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化粧ってなんだ?

高校を出てから私はそのまま航空自衛隊に自衛官として入隊しました。

なんで自衛隊なのー!?ともよく聞かれるのでここで伝えていこうと思います。

私がお世話になった高校は上履きを履く以外は特に校則がなく、それでもちゃんと勉強して卒業していい大学に進んでねーというなんともフワッとした進学校でした。

ただ、私はあまりの自由さにこのまま大学に行って社会に行くのって正解なのかしらと?なぜか思ってしまいました。
大人になる前にきちんとした場所を一度通りたいと思い、かの同じ釜の飯を食らうと有名な自衛隊に入りたいと思いました。

航空自衛隊の女性自衛官の毎年採用人数はそんなに多くないのですが、グループ面接では隣の女の子が《国防とは…》と熱弁している時にそんなこと話すの!?とドギマギしながら《難しいことはわかりませんが同じ釜の飯というものをやってみたいです》みたいなことを話した記憶があります。
当時大きな居室に座っていた多くの女性受験者の中で、あの部屋では2人しか合格しなかったというのは入隊後に人事の方から聞きました。

やはり自分にわからないことはわからないと、わかることを一生懸命話した方がいいんだと感じた18歳でした。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな私は全く化粧にはまっっったく興味がなく高校時代も化粧などしていなかったので、
《松本、眉毛くらい描けば?》と同じクラスの定井くんに言われたことがショックだったことは今でもはっきり覚えています。

恥ずかしくなったので頑張って眉毛を描き始めてすぐの外食で、母親から《眉毛へんだよ》
と言われて描くのをやめたこともはっきり覚えています。

では今この立場になって、私が思う化粧とはなんなのか?

化粧とは顔を汚してなりたいように魅せる作業

だと思っています。
顔を汚しています。毎日クレンジング顔を洗わなければいけません。
なんて億劫なことをしているんだろうと思う方が男女問わずいらっしゃると思います。
顔を洗って保湿して外に出られたらそんな素敵なことないですよね。

ではなぜ化粧をするのか。


まだまだ若輩者の私にはズバリ!という一つの答えを導けていないくらい奥が深い問いなのですが目的は二つに絞れます。

それは
📎自分のためにする化粧
📎人のためにする化粧

百貨店で勤務されている店長さん、バイヤーさんに講義をするお仕事もさせていただいているのですが、企業に勤めている時は"人のためにする化粧"をしています。
ブランドに合った表現としてのメイク、お客様に不快な気持ちを与えない清潔感のあるメイク。
顔はとても表現作用の強いパーツなので第一印象が決まりやすいです。
笑顔でもアイラインが猫のようにキツく入っていると怖い印象になってしまいます。
例えばお客様に対してミスをしてしまったとして、謝罪をしなければならない場面でキャッツのようなツンとしたお顔だと相手は威圧感を感じてしまうと思いませんか?
でもテレビのCMではビューンと目尻を太くはっきり強調する猫のようなアイラインをひいたモデルがババーン!と出ています。
なので化粧自体は間違っていないのですが、
ただ、シチュエーションが合っていないのです。

相手に対して威圧感を与えないための化粧というのは"人のためにする化粧"です。
お仕事が終わった後に飲みに行こー!とトイレでアイラインをビューンと描き足して飛び出していくのは"自分のための化粧"です。

というところで再び、なぜ化粧をするのか?

という問いに戻るならば上記の2つとも化粧は自分自身、自分自身の心を表現するものだからだと思いました。



化粧をしないのも並列した一つの方法です。
なので化粧をしないのも表現だと思います。
肌荒れしているとしてもそのすっぴんも私は大好き派なので化粧をするのは女のマスト!マナー!!!みたいな考えもありません。

女性はみんな、
メイクした顔も好きだけど、お前のすっぴんも大好きだよ♡みたいに言ってくれる人とお付き合いして欲しいと思っているので化粧もひとつ、すっぴんもひとつだと思います。

はっ、そう考えると愛されるために化粧するのもひとつですね。。。
でもそうすると愛するためにも化粧があったりするし、、、
むしろ自分のことを愛するための1つの方法だったりもしますし。。。

うーーーん広くて奥深い化粧でございます。。。
まだまだ勉強が足りません。

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