見出し画像

フリーランス広報1年生が振り返る、クライアントさんとの出会い方

はじめまして。企業広報約9年、フリーランス広報1年生、永井と申します。大阪拠点で、関西を含む「地方本社」企業様の取り組みを「全国」に発信する広報支援をしてます。

画像2

この記事は、「PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2021」の12/24の記事です。

準備ゼロ!思いがけずフリーランスになった2021年

2020年12月、体調を崩し1年働いた会社を退職することになりました。

このときのわたしの正直な気持ちは「どうしよう」でした。

フリーランスとしてお仕事をしていると、「独立を見越して仕事をされていたんですか?」「どんな準備が必要ですか?」などと聞かれることがありますが、実はわたし、ずっと会社員として働いていきたいタイプでした。
会社員時代、「独立してもやっていけそうですね」と言っていただいたことはあるものの、営業活動が得意でない自分にはたぶん向いてない、と想像すらしませんでした。

それが…9年の会社員広報を経て、10年目に独立。
現在フリーランスとして、楽しくお仕事に取り組ませていただいているので、人生本当にわからないものです。

今回 Twitter でアンケートを取ったところ、「クライアントさんとどうやって知り合うの?」について聞きたいという方が多かったため、今日は「営業活動が苦手な私が、どうやってお仕事をいただいているのか」についてお話ししていきます。

独立を考えている方にも、考えていない方にも、なにか少しでも参考になればいいなと思います。


フリーランス宣言?

思いがけず退職することになり、これからどうしようかな…と不安でふにゃふにゃになっていた時、フリーランスとして働いている広報仲間から、

「『フリーランス広報になりました!』とSNSで宣言してみたら?仕事の依頼、あると思うけどなあ」

と言ってもらいました。
え?準備も計画もなにもないのに?先に宣言?と思いつつも、せっかくアドバイスをもらったことだし「言ってみて、ダメならまた考えようか」とやってみることにしました。誰からも相談が来なければ、しばらく休んで転職活動すればいいかなと。

おそるおそるあげてみた「フリーランス宣言」投稿(FBへ飛びます)
https://www.facebook.com/reiko.nagai.129/posts/1656713037844659


すると、「フリーランスになったんですね!独立おめでとうございます!」「実は永井さんに合いそうなお客さんがいて」「今仕事の相談できますか?」など、たくさんのご連絡が。
とても驚くとともに、わたしを必要としてくれている人がいることに感動し、腹をくくって全力でやっていく覚悟を決めたのでした。


営業活動が必須だと思っていたフリーランス


フリーランスとしてやっていくなら、お客さんの獲得には営業活動が必須だと思っていました。 初めての人しかいないアウェーな場に積極的に参加し、名刺交換をして食事やお付き合いをして回る、そういう活動ができる人だけが生きていける世界なのだと勝手な思い込みがありました。

広報あるあるだと思いますが、わたしは自分を売り込んだり積極的に自己PRすることが得意ではありません。自分で出る必要があれば表に出ることもありますが、広報は裏方だと思っているので、「仕事をいただく」部分が大きな課題なのだと思っていました。
でも、フリーランスになって1年。イメージしていたいわゆる営業活動は一切行わずお仕事をいただけています。それどころか、とても良いクライアントさんたちと、やりがいを持って仕事に取り組めています。(もっとお力になりたくて、まだまだ悔しい思いをすることもたくさんありますが…!)

不安で幕をあけたのが嘘のように充実した1年目の締めくくりです。
関わって下さった皆様、本当にありがとうございます。

クライアントさんとはどこで出会うの ?


さて、本題です。
クライアントさんとどうやって知り合うのか、どうやってお仕事をいただいているのか。
この1年を振り返ってみて、大きく3つのケースに分けられることに気づきました。

①広報仲間

企業広報時代に知り合っている同じ仕事をしているコミュニティや、広報仲間。

当時はただただ、目の前の仕事のためや、尊敬できる他社の広報パーソンに刺激をもらえるからという理由で参加をしていました。いま、知り合いの広報さんから「わたしより、永井さんがやったほうがうまくいくのではないか」とお仕事を打診いただくケースがあります。

広報職の特性上、皆それぞれ自分の経験や得意分野があり、私自身も「このお仕事は私じゃなくて○○に強い△△さんが入ったほうがお客さんにとっていいのではないか」と思うケースがあり、逆にご紹介するパターンもあります。(広報職ではあるあるかもしれません)
そんなときにわたしという人間を思い出していただけるのは、会社員時代から長い繋がりがあり、わたしの得意を知っていただいているからこそなのではと思います。

②元同僚、上司など一緒に仕事をしていた方

わたしの日々の仕事ぶりを身近でみてくれていた方、ビジネスパーソンとしてわたし個人を信頼をしてくれている方々。

こちらは広報としてどんな成果を上げたかなど、広報としての評価だけというよりも、日々の仕事の進め方や業務上での人との関わり方などを評価してくれて、「永井さんならスムーズに仕事ができる」「責任を持って取り組んでくれる」と信頼してお仕事の相談をいただいたのかもしれないケースです。

広報をしていると、成果が出るまでの期間が数ヶ月〜数年かかったり、手応えのない日々に落ち込むこともありますが、日々の仕事にコツコツ誠実に取り組んでいることを評価して、お声がけくださる方がいるんだ…と感激しました。泥臭くて地道な積み重ねが報われたような気持ちです。

③わたし個人を好きでいてくれた、気にかけてくださっている方

広報はよくわからないし、今すぐ具体的な目標があるわけじゃないけど、永井さんに相談したい、と言ってくださる方。

会社員時代、広報のコミュニティだけじゃなく、興味や意義がある「おもしろそう!」と思ったさまざまな勉強会や集まりへも参加していました。そこで知り合ったまったく別の業界、業種の方々から「自分のビジネスに関わってくれたら化学反応が生まれそう」とご相談をいただいたりするようになりました。具体的な目標などは一緒に話し合って設定しています。

まとめ

振り返ってみると、フリーランスになったから営業しないといけないのではなく、全ては会社員時代から広報職として関わってきた仕事や、人のご縁で繋がっているんだなと思いました。

特別な営業力のないわたしには、フリーランスはまるで別世界だと思っていました。でも実際フリーランスになって思うのは、会社員時代のひとつひとつの仕事の積み重ねや人との繋がりが、今の仕事につながっている。
会社員時代は目の前の仕事に必死で、いま頑張っていることが10年後になにに繋がるかなんて全く想像つきませんでした。

だからいま会社で、広報の仕事をわかってもらえなかったり思うように評価してもらえなくて「くっそー」と思ってる方。孤独を感じている方。

「いま」「目の前の仕事を頑張って」いたら、その先会社員であってもフリーランスであっても絶対に道は開けるんだとエールを送りたい。思いがけずフリーランスになったわたしも、良い方々に恵まれて一年過ごせたから。

辛くなったら、こっそりDMくださいね。メリークリスマス!

Twitterよかったらフォローしてくださいね
@nagaichan1031


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?