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【修理】アクアマリーナ BMOボートドーリーII

ども!NGFC編集長です!

今回は前回釣行の運搬時にぶっ壊れたボートドーリーの修理を行っていきます!

まずは破損した時の画像から…

このブラケットが根本からすっぽ抜けました
ボルトがぶち曲がったのでゴムハンで叩いて救出

コイツがぶっ壊れた瞬間マジで焦りました泣
フル積載時の重量が100kgは軽く超えるので…
片輪破損で今日の釣行は完全に終わったと思いましたw
帰りの運搬どうしよう…

この症状は昨年副部長号を襲った症状と全く一緒でございます。

↑御多分に漏れずBLOGにて紹介済

副部長号はジョイクラフト純正ドーリーの補強でしたが
編集長号のBMOジャパン製ボートドーリーⅡはボートを購入した際のセット品でブラケット取付や穴加工はDIYにて行いました。

ボートドーリーⅡブラケット詳細

※図面は自分で起しました。BMOジャパンのHPにありましたが無断転載はいけませんのでトレースさせていただきました。

図面右側のブラケットは6mmのタッピングビスで片側4ヵ所固定してあるだけなので、いつか劣化して抜けるんだろうなと思っていましたが
まさか1年ちょいの使用で抜けるとは…
まあトランサムボードは木製なので加水分解や加重負荷率 等々、物理的に考えると当然の結果かと。

副部長号と同じく、トランサム貫通式にして補強を図ります。
がんばります。


まずはボートをセッティングします。

高圧ポンプは防音ケースにより住宅街での使用も◎

フロアは入れません。ガワだけ膨らませていきます。


ボートが膨らんだらブラケットを外して空いた穴をパテで埋めます。

パテはコイツを使用。
理由はたまたま持っていたのと穴周辺の生地と同系色だったからですw
これまた偶然ですが、用途に合っていたみたいです。
この部分は耐水性がマストの為、普通のウッドパテでは水が浸み込んでしまいます。
高価ですがエポキシ系のパテでも◎

なるべく隙間なくパテを注入注入!

乾いたら表面を均して完了!元々強耐水なので特に塗装等もしません。


パテを盛り終えたら新しい穴位置を決めて穴あけをしていきます。
先ずは下穴から。

下穴は非常に大事(素人なので)

本箇所の穴あけは鉄工木工兼用のドリルビットを使用しましたが
経験上、下穴なしでいきなり本穴あけようとするとセンターがズレるわ、木が割れるわで
その後のカバーアップが非常に大変ですので横着せず慎重にいきます。
(プロが施工するとそんなこと無いかもしれませんが…)

トランサムボード内側にアルミフロア用のストッパーがあるので
ミスらない様に位置決めと穴あけは内側から行っています。


そしたら本穴へGO
φ6.5の穴あけをしていきます。

ストッパーは外しました
なかなか良いのでは?

全集中モードでなかなか綺麗に穴あけができました!
ここはブラケットで封印する箇所なのでバリ等そこまで細かく見なくても良いかと。


穴あけが完了したらブラケットを合わせてから取付していきます。

ブラケットの取付は下記部品で行いました!

・M6 皿ねじ 35mm× 8
・M6 スプリングワッシャー × 8
・M6 木部用ワッシャー φ22 × 8
・M6 袋ナット × 8

これらを取付する前に先程空けた穴とブラケット、ワッシャー背面等
トランサムに接地する面は全てコーキングを塗布してから取付します。
隙間から水が入ってくるのを防ぐ為です。

漢のセメダイン!隙間という隙間にコーキング処理!水の侵入は許さぬ!

貫通式にしたら後戻りはできない!

取付する順番はワッシャー → スプリングワッシャー → 袋ナットの順です
あと締めすぎは厳禁!トランサムボードにワッシャーがメリメリ食い込んでいきます。
時間に余裕があれば背面用ブラケットを自作した方がいいかもですね。

今後用のメモとして、図面を置いておきます。

背面用ブラケット(素材はSUS304を推奨)

あと元に空いていたドーリー固定用の穴は丸棒を切ってボンドべた塗りで封印しました。
ここも封印しないと水が入ってきてしまうので!
均す際に下地が少し出ちゃったのでミッチャクロン+クリア系塗料で申し訳程度に防水しておきます。


次にドーリー固定用の穴を空けていきます。

まずはブラケットを仮合わせしてマーキングします。

一番上に空いているφ9の穴を使用します。
マーキングしたらセンターに合わせてφ10の穴あけです!
M8ボルトを通す穴です!

穴あけにはこちらを使用します。

木工専用のインパクトビットを使用します。
この穴部分は固定用M8ボルトを釣行の都度取外しをするので
一切のバリを許さずスーパー美しくするべく専用品を使用します。

このドリルビットはセンター部分にタッピングネジが付いているので
下穴不要で穴あけが可能、尚且つ仕上がりはバリが全くありません。

穴あけ方法ですが、絵を描いたのでご覧ください。

簡単な絵です。ご容赦ください。

先ずはセンターに合わせて片側から穴あけをし裏側にタッピングネジを少し突出させます。
裏側から貫通した小穴をセンターにして同じように穴あけするだけです。
これで両面バリなく綺麗に空ける事ができます。

コツとしては遅い回転でゆっくり慎重に空けることです。
マックスパワーで空けてしまうと材料が割れてしまう可能性があります。御注意を。

φ10以上の穴を空ける際は上記の方法がオススメです。
それ以下だったら片面からズドンでいいかと思います。


施工後がこちら!

プロ並の仕上がり!
ふ、ふつくしい…

スーパー美しく仕上がりました!
内部はただの木なので
この後内部に塗料を吹いて申し訳程度の保護をしておきました。


これで穴あけは完了!ドーリーを取付してみます!

跳ね上げした状態で取付してから…
ドーリーを下げる!

はい!完璧!
我ながらパーフェクトでございます!

ドーリー固定用のボルトは全て新調しました!
M8 × 50mmのステンレスボルトをホームセンターで購入!

ちなみにBMOジャパンのボートドーリーⅡのシャフトピンですが
純正のボールロック品から抜け落ち防止の対策品が出ています。

ボールロックってどの製品もわりと破損しやすいイメージで
破損に気付かず使っているとシャフトピンが抜け落ちて
高価なBMOドーリーが海の藻屑に…なんて事も…
こちらはボートドーリーⅡユーザーで希望者は無償で提供して貰えるので気になる方は是非。

見にくいですが対策品はRピン式です。

注意点として
申込フォームには個人情報とドーリーを購入した販売店の記載が必要となります。
某オークションや某フリマサイト、その他個人売買で入手した方は対象外となる可能性がありますのでその場合は問い合わせをした方が良いでしょう。


以上です!
不測の事態で急遽修理しましたが
以前より綺麗に仕上がったと思うので概ね満足でございます!

ボートドーリーⅡはかなり使い勝手の良いドーリーだと思います。
少し手間がかかりますがヘビーユーザーは初めからトランサム貫通式にした方が良さそうです。
運搬中に破損する方がマジで困るので…

この施工を経て今後どうなるか乞うご期待!
何か不具合等ありましたら本ブログに追記していきます!

それでは!


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