考えています。
リワードについては、PR動画の撮影現場に参加できたり、マイナースポーツ選手や、パラアスリートと交流できたりするものを考えています。

これを長岡さんはとても喜んでくれた。
自分がやりたいと思っていたことが言語化されており、フィナンシェでこういうことをやっていけばいいのかという再認識もできたという。

さらに長岡さんはこの提案文を受けて、次のようなお話をしてくださった。

たくさんのアスリートと繋がり、日々ディスカッションをすることで、毎日たくさんの事業アイデアが思いつくそうだ。もちろん、そのヒントは選手から得る。

例えば、アスリートのリタイアキャリア、セカンドキャリアと呼ばれる、引退後の生活や仕事について。

アスリートが非常に悩む場面でもある。

そこで、アスリート雇用を推進している企業と繋がっていくことで、人材紹介のサービスができないかと最近構想しているらしい。

とにかくサイバーの強みは、選手たちとの繋がりなのだ。

これを聞いて、私は先ほどの提案文に以下のような文言を付け加えた。

とにかく、私たちの強みは、マイナースポーツやパラアスリートたち数百人との繋がりです。
彼らとディスカッションしていると、毎日数々の事業アイデアが出てきます。
そんな今までにない新しい事業のヒントを、サポーターの方々と共有し、練って、世の中に出していくことで、追随してくるサービスも出てくると思います。
そのときには、初期から私たちを応援してくださっているサポーターの方たちには、価値を還元できると考えています。
「経済的理由でスポーツを諦めるアスリートを無くしたい」という想いに共感してくださる方を募り、たくさんのアスリートとの交流によって、スポーツ業界が良くなっていく過程に、サポーターの皆さんには参加していただきたいと思っています。

実際にフィナンシェに申し込みをして、審査に通過するかどうかは分からない。
その過程もぜひ公開していきたいところではある。

私個人としては、アスリートを応援したいファンは世の中にたくさんいると思う。
そして、サイバーが掲げるミッションに共感してくれる方もたくさんいるはずだ。
その想いの実現、事業づくりに参加してくれる方が、フィナンシェを通じて増えれば、サイバーのやりたいこと、やるべきことももっと加速するのではないか。

そう考えると、私も、ワクワクしてくるのだ。

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今回の「#スポーツ選手とクリエイターを応援する新サービスを作る」は、ライターである岡田が私目線でのお話をお届けしました。私のプロフィールは下記です。