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コロナ禍で何を変えて、何を変えなかったのか……?長野県で活躍する5名の経営者が語るこれからの未来

ラジオとYoutube LIVEによる同時生放送を行っている長野県人会。今回も2月1日(月)の最終回放送を振り返っていきます。そして、今回が最後のnoteの更新になります……!

5人の経営者が語る、コロナ禍での工夫と明るい未来

最後の信州トピックスのコーナーではこれまで登場してきた、4名の経営者に加えレギュラーメンバーでもありながらWEBメディア「ジモコロ」を運営する株式会社Huuuuの代表取締役社長・徳谷柿次郎氏も参加してのトークセッションを展開。長野県出身の人気声優・新田恵海とAKB48・チーム8髙橋彩香とともに長野県を代表する経営者の話を聞いていきました。

出演者
・株式会社サンクゼール 代表取締役社長 久世 良太さん
・株式会社トランビ 代表取締役社長 高橋 聡さん
・中央タクシー株式会社 代表取締役社長 宇都宮 司さん
・株式会社スポカラ 代表取締役社長 鶴見 由加里さん
・株式会社Huuuu 代表取締役社長 徳谷柿次郎さん

***

新田:
まずはみなさんにこの一年の変化を伺います。事前にみなさんには「コロナ禍からの反転攻勢の一言」を書いていただきました。
せーの、でお見せください。……せーの!

図2

図3

▲経営者たちの「一言」に感銘を受けるゲストや大学生アンバサダー

SBCアナウンサー久野:
スタジオの柿次郎さんが書いたのは……。

柿次郎:
「お金を借りて攻める!!」です。

一同:
(笑)

SBCアナウンサー久野:
鶴見社長はいかがでしょう。

鶴見社長:
私は、「デジタル化の今だからこそ“紙”で勝負」にしました。

SBCアナウンサー久野:
この期間で何が変わり、何が変わらなかったか……その中で見えてきた課題・反転攻勢の戦略などをご説明ください。まずは久世社長からお願いします!

久世社長:
一年を振り返ると乱気流に巻き込まれた飛行機のパイロットみたいな感覚でしたね(笑)。思い出すと昨年の4月から5月にかけて、100店舗以上が休業。一時はどうなるかと思いました。でも、一方でECの受注が前年の5倍に増加。お客様のニーズが多様化したのを肌で感じました。そこでECの仕組みや働き方を改革。社内外の様子を社員に伝えて、「今会社がどこに向いているのか、なんでそういうことをしているのか」というメッセージを繰り返し届けたように感じました。一方でサンクゼールの創業理念は、変わらずに立ち返るものになっていたなと思いますね。だからこそ、社員が結束してより一層高いところに飛ぶことができる飛行機になったんじゃないかなと考えています。

図4


SBCアナウンサー久野:
続いてトランビの高橋社長お願いします。

高橋社長:
「死ぬこと以外かすり傷」。これは私の座右の銘。昔から失敗の数は、人一倍ある人間だと思っています。ベンチャー企業を経営してきて感じるのは、プライドが高くてチャレンジできない人はなかなか成功しづらいということ。たくさん失敗して、たくさん経験するから、自分に力がついてやれることが増えていくのは、事実としてあるなと思います。挑戦して、たくさん失敗しているほど、めげなくなるので大きい画を描けるようになっていく。そういう度胸がない人がつくる事業計画って面白くないんです。特にコロナみたいに市場が縮小している中では、誰も思いつかないようなある意味“バカ”なアイデアを思い切ってやっちゃう、度胸のある人たちが求められていると思いますね。

図5


SBCアナウンサー久野:
中央タクシーの宇都宮社長いかがでしょうか。

宇都宮社長:
タクシーとホテルという事業を運営している私たちにとって、「移動」は前提条件。今、ステイホームと言われている中で真逆の業態と言えるかもしれません。「移動しなくても済む」という声が聞かれる一方で、「移動がない生活、人生はとても寂しい」という声も多く聞いています。改めて「移動」という意味に向き合って、「なんのために私たちは移動するのか」「移動にはどんな意味があるのか」……そのような問いに向き合った1年間でしたね。
その中でも2020年9月にアゼリア飯綱という宿泊施設をオープン。余力が生まれたホテル事業とタクシー事業のメンバーが、この施設の立ち上げに関わってくれたんです。新型コロナは憎い一方で、全社一丸となって新しい商品や価値を提供していく貴重な期間にもなりました。

図6

SBCアナウンサー久野:
続いては、スポカラの鶴見社長お願いします。

鶴見社長:
変わったことといえば……メンバーがオフィスに通勤しなくなりましたね(笑)。あとは、柿次郎さんと同じように私もお金をたくさん借りたので(笑)、その原資を使って勝負していこうと思っています!
価値のあるものだったら、世の中がどんな状況でも絶対に必要とされるし、買ってもらえると信じているので、「デジタル化の今だからこそ“紙”で勝負」と書かせてもらいました。次は高校スポーツを狙っています……!長野県の高校スポーツを全チーム追って一冊にまとめたい、それが今の想いです。

図7


SBCアナウンサー久野:
そして……柿次郎さん!

柿次郎:
先日会社は4年を迎えました。今は地殻変動・気候変動など社会的な難しい問題も増えていて、メディアとしてそれらを取り上げる仕事ってかなりコストがかかるんですよ。現地に行かなくてはいけないから。そこで全国各地に赴くと、意外とコロナの影響を受けていないところもあるんだなと気づきましたね。あと、今後は今ある利益に加えてお金を借りて、人を増やそうと考えています。そして、今めちゃめちゃ派手なことを考えているんですが、聞きたいですか。

図8


SBCアナウンサー久野:
それはもちろん(笑)。

柿次郎
エストニアにコンテナ型のオフィスがあって、それを輸入して、森に置いて、人を集めようと思っています。コロナで人の移動への価値観が変わってきたので「森に出勤する」というかたちをつくることができればと。リモートワークもできますし、日本にまだ導入されていないシステムなので、それが実現したら相当インパクト出るだろうと思っていますね。


SBCアナウンサー久野:
今、5名の社長の話を伺ってきましたが、社長間で気になる話題はありましたか。

久世社長:
トランビの高橋社長が東京のオフィスを離れてメンバーはみんなリモートで活動しているという話を聞いたんですけど、働き方に対して行った工夫や感想を聞きたいです。

高橋社長:
去年の2月から完全リモート体制に移行。オフィスには誰もいないという状況なんですよね。私も、東京やアメリカにいるメンバーと遠隔で打ち合わせしている状況が続いています。

SBCアナウンサー久野:
最後に、これからの未来が明るいと考えている方は手を挙げていただいてもよろしいでしょうか!

図9

SBCアナウンサー久野:
おお!みなさん手を挙げていただきありがとうございます。これからの1年を楽しみにみなさんで頑張って行きましょう。本日はありがとうございました!

***
過去4回の放送で登場した豪華な経営者たちを迎えて行なった最終回。レギュラーメンバーの新田恵海さんや高橋彩香さん、そして大学生アンバサダーも刺激を受けながら社長たちのトークに聞き入りました。

この放送をもって、ながのKEN!JIN!KAI!は最終回。多くのリスナーや読者の方々に支えられてスタッフ一同、全4回楽しく過ごすことができました。

まだまだコロナ禍で油断ができない状況が続きますが、5人の社長たちも見据えている信州の明るい未来に向かって進んでいきましょう!

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