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【胞状奇胎⑥】手術後3ヶ月の経過

先日、手術後3ヶ月の経過観察で血液検査をしてしました。
手術後ほぼ3ヶ月。順調に下がっているので、今度こそゼロを期待していました。

結果、HCG値1.1。

先生にはとても順調だと言われ、安心するものの、やはり妊娠に向けて焦る自分もいて、やっぱりまだゼロではないかと落ちこんでしまいました。

先生「まあ、あと少しですね。ゼロになってから半年経過したら、妊娠していいですよ。」

私「え、

ゼロになってから

半年ですか⁉️」

先生「そうですね。ゼロになってから半年です」

ガーン。。。となるとどんなに早くても今年の妊娠はおあずけか。

ネットの情報で3ヶ月で許可を出す先生もいると見たことがあったこと、経過も順調だったので、なんだかんだで夏くらいには妊活再開できるのでは、と勝手に考えていた私。
嗚呼、楽観的な私。

ともあれ、順調なのは本当にありがたいこと。このように導いてくれた神様仏さまご先祖さまに感謝です。

来月引っ越しなので、担当の先生とお別れ。あらためて感謝を伝えて出ました。できればこんな理由で会いたくはなかったけど、わたしが一喜一憂する中冷静にアドバイスくださった先生のことは一生忘れないと思います。

ところで、ここ半年、住宅ローン審査を通していましたが、胞状奇胎になったことが少なからずローンの補償範囲の判断に影響してしまいました。

これまで34年間、大きな病気になるような片鱗は一切なかったのに、まさか妊娠がきっかけでローンも制限されることになるとは。

でも、でもでも、総じてラッキーな私。
私は運が良いのです。自分が望んだ仕事をし、尊敬できる人たちに囲まれて、何百万も稼ぐわけじゃないけど、それなりに評価してもらっている。大好きな旦那さんと、冒険に出たら、ちょっと大変な船出だったというだけ。

それに、運が良いからこうやって、辛い経験をした人の気持ちがわかるようになったのだ、と思います。

最近読んだ本で、実話に基づくこんなエピソードがありました。
その男性は、大学に入学し家を出た娘さんの不要になったものを処分場に持っていって整理していたそうです。
そしたら、隣で同じように服や家具を処分しているおじいさんがいたそう。とても悲しい目をしていて、話しかけられるような雰囲気ではなかった。
彼が静かにその場を去ろうとすると、そのおじいさんが彼にふと、こういったそうです。
「大丈夫、すべてうまくいくよ。」

男性は老人に聞き返しました。
「そうですか?私は大丈夫ですか?」

すると老人はこう言ったそうです。
「うん、すべてうまくいくよ。でも、あなたが想像しなかった形でね。」
“Everything will be okay, but in a way you never expected.”

なんかこのエピソードがドスっと心に響いたのです。

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