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10月駿河屋高槻店旧裏ジムバトル使用デッキ【害悪フォレトス】

Twitterに上げようとしたレポート文章が長くなってリプに収まらないのでこちらで紹介させていただきます。
10月の駿河屋高槻店での旧裏ジムバトルで使用したフォレトスデッキの使用レポートになります。

デッキ構築

使用殿堂内訳
エレキッド★3
オムナイト★2
鋼エネルギー★1×3

ドンファンと比例して強調されるフォレトスの弱点として「蓄積したダメージが分散してサイドを取りきれない」問題に対して、試行回数を重ねる前提の「げんしのきおく+とつぜんじばく」でなんとかしようというデッキです。

できることであれば不意打ちを決めて天敵のポケモンセンターに対抗したいところ。

対戦レポート

1回戦 VSコウタロウさん(Rサンダーわるクロ)

早速ベンチ狙撃デッキが対面して死を覚悟しました。

互いに事故もなくサンダー、フォレトスをしっかり育てていく展開。クヌギダマがかみつき+プラズマ、フォレトスがかみつき+エレクトロバーンでワンパンされてあれよあれよとサイド3枚取られたものの、ここで相手の悪クロが育ちきり(退化スプレーもないので)打ち止め。

いなびかりケアも備えたオムナイトQの害悪ギミックでLOが見えてくる。

相手にエイパムがいたものの、出すタイミングが悪くベイビィ判定に失敗して出オチ、結果的に相手のLOで勝利。

相手の噛み筋及びTODを選ばない思考に助けられてまぐれ気味の勝ちでした。

2回戦 VSスイカさん(かえんぐるまバクフーン)

さらに弱点&ベンチばら撒きデッキが対面して死を覚悟しました。

とつぜんじばくプラパでワンチャンなかろうかと思ったけど、ラッキーが構えてたしマリガンドロー3回させてしまったりで無理筋へ。

序盤は互いにマグマラシ&ドードリオ、フォレトス&アンノーンQZを揃える順調な滑り出し。

高速スピンを始めるも当然の逆指名かえんぐるまで2体轟沈。クヌギダマのとつぜんじばくで2エネ付いたマグマラシと相打ちをとるファインプレーがあったもののファイヤーブーストの裏はなく相手のエネは潤沢。

QUICKENが引くほど表を出してベンチ打点すら防いでいたので序盤から最終盤面まで生き残る粘りを発揮したものの、最後にはコインが途切れて全滅END。

3回戦 VSねねしさん(タケキュウバレット)

またもや弱点&突風ガン積み(練習時点)デッキが対面して死を覚悟しました。

クヌギダマを初手に引き込めずウツギ。割とこの対面で致命的な1ターン遅れる展開からフォレトスを1体育ったタイミングでこちらのドローが途切れる。

相手のほのおのわでの化石2枚抜き、ベイビィ判定一発突破、ワーポププリンでのQ突破を経て壁に余裕がない状態で、お祈りクルミからハンドレスポケモンギア→オーキド博士に辿り着くものの、無情のナツメの眼が返される。

結局フォレトスが1回しか殴れないまま5、6ターン停滞して突風で落とされる。

2体目も突風で落とされたところで相手の呼び出し札が無くなる。

その頃にはオムナイトQが復活していたので、残り殿堂はピクシーを想定してわんぱくパンチ込みで粘ったものの時間切れで負け。

時間切れがなければわんぱくパンチでの蓄積→夜廃からフォレトス復帰してプテラとつぜんじばくの逆転ホームランを狙えたかと思いきや、リサイクル表で突風戻されたのでワンチャンも潰えました。

結果的に相手の突風は2枚だったため、高速スピンの押し付け&とつぜんじばくを絡めれば時間内に倒せる目算は大きかったので所謂展開負け。フォレトスは悪くない。

個別解説

害悪ギミックについて

逆指名が規制強化された後も殿堂0点ってマ?
とドン引きするくらい害悪ギミックは今なおえげつないです。

勝ちにまで持っていけませんでしたが、不利対面・事故手札でも最低限粘れる強みが今回発揮されていたと思います。
コインで表を出した確率が重視されそうですが、表を出している間にどれだけ相手に負荷をかけられるかが一番のポイントなので、そういう意味ではそこまでポテンシャルを活かしきれなかった思いもあります。
今回は隠したい札が多めだったので礼儀作法を使いませんでしたが基本的に入れて然るべしかと思います。
完成盤面がエグい方面のデッキなのでポケモンマーチもアリな選択肢。
(対面の影響こそあれ)交換おじさんだけでは理想展開するにはサーチが足りない印象を受けました。

必要札が少ない割に盤面が完成したら手張りするべきエネも引くべきカードも無いので手札の余分な消費が少ない→ポケセン組や鋼デッキと比較してもウツギ込みでのLO勝負に軍配が上がるのではないかという見込み。
(だからこそしっかり殴るべし)

フォレトスの性能込みで考慮するとドンファンを凌ぐ盤面強度が確約されるのでしっかりサイドを取るプランを構築すれば今後高槻環境で練り込む価値のあるカテゴリだと思います。

メンテナンス

5枚目のクルミとして採用しました。
プテラはともかくとして特殊エネルギー・戦闘補助のトレーナー・廃品等オーキドで捨てたくない、見せたくないカードの割合が多く、クルミ4枚では足りなかろうという判断。

この場合大抵ナツメの眼が選択されますが、「ハンドレスに近い・バリューの高めなオーキド博士」をどこかで使用できないと結局オーキドが使えないまま山札でグルグルするのでマリガン先の札にかなり依存しそうです。

「ウツギ博士+クルミ」という組み合わせが来た場合、普段なら山札管理の観点でクルミを山札に戻していたのですが、今回は同じ役割の札が増えたクルミを先に使って盤面充実を優先する切り方を選びました。

博士依存が増したのは気がかりですが、このデッキの遅さを鑑みればポケモンギアを入れたり素引きを待つことも視野に入れられるので、ドロソ周りの感覚も他とは違うものになりそうですね。

粘れるからといってドロソの枚数を削るのは相手に負荷をかけられる機会が減るのでNGですが、種類についてはいろいろな試行が考えられそうです。

コラッタ

ピン刺しのキーカードが多く、かつサイドを取りづらい構築であるため「ラジオ塔+コラッタ」ギミックを使ってみたいと思いました。

参上なしでわるふざけの試行回数を稼いでサイドから探す、ドローカードを使わずにターンを跨いで素引きする選択ができそう、山札を掘らずにカードを探す糸口になる。などこのデッキならではのメリットは考えられましたが……

ベンチの圧迫やサイド管理を考えると、本当はベンチに一番出したくないポケモンでもあります。
ポケモン回収を気持ち入れていますが、ただでさえ重めのピチューに対して脆弱な盤面を作らざるをえない、という状況は好ましくないです。

初手マリガンを防ぐたねポケモン9体目としての価値もあり結局入れましたが、現状真っ先に抜く候補でもあります。
「◯◯がサイド落ちしたらこうする」「××が落ちたらああする」といったプランがしっかり作れるのが一番だとは思いますが、これもまた今のところ具体策はないふわふわな考え方です。

没アンノーン

とつぜんじばくでアンノーンにダメージが入るのでケア札にしようと思っていたシリーズです。

プテラ経由のとつぜんじばくによる自傷を無効化するのがMETAL dfの強みであり、相手がワンチャン鋼アタッカーを使ってきたら活躍するのではと思ってました。
このカードの存在でプテラが透けてしまうので、訝しむ相手には「フォレトスミラー対策です」という言い訳を考えてはいたのですが…

REASSUREはピチューも含めたベンチ打点対策になり、QUICKENとの併用で大分アンノーンをもたせられるように見えます。

特に刺さらなくてもQUICKENで壁にすればいいやと考えていたのですが、練習時点でププリンのじっとみるでベンチのQUICKENが剥がされる事態に陥ったのでお蔵入りに。もちろんベンチ圧迫も原因でしたが。

フォレトス(総括)

実際のところ結局オムナイトQのギミックが強いみたいな雰囲気でしたが、フォレトスならではのドンファンと比較した強みも多分にあり、ほとんどこうそくスピンの打点で水をあけられている現状が不憫でした。

抵抗力低下ジムを必要とせず、エリウツさえ脅威とならない鋼という特色が一つの安心感。こうそくスピンと鋼の相性が悪いとは言われながらも、結局突風で呼ばれることがほぼほぼ前提みたいな対戦ばかりなのでフォレトス自身の体力も結構重要な要素。1進化で実質的にHP90というのは育成途中でも相当な安心感です。

鋼による殿堂差や取り扱いが難しい(クヌギダマに貼ってターンを渡す脆弱さ)ものの、余裕があれば鋼を壁役のポケモンにつける等、鋼の扱いのバリエーションに興味が唆られます。

個人的な評価はドンファンの相互互換くらいの気持ち。

打点の差は時間制限ルールの増えた昨今由々しき問題ではあるのですが、だからこそしっかり時間内にサイドを取りきるプランを研究する価値はありそうだと実感しました。

ここまでご覧くださりありがとうございました。

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