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4期通算勝率勝負駆け状況(2024年前期、6月版)

競輪の代謝争いって、自分との勝負というよりは他人との勝負なんですね。追加で入って下位30名から抜け出す・・・とか、ガールズで3人中1人が生き残る的な。
後、競走得点をしっかり計算する人すげぇよ。ボートレースは「10/8/6/4/2/1」か「11/9/7/6/4/3」さえ使えれば計算できますが、一般戦と予選や準決勝戦、決勝戦で得点違うんでしょ・・・。
いつかは計算できるようになりたいな。競輪勉強中の眞杉君推しでした。

4期通算勝率勝負駆け状況2024年前期版


4期通算勝率の概況

さて、2024年前期級別審査が開始して2ヶ月が経ちました。今週末から新しい級別での走りがスタートしますが、早い人は勝負駆けがもう始まっています。・・・4期通算勝率です。

前の期から4期通算勝率による引退勧告のルールが緩和されて、1600人枠がデビュー選手を考慮しない数字となりました。つまり、1月1日と7月1日は最大で1600人+11月(5月)にデビューした新人選手を合わせた1630人くらいになるというわけです。

これで1600人枠は一時的に猶予されましたが、3.80を超すのは一大ノルマなのは変わらないわけで。超せない人は6月末でも姿を消すことになります。この前、山口貢輝がラストランでフライングを放って去ったのが衝撃的でした。

4期通算リスト(2024年前期、6月26日終了時点)

成績は6月26日終了時点
(数字の参考・照合はひまひまさんサイトを利用)

6月末時点での勝負駆けリストです。3.80を超えて1月1日を現役で迎えるため、勝負駆けが続いています。
ちなみに、ここに掲載されているのは全員来期B2の選手です。ひとまずは今期の勝負駆けは上記の選手と言っていいのですが、たまに今期50走して代謝圏内に入ってしまい引退となる選手もいます・・・。ベテランに多いです。

勝負駆け選手について

今期は現時点で「もう無理」っていう選手がいない珍しい状況です。とはいえ、118期の最年長の中村聡志は現時点で3.50を下回っている状況。ようやく4着以上を連続して取れるようになりましたが、現時点でそのペースでは間に合いません。結構厳しいです。

厳しいと言えば黄金井裕子。1年前も勝負駆けで辛うじて3.80を超せたものの、2019年前期の4.77をと稼げていた時の数字が計算外になり、なおかつ前期は3.20を叩いてしまったのでだいぶ借金が溜まってきつく・・・。

もう少しペースアップでなんとか脱出してほしい荒牧凪沙

荒牧凪沙は調子が上がりかけたタイミングでの怪我もあり、なかなか数字が上げられない状況。まだ25歳なのでなんとかここをクリアーして数字を上げていければですが・・・。

片山雅雄は、4期通算勝負駆けでは3.50時代から常連となりつつあります。ただ、終わってみればしっかりノルマを越してくるのがすごいというか。今期も現時点で1回上位着を取れば脱出できるペースなので、時間にも余裕あり。もう少しペース上がれば気にせず現役続けられるのに・・・と思いますが、そう簡単じゃないんでしょうね。

勝負駆けの先をゆく中村将隆

勝負駆けの中の注目は兵庫の中村将隆。3期目終了時点で3.3198と絶望的な数字が残っていたのですが、前期は42走ながら5.74とA2ペースを残し、巻き返してきました。
事故などがなければ、4期通算3.80クリアーは時間の問題ですが、引退の懸念がなくなってから、A級昇格も十分ありうる話なので注目。

ちなみに、小寺拳人は無事3.80にちょいのせ出来たので、後は調子を見つつ走る感じでしょうか。占部彰二の息子、占部一真も49走止めを繰り返しながらコツコツ成績を上げて、なんとか3.80を超すことが出来ました。
今期はまだ時間があるので、3.80脱出が相次ぎそうです。1600人枠の心配もないので、今期も代謝が少なく済みそうです。

おわりに

最後に、その他のB2のうち、来期(2024年後期)に正念場を迎えそうな選手を書いておきます。(括弧内は6/26時点での4期通算勝率。)
井町泰(3.00)、沓名貴輝(2.79)、宮崎光基(2.5919)、梅内夕貴奈(2.223)
ちなみに、白石有美は来秋が勝負ですが、それでも今のペースだとかなり厳しいです。

また期末が近づいたら状況を確認します。お疲れ様でした。

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