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英語を読むスピードが上がらないのはなぜか?

英語を読むスピードが遅い・・・
TOEICやIELTSの問題が解き終わらない・・・
しかも、時間をかけている割には理解度も浅い・・・

英語を読むのが遅い、つまり英語を理解するのが遅いということはリーディングだけでなくリスニングにも影響します。たとえ英語の音が全て聞き取れるようになったとしても、意味の理解が追いつかないからです。

私は長い間この問題を抱えていました。

手っ取り早く解決できるかなと思い文法を復習してみましたが、スピードはあまり向上しませんでした。よくよく考えてみれば当然なのですが、文の構造を理解できること、文を素早く理解できることは全く違う能力だからです。

この問題を解決したのは、次の2つでした。

語彙力を強化する

1つ目は、語彙力を強化することです。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これがもたらすのはスムーズに理解できる単語が増えるという積極的な効果だけではありません。知らない単語を判別素早く読み飛ばすことができるようになるという消極的な効果もあります。

会話でも長文読解でもそうですが、知らない単語や表現に引っかかってしまうよりも、全体の文脈を理解することを意識した方が良い結果になることが多いです。もし文脈も追えないようなら。残念ながらそれは、読みたい文章や聞きたい会話に対して語彙力が足りなさすぎるということです。

カタマリを覚えておく

2つ目は、カタマリを覚えておくということです。
例えば、「You are going to have to win this game.」という文をみてみましょう。(ちなみにこれはNetflixで配信中のとあるドラマからのセリフです。)
この文は9つの単語からできていますが、私はこの文を3つのカタマリとしてとらえます。

You are going to have to
win
this game.

の3つです。
そしてこれらは、それぞれひとつの意味もしくは感情を持っています。カタマリがいくつの単語でできているかは関係ありません。具体的には、「You are going to have to」は6単語からできていますが「未来にしなくてはならないことを伝えたい!」というひとつの感情を持っています。また「win」と「this game」はそれぞれひとつの意味を持っています。

そして、想像してほしいことは、9つのものを処理するのと3つのものを処理するのではどちらが速いか?、また、どちらが正確か?ということです。カタマリを覚えておくというのは、この状況を作るための準備です。


私の場合には上記2つを実践することで、読解のスピードと正確性が一気に向上しました。IELTSのリーディングの問題を真正面から読んでも読み終わるようになりました。

このやり方に味をしめ、例えば、

… that is not as important as it once was.

のようなものも、あたかも単語を覚えるような感覚で覚えていくようにしています。難しくいえば、比較構文を含む関係代名詞節とでもいうのでしょうが、どんな品詞の後に続くのか(この例では名詞)だけ押さえておけば問題がありません。

この方法については、別記事でより詳しく紹介したいと思います!


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