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カネミ油症
水俣病の裁判の傍聴にきた私と同じ年のカネミ油症患者と10年前に会いました。私たちが生まれるずっと前の公害なのに、どうして、いう疑問。皮ふ症状や全身の倦怠感、内蔵疾患や手足のしびれ、爪の変色や鼻血。油症という公害は、母からも父からも遺伝すると聞きました。いまや三世代目のこどもたちが生まれているそうです。この苦しみがさらに何世代にわたるか、誰も知りません。
11月2日(金)18時30分、北九州市立大学のなかの北方シネマでカネミ油症の人たちを描いた映画「食卓の肖像」の上映会があります。https://www.facebook.com/Shokutakunoshozo/ カネミ油症は、1968年、西日本一帯で、カネミ倉庫株式会社が製造した食用油、「カネミライスオイル」を食した人たちが様々な健康被害を訴えたものです。被害者数は実態調査自体が行われていませんが、当時、保健所などに届け出た人だけで1万4千人におよぶ食品公害事件です(金子サトシさんより)。仕事先ではじめて会った監督の金子サトシさん。監督ご本人が会場にはおられなくて残念ですが。水俣から鉄道に乗っていきます。
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