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【個人作品】ビッグフィギア

 引き続き79回生のsiliconです。一回目の投稿から三日連続で投稿していますが、なんだかんだ過去作品が多いので文化祭まで毎日できそうです。この作品はLEGOのミニフィギアを再現したもので、設計は中二の夏休みです。相変わらず部室からパーツをかき集めて作っていますが、中二も夏休みになるとLEGO力も上がり色もできるだけ揃えるようになっています。

ミニフィギアと並べて撮りました。大きさは8倍!

 ちなみにこの作品は去年のJBF(ジャパンブリックフェスタ)にも持って行ったのですが、運悪く同じ題材で三つ被ってしまったものの、機械系だったので完全には同じにならなかった過去があります。

 動く場所は表情、首、右手と左手です。実は制作当初は右腕と左腕、右足と左足も動かすつもりだったのですが、動かす部分の重さが重く歯車を動かすとLEGOに負担がかかりそうなので断念しました。それでは順番に見てみましょう。


顔の内部構造(先輩にGIFならいけると教わりました)

 まず顔ですね。Xにあげる方は表情を動かすのを最後失敗していますが、早く動かすとたまに成功します。左から順に、後ろに動かすクランク、左に動かすカム、前に出すクランクに分かれています。赤いのは舌を出しているつもりです。また首は背中にある歯車と連動させて動かしていますが、首を動かせるようにするとよく壊れるので普段は体にくっつけています。

 次は両手です。左手は腕の後ろと連動させて回転させていますが、右手は少し複雑です。手で挟めるように手首から分かれているのですが、前は挟む動きなのに後ろは歯車の回転運動です。その変換方法を紹介しましょう。(といっても僕のオリジナルじゃないですが)

歯車を円で表した雑な模式図

 軸を矢印のように右から見て時計回りに回転させると、歯車の上側は左から右に、下側は右から左に動きます。

水色の歯車を二つ追加

 すると、上側にかみ合わせた歯車は上から見て時計回りに、一方で下の歯車は反時計回りに回ります。この上下の歯車に棒を取り付ければ、回転運動を二つの逆向きの回転運動に変換することが出来るというわけです。

右手の内部(部員のカバンを背景にして撮りました。

内部の三つの歯車がそうです。


一連の動き

この作品を作ってからもう二年近いということに一番驚いています。それではありがとうございました。

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