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5月旧裏old back battle名古屋遠征レポート

こんにちは。

最近立ち上げられた名古屋殿堂で、ある改訂が発表されました。

独自に殿堂ルールを作り出した名古屋殿堂には錯乱ジム★8点のイメージが強烈ながらも、これまでハレツーに近しい印象を感じていました。

【変更(UP)】
突風★2→★3
【変更(DOWN)】
オムスター(かせきのみちびき)★5→★2
コダック(ずつう)★2→★1
ププリン(おやすみのうた)★1→規制なし
ヨルノズク(みやぶる)★1→規制なし
イマクニのドードー★1→規制なし
アンノーンQ/U★3/5→規制なし
バルキー★2→規制なし
【追加】
ププリン(じっとみる)→★1

そんな名古屋が【害悪ドンファン】のパーツであるオムナイト、エレキッドのギミックパーツ
ハレツーでは重い規制をかけられたコダック、ヨルノズクならトレーナーロック
プテラ・わるラフといった封殺デッキへの有効手段になるププリンの規制強化
どこの殿堂でも★2点で使える突風がまさかの★3点へ

いろいろと波乱を巻き起こしそうな方向での改訂が行われました。全体的に新殿堂に近づいたという見方ができますが、ぎゃくしめい1点だからこそ成り立っていた均衡は崩れており、(これまでの殿堂と比較した際)置物・害悪ギミックが優位に立っている点は見逃せません。

「やばそう」と思った反面、「すごいな」という感想。
競技性を上げるとか理不尽度を下げるために、さまざまな殿堂や改訂を見てきましたが、ある意味これとは逆行するかのような動きであり、店舗でありながらここまで大胆な変更が行えるんだと驚愕しました。

結果的にこれまでのどの殿堂とも違いが際立つようになり、名古屋ならではのデッキも生まれそうな独自性を獲得しており、実際に使われるデッキにどんな変化があるのだろうと旧裏プレイヤーの関心を強く惹きつけました。

改訂の意図が読めないながらも、新たな試みとして評価する声も多く、5月から新たに行われる大会に注目が集まりました。

環境考察

まず突風の点数増加・アンノーンQ、U、ドンファンの緩和によりバトル場の壁を突破できず詰ませられる可能性が高めの環境です。

これを対策してベンチを狙えるエリカのウツボットorわるクロが増えるんじゃないかと思いました。

その辺りをまとめて無力化できるベトベトンも突風規制の恩恵を受けている1枚です。

突風よりぎゃくしめいを選択しやすいようになった殿堂であるため、ロケット団の特訓ジム(なおさらエリウツ)も考えられそうです。

コダックの緩和によってトレーナーロックからイージーウィンを狙うデッキも組みやすくなりましたが、トレーナーロックを行った後の詰めに課題が残り、新殿堂と比較した場合わるクロ・ミニスカートの点数増加は忘れてはならない要素です。

トレーナーロックは相手の引き、採用カードに依存する面も大きく、ゲームが長引いた時のデッキパワーが不足しがちなことから、イージーウィンをアテにするだけのデッキが連勝することは結構難しいと思います。

相手を止めた際の詰め要素、もしくは序盤得たテンポアドバンテージを利用して如何に勝利に繋げられるかといった面で今後の研究の余地は大いにあると思いますが、既存のデッキの中で取り立ててヤバいと思えるレシピは思いつきませんでした。

ベイビィポケモン周りの点数が下げられている点も大きく、エネルギーを引かなくてもコダックの弱点をつけるエレキッド、技でマリガンor縦引きが行えるピィ、ベイビィ判定に加えてねむりも狙えるおやすみのうたププリンが緩和されているため、店舗大会で悪目立ちするようになったら対策を回す事も十分に考えられる環境になっています。

殿堂の変化としてはそこそこ尖ったものとなりましたが、数大会に渡って使用率が大きく偏るほどの「結論構築」といったものは成立しづらく、参加者同士での駆け引きで流動していくような気がします。

フォレトスガチカード説

フォレトスを日々研究している方々にとっては釈迦に説法かと存じますが、ドンファンの壁となるカードが軒並み緩和されたということは、同じこうそくスピンを持つフォレトスも同様に強化されたとみなせるでしょう。

こうそくスピン持ちが強化された名古屋における共通点は以下でしょうか。他殿堂と比べて有利な点を挙げます。

苦手な突風→★3点に増加
オムナイト→★2点への緩和
アンノーンQ→★0点に緩和
エレキッド→★2点
リサイクルエネルギー→★1点
苦手なわるいクロバット→★1点

ドンファンではなくフォレトスにとっての優位性を見出せる要素もあり、

無色2個エネルギー→★1点
苦手なププリン→★1点
ぎゃくしめい<突風の点数関係

といった事情からまきびしの発動を狙える機会が増加しているという追い風もあります。
無色2個を使ってクヌギダマのたいあたり→こうそくスピンで合計50点を与えて序盤のテンポを確保するといった構築も可能です。

環境上での立ち位置も悪くなく、害悪ミラーのドンファンに対してはまきびしが非常に有効であること、エリカのウツボットに呼び出されても抵抗力で対抗できるメリットは大きいでしょう。

クヌギダマの貧弱さ故に最序盤のトレーナーロックを相手にした時の不安は否めないですが、壁ポケモン・ベイビィポケモンを多めに採用できるアーキタイプなので構築次第である程度の対策は自然に行えそうです。

弱点を突く炎デッキ相手であっても突風を1、2枚採用するだけのタイプであれば相性を無視して封殺できるほどのポテンシャルを備えています。

ベトベトン・わるいクロバットを相手取るには流石に厳しいものがありますが、ベトンわるクロ側の点数も比較的重めに設定されています。
もしこれらとの遭遇率が低くなる環境になるようであれば、フォレトスが覇権を握る可能性も十分あり得ると思います。

使用デッキ

ここまでの分析に全く関係なくワニカメ大暴走をぶちこみました。

/ 錯乱ジムが8点だから暴れやすいなァ〜 \

名古屋殿堂ではハレツーと同じく、オーダイル★4点・カメックス★2点・トラッシュ交換★1点×2で使用殿堂が埋まりますが、それでもサイド6枚取って勝ちきるには十分なデッキは仕上がります。

去年ハレツー環境と考察勢の脳内を荒らしたように、ワニカメを想定してないであろう名古屋環境でも暴れたろの精神。

お世辞にも「名古屋殿堂ではワニカメが強い!」といえる殿堂傾向ではないですが、殴り合い性能に関してだけ言えばどのデッキにも負けない性能を誇るのでしっかり仮想敵を見据えて練習すれば勝てない事はないでしょう。

ワニカメクイズ

今回意識した点は大まかに2つあります。

①対ドンファンを意識したわるクロ及び殿堂の軽いわるマタ対面(一般的なエリウツは事故らなければ勝てる認識)
②害悪ドンファン対面

ハレツーで以前使ったデッキで、①のような速攻デッキを相手に試運転したところ何度もボコボコにされました。
序盤に壁を立てて大暴走を重ねるプレイが多かったのですが、わるクロ側の「かみつき50打点&ぎゃくしめいを確保してゼニガメワニノコいずれかを1ターンで処理できる構え」、わるマタ側の「みん爆でサイドを取りつつ後続にエネを次々と貼っていく動き」が滅法辛く、時間稼ぎ用のたねポケモンがこの対面では有効に働けないと感じました。

わるいマタドガスがオーダイルをワンパンできる都合上、オーダイルの耐久をアテにした捲り展開が狙えません。互いにワンパンしあう展開であれば、あまごいによるエネルギーの装填スピードが物を言う展開になりそうですが、後続にエネを貯められてしまうと、ここのアドバンテージも崩壊してしまいます。

時間をかければかける程どんどん悪い方へ悪い方へ傾いてしまうため、今回はカツラのクイズのドローを駆使して「大暴走は2回使用に留めつつデッキを掘りきって、早めのカウンターを狙う」ことを目標にしました。

テンポ重視の構築へシフトした結果、ナツメの眼搭載わるマタに対してトラッシュ交換を1度も使わず勝利という珍事まで発生しました。
先行を取れての上振れ展開だったにせよ!

わるクロ及びエリウツに対しても相手の進化ラインが立つ前にワニカメを着地させられれば有利に戦えます。

ゼニガメ・ワニノコ2体ずつ早期着地のため具体的には

クイズ3枚→4枚目投入
ゼニガメ3枚→4枚目投入
育て屋2枚→3枚目投入
かみつくクイズ枠(カツラのロコン、ガルーラ)の増加

切り詰める要素として

壁ポケモン(フリーザー・ベイビィ)→不採用
カメール不採用
ポケモンいれかえ等、展開後の盤面サポート3枚→2枚

といった調整をしました。
トレーナーロック・ハンデス相手には脆弱傾向になりましたが、絶対数は少ないだろうし、生き残りさえすればトレーナーを使えなかった際の遅れを取り戻すためのスピードは備えたドロソ構成であると思ったので半ば割り切る形になりました。

壁ポケモンについて、初見の一回だけクイズに使えて、ドンファンやわるマタの攻撃を1発耐えられる「こうそくいどうクイズ」を仕込もうと考えていましたが、名古屋の店舗は対戦卓同士の距離が近く、隣の卓で目立つものがあった際は容易に見られてしまうといった事情を鬱子さんからお聞きしたため、この枠はガルーラになりました。

こうそくいどう三銃士を連れてきたよ

②ドンファンどないすんねん問題
については、エリウツラインを1-1で採用する線も思い浮かびましたが、展開に貢献しない事故要素を最低限にしたかったため、neo1オーダイルの「あばれんぼう」でなんとかすることにしました。

濃厚なビートダウンの応酬後にLOを刺してくるコロコロ主人公の図

序盤の事故要素には違いないですが、「あばれんぼう」が見えている状態であれば相手はデッキが8枚以下の時にクイズに正解ができないというネコアルツさんのアイデアのおかげで、クイズワニカメの課題であった「トラッシュ交換でクイズが戻った時点で公開札が多すぎてドロソとして活かせなくなる」という中盤以降の問題を間接的にクリアできるため存在自体が重要なカードになります。

 

今回採用した独自のトレーナー枠はこの2枚。

せまいジムはダメージの乗ったオーダイルを手札に回収でき、回復カードとしての役割を備えつつ「あばれんぼう」を使ったオーダイルを再利用する擬似退化スプレーとしても使えます。

相手のロケット団のジムを一旦割りつつ、後続のドガース・タケシのロコンの展開をささやかながら妨害という動きもできるため最高60打点のカメックスと併用する事で、相手をワンパンしつつ返しでこちらが倒されないターンを作ることができます。

名古屋殿堂としてはUNDOに対する対策としての側面もあります。スタジアムの重ねがけやリサイクルエネルギーによって簡単に対処されてしまいますが、「引かせにいく」LO狙いのきっかけになるかもしれません。

ベトベトガスも仮想敵は近いところにあり、タケシのキュウコンのばける解除、アンノーンQ対策になります。
トラッシュ交換を2枚しか使えない関係で、従来のワニカメで視野にあった「使い回し」はできたらいいなくらいの認識です。

当日レポート(前半)

そんな感じの方針でデッキを組みつつdiscordで募集してちょこちょこ試運転。仮想敵のわるマタやわるクロをアイテムさんやむひょさんに使ってもらい感触を確かめてました。姫路の旧裏イベントでオゴウさん、フリー対戦で鬱子さんの草デッキ相手にどこまでやれるかの検証も含めて様々な方の協力を得られました。
付き合ってくれた方々、本当にありがとうございました。

いざ名古屋って感じで当日の高速バスに乗り込んだはいいものの、渋滞で想定より15分ほど到着が遅れて焦りました。タクシーでトレカキャンプ大須店に到着、突然の連絡にも対応して頂いてギリギリ間に合いました。

1回戦 vsちりーさん

初戦の相手はちりーさんという方で、大須店の従業員(かな?)の方でした。大好きなゲンガーが採用できる【ナツメのゴースト】軸のデッキでした。

旧裏の対戦は初めてだったそうで、カツラのクイズも初見だったことからドローが捗り、問題なくワニカメが着地。最大火力のナイトスピリッツを撃ち込まれたものの一歩届かず90ダメージ止まり。相手のディフェンダーを意に介さないぎゃくりゅうでそのままオーダイルが暴れて無事に勝利しました。
半ば一方的な展開であったにも関わらず、相手のカツラのクイズを非常に楽しんでおられており、終始エンジョイされてたのが印象的でした。

2回戦 vsコータさん

次なる相手はドンファンを駆使するコータさん。以前から大須店の大会にも参加されており、バリバリの名古屋勢といったところ。使用されてるデッキもアンノーンQ・オムナイトを採用したドンファンデッキとなっており、突風を厚く採用できなくなった白夜さんのリザバクデッキを悠々と打ち破っての進出です。

「呼び出し札の採用できないワニカメでどうやってドンファンを突破すればいいんだぁ」という茶番をかましつつ実戦。

ドンファン相手は無駄にカードを落とさずにトラッシュ交換をやりくりしたいと、スパイ作戦で落とすカードを水エネルギーのみに絞ってしまったが故にドローが止まる。相手のゴマゾウ、ドードーをカメックスで倒してサイドからマサキを引いたりするものの、ドンファン側は最速でこうそくスピンを打ってきており、受け札のないこちらの場はガンガン削れていく展開に。

カメックスが1回被弾、オーダイルが2回被弾しつつせまいジムで回復という後が無くなっていく流れでデッキを堀っていき、なんとか必要なカードの確保が間に合う。ベトベトガスでアンノーンQも突破し、サイドを先制するものの、ここで相手のオムナイトが2体完成しており、ドンファン側の守りは鉄壁に。
ここまでドローが順調でないこともあり長考を重ねてしまいドンファン側を焦らせてしまったのが申し訳なかったです。

後は化石を壁にされつつ一方的に殴られる展開になり、サイドも逆転し試合の流れが決したところで、1回戦で隠すことができていた一か八かの「あばれんぼう」。
運良くコイン表で薄氷の勝利でしたが、トラッシュ交換でせまいジムが戻っていたため進化再チャレンジもできる盤面ができていました。

3回戦 vsねねしさん

この時点で2勝が3人いて、nagaraさんとねねしさんと自分でした。ねねしさんとは2戦とも対戦卓が隣であったため、クイズのネタもバレバレでしたが、採用ポケモンを散らしたこともあり3連続クイズ不正解に持っていくことができました。
相手のデッキはおそらく前日プレイジム東京で使われていた【わるクロアズマオウ】。

試合開始前にこちらがマリガンを2回かますという先行きが思いやられる立ち上がりでしたが、じゃんけんで先行を取れたこと、上述のクイズによるターボが上手くいったことが功を奏し2ターン目でゼニガメワニノコを2体揃えつつ大暴走という理想的な展開を行うことができました。

相手はカメックスを呼び出してどくをとばす等、絡め手を駆使してカメックスを集中して狙いますが、せまいジムで70ダメージ乗ったカメックスを回収でき、サイドレースも追いついてきました。

ベイビィ判定のコイントスが芳しくなく、3回以上攻撃を避けるムチュールの頑張りが見られましたが、なげキッスではサイドに中々届かず、30ダメージ受けたワニノコ・ゼニガメをそれぞれ進化させてタイミングよくフォローできたこともあり相手の息切れ。序盤の展開が恵まれすぎたため、結果的に完封気味の勝利になりました。

何はともあれ、名古屋に来て久々の3勝!ハレツーに近い方式であるため優勝という概念はない対戦会でしたが、2勝組の階段が崩れたため、唯一の3勝という形に。

デッキ画像右下にある、ポケットモンスターテーマ曲・とりかえっこプリーズのCDを賞品として頂けました!

3勝した人は参加賞含めて1100円相当を貰えるようです。このポイントは当日使えるため、遠征勢にとっては非常に有り難かったです。足りなかったグドラとコインを調達することができました。

これからの名古屋殿堂について

https://x.com/torecacamp/status/1794261204166443056?s=46

https://x.com/torecacamp/status/1794261220134174982?s=46

使用デッキレシピを店舗で発表してくれるため、「結局名古屋殿堂でどんな選択をされたのか」というプレイヤー側の考え方が明瞭になるのがいいなと思いました。

蓋を開けてみると、緩和された要素がところどころ見られるものの、各々好きなデッキを使っており、使用率がどこかに大きく偏る結果にはならなかったようです。
これについて店側の認識も「皆様にある程度自重している面に助けられている」とのこと。

トレーナーロックからポルターガイストを狙うデッキもありましたが、イージーウィンできた試合は一度もなく、後半の打点の不安定さに悩まされたとか。今後の研究次第で詰めの要素は発展していくでしょうか。

どうにかなるだろうという楽観的な観点からの緩和ではなく、ある程度の危険性を認識した上で、問題があればその都度調整を行うという前提で今回の改訂が行われたようなので安心しました。

イマクニ?のドードーがエリカのプリンに近い打点を持ちながら無制限である点、コダックが緩和されている点からワンキル・ロックから何もできないまま試合が終わる可能性について、ねねしさん(と裏で話し合っていた旧裏勢)からスタッフの方への意見が交わされていました。

今回は一方的な試合も交えてワニカメが優勝という形になりましたが、一度の使用者・結果だけで一方的に判断しなさそうな雰囲気もあったのでこれも安心できる要素だったと思います。

問題があれば逐次対応していくという方針があること、店員さんの方がプレイヤー側の意見を都度伺って参考にしたいという姿勢を見せてくれていたことから、名古屋の旧裏を積極的に盛り立てようという、店舗側からの熱を感じることができました。

駿河屋高槻店もそうでしたが、中々大変な要素のある旧裏を中心としたイベントを組んで頂きながら、その世界をより楽しいものにしようと尽力していただける店員さんサイドには頭が上がらないです。

ポイント消化に留まらず、現地でなんか買えばよかったぁー!

当日レポート(後半)

17時開催のダイスロール店での夜の部まで時間があるので、ねねしさんとリスペさんに案内してもらって、焼き豚肉定食を頂きました。
値段の割にがっつりボリューミーで満足。しかもリスペさんに奢ってもらうという至れり尽くせりの対応で頭が上がりませんでした(本日2回目)。
来月高槻に来られるそうなので、お礼も兼ねて丁重に奢りかえしたいと思ってます。

リスペさんに付近の駿河屋トレカ館を紹介してもらいながら解散のちにダイスロールに到着。今回集まったのはねねしさん、白夜さん、はちまんさん、nagaraさん、自分で5名でした。

前回開始時の待ち時間が結構あったそうですが、今回は早めに進行をとり行ってもらえたので、待ち時間的なストレスは全くありませんでした。

夜の部で使うのはワニカメ大暴走の天丼。
昼の部で目立つことをやったので逆手にとってクイズを噛み締めていくスタイル。

カツラのロコン・ガルーラout→カメールinでクイズのネタが少なくなりましたが、午前の悪目立ちのおかげで実態以上の選択肢を相手に押しつけます。

これもまた、参加者同士の距離が近い名古屋ならでは!!

1回戦 vsはちまんさん

初戦のお相手は姫路からやってきた新興旧裏イベンターのはちまんさん。初手にサワムラー(化石)が出ていたため、バルキー緩和の恩恵を受けるデッキと予想。先行を取られ、相手のベンチにはベトベターを展開されベトン系のデッキであると判明。

バトル場を殴れないサワムラーだったため大暴走を打ってドローゴー気味のエンド。返しのターンにはベトベトンが立つもののサワムラーはのびるキックでダメージを与える相手がいない。
ああ!足が長いばっかりに!!

と惜しんだのはよかったものの、マサキ・エリカでドローがストップしてしまう。手札にベトベトガス・育て屋・カメックス・水エネルギーが揃っていたこともあり不本意ではあるものの、このタイミングでベトベトガスを使用して無理やりサワムラーを倒す。
相手の出遅れ・サイドから何か引いてドローに繋げたいものの3ターンくらい何もドローカードを引けない。
相手のグライガーのどくばりの判定は裏のみでカメックスのHPは残り80。次のターンがんせきおとしを使えるゴローンがいるけど、わるふざけが使えないコラッタはデッキに4枚残っているスパイ作戦の弾にしたいなぁ……
という思惑でカメックス単騎でグライガーを倒したものの、返しのターンで相手の乾坤一擲のオーキド連打からプラスパワー3枚貼られ、カメックスを落とされてゲームセット。
相手の動きを読み違えた故のミスプレイで、不利対面でもない相手に未熟な敗北でした。

ちなみに相手のデッキにバルキーはいませんでした。
なんでやねん!!

3回戦 vs白夜さん

参加者奇数ということで2回戦不戦勝でこれが最後の対戦に。
高槻でワニカメを迎え撃った白夜さん相手にワニカメで相手どる因縁を巻き込んだマッチアップ。
相手のデッキはわるマタで、デッキを組んだ時に想定した仮想敵と戦えることになりました。

進化ラインが無規制で、名古屋で熱いポケモンの一体

試合としては相手に先行を取られたもののエネの貼り先はピィへ。しめたと思いつつ後攻で大暴走を撃ち、次のターンでマサキ→エリカとドローを繋げていく。そしてカツラのクイズで不意打ちカメールで3枚ドローに成功。したものの、ここで大暴走を引けずドローがストップしてしまい停滞。

サイドレースに余裕がないためどうしようもなく、カメールのからでこもるを使うもコイン裏。本来スパイ作戦で捨てたい水エネ2枚ごとカメールを失う。(相手視点こちらのピィだと記憶されていたのは多分この辺)

数ターン後大暴走を使用し、デッキの堀り切りぎゃくりゅうはかなうものの想定より3ターン以上は遅い立ち上がりであり、この時点でサイドを3枚は取られており、相手の後続は2体すぐに爆発を打てるほど潤沢な構え。

あばれんぼうブラフのぎゃくりゅうクイズという猪口才な手を使いましたが、失われたサイド差はどう足掻いても取り返せない。

相手に詰み将棋と称されるほどのどうしようもない差を捲ることはできず、ナツメの眼も適切に撃たれて順当に敗北。

あまりにも苦しすぎてクイズで技宣言するタイミングで答えのゼニガメを教えるポカをやらかしました。

相手視点のレポート

ブログでは白夜さんにマスター・オブ・ワニカメの称号を頂いてましたが、こんなもんはスイカさんあたりに譲って、これからはワニカメ芸人の名を背負って生きていきたいと思います。


結果、1日にして全勝と全敗をかましたワニカメクイズをお届けしました。

だいぶドローの偏りを激しく感じた後半戦ではありましたが、昼に運が良かったぶんの寄り戻しがやってきた感はあります。

やってみて感じたのはドローカードを19枚から20枚に増やしたところで、大暴走にアクセスできないときはできないもんですね。

「博士を引けなかった」と言ってる人と同じレベルのことを言ってもしょうがないので敗戦の弁は割愛しますが、不利対面に対して相手より早くゼニガメ・ワニノコを2体以上展開して先手必勝を狙う
というのは対策と称するには稚拙な理屈であり、速攻デッキが苦手な耐久デッキ相手に先行取ってワンキルするのと同じような、ゴリ押しでなんとかするというレベルの話であったように思います。

これまで「壁をしっかり立ててじっくり大暴走を打ってリソースを大事にするのがワニカメでは大事だろう」という考え方でデッキを組んでいたため、今回は異なる価値観を知ることができました。

捲りが難しいタイプのデッキ相手であれば、テンポ重視のゲームプランは前向きに考えられるものであり、自分の中で弱いと評価していたカスミの怒りもこの考え方においては肯定的に採用を検討できるものだと思います。

リソースと引き換えに速度を得る


優勝されたのはミニスカ+カメックス2枚の組み合わせを駆使したねねしさんでした。

新殿堂で軽いミニスカートと重いカメックスの組み合わせはこれまでに見たことがなく、名古屋らしさを感じさせられますね。らしさとは一体。

クイズで掘ってカスミのわがままでサイド管理を行うのは見慣れたので解説は省きますが、超エネルギー回収が4枚入っており、スパイ作戦で捨てた水エネルギーをミニスカート前に余ったトレーナーカードと変換する趣が見られます。

クイズに使ったジュゴン・ギャラドスもハンデス後の戦闘要員として強力な働きを見せること、しっかり水エネルギーを蓄えてハンデス後の有利展開を維持する工夫がなされているところはこれまで以上に練られているポイントでしょうか。

こちらでも参加者のデッキを紹介してくれるため、後から振り返るのに有意義なものとなりました。参加者が今後増えてくれると嬉しいです。



総じてクイズを多用するソリティア気味のデッキが優勝を飾るという、改訂と一切関係ないデッキが活躍する1日となりました。

大会後は白夜さんにイタリアンの美味しいお店を紹介してもらいました。アボガドパスタに舌鼓を打ちつつ、わるマタデッキのいろいろな過去デッキを語ったり名古屋殿堂の見通しを話したり、いろいろと楽しい時間を過ごせました。本当にありがとうございました。

対面での情報の重要性・クイズの可能性も含めてさまざまな示唆や反省点を残した1日でした。
店舗・プレイヤーの発展も目覚ましく、旧裏を楽しむには好ましい環境がだんだんとできつつあるように思えるので、ぜひ皆さんも名古屋に足を運ばれたらいいなと思います。

長くなりましたがお読み下さり、ありがとうございました。

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