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いわき市立美術館 開館40周年記念「秘密の花園 いわき市立美術館所蔵作品展」を観てきた

6/2(日)まで展示中の いわき市立美術館 開館40周年記念「秘密の花園 いわき市立美術館所蔵作品展」をようやく拝見。ごめんなさい。やはり見応えと問いかけのある展示でした。

同館の2,400点の収蔵作品から150点を、「秘密の花園」「自然回帰」「わたしたちのこと」「視覚、そして思考」「時間を超えて」「拡大する美術」「ちいさな窓から見える世界」「ホームカミング」と、8章のテーマに入念に編んで構成。

昭和50年代初頭から始まった市民運動により建設され、「戦後の美術」(と「いわきの美術」)に収蔵方針を絞った日本初のユニークな公立美術館の意義を再認識させ、その40年間の蓄積の確かさ、そしてそれを未来に向けてどうつなげるの?と問いかけいる内容に感じた。その点、40年以上かけてこの美術館を育ててきた関係者に深く敬意を表したい。いわきにこんな美術館があることは、客観的にみてとてつもなくすごいことなんですよ。だから、あと1週間、みんな観て観て~。

たぶん、建設前から、どうして「現代」の作家の作品を収集するの? という疑問もあったはずだが、40年後のいま展示された作品をよく観れば、「あぁ、こういうことか」ということがわかるし、「こういう視点で世の中(現代)を見つめることや、そういう視点をもった今を生きる作家に出会うこと、蓄積(収蔵)すること、自分もそうした多層的な視点をもって世界と向かい合うことが、これからますます大事! 必要だよね!」と思わずにはいられない。
図録(1,500円)も40年を振り返られる内容で買う価値あり。杉浦友治館長の挨拶も読んでほしい。

今回の150点は、アンディ・ウォーホル、川俣正、エッシャー、イヴ・クライン、蔡國強、河口龍夫、若松光一郎、佐藤忠良、などなどなどなどの150点で、私も初めて観た作品も多かったが、まだ、あんな作家、こんな作家、あんな作品、こんな作品が眠っているから、これからも、いわき市立美術館、足繁く通ってくださいね。企画展の関連企画も充実してるから。
そのまえに、この展示、6/2(日)の会期末までにもう1~2回はゆっくり観に行かねば。
で、なにかちゃんとガッチリ組んだ企画、もう1回やろうね。でないともったいないから、このまち。

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