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人と違うことがやりたいし、毎日肉チョモランマで笑ってる:あんなさん

あんな(@anna_pics_1)さんに、コンテンツとの関わりについて、インタビューしました。

●歌い手YouTuber「肉チョモランマ」を布教したい!

ーー今日は布教したいものがあるということで、取材を受けていただきましたが、それはなんでしょうか?

「肉チョモランマ」というYouTuberです!

ーーどんなグループか教えてもらってもよろしいですか?

“歌い手”3人のグループで、私は去年(2020年)の9月下旬から見始めたんですが、活動開始は2019年の春からです。今は、30万人以上の登録者がいます。

ーーあんなさんは、YouTuberはよく見るんですか?

いえ、YouTuberのような活動をしている方は、肉チョモランマ以外ほぼ知りません。YouTubeは音楽を聴くためにしか使ってなかったんですが、歌い手が好きで、関連動画で出てきたのが知ったきっかけです。

中央がGeroさん、向かって右がめいちゃんさん、左がコニーさん

ーー魅力を教えてください。

3人それぞれに魅力があって、まずリーダーのGeroさんはトーク力がすごい。情報の引き出しが多くて、今35歳なんですがとてもそうは見えない若々しさがあります。22歳の私にとっては、将来こうありたいなという憧れの姿です……顔芸以外は(笑)。

最年少のめいちゃんはGeroさんに憧れて歌い手を始めた努力家です。個人的には、歌は一番好きです。

もう1人のコニーちゃんはちょうどGeroさんとめいちゃんの中間ぐらいの年で、2人ほどは喋らないけれど、居なくてはならない存在。肉チョモランマの企画のひとつとして歌い手インタビューがあり、その際にコニーちゃんは歌い手オタクっぷりを発揮します!

それから動画編集担当のたくみくんも、“4人目の肉チョモメンバー”として紹介されています。彼はたまにしか出ないですが、結構ファンがいます(笑)。外チョモ(屋外企画)のときにたくみくんの分も食べ物を買ったりなど、肉チョモメンバーとして数えられているのが微笑ましいです。

彼らはドッキリなどの面白企画を3日に1回くらい投稿していて、歌い手なのでもちろんMVも出しています。MVはめちゃくちゃガチで、彼らがハモリ出すと、「そうだ、この人たち歌い手だったんだ」と思い出します。

ーー肉チョモランマの動画は、どんな人に薦めたいですか?

とにかく笑いたい人。私、バラエティや芸人さんのネタで笑ったことほとんどないんですが、彼らのトークは本当に面白くて。卒論や自粛で苦しんでいたとき、何度も救われました。

とことん映像作品や漫画に触れてこなかった22年間

ーーあんなさんはまもなく卒業ですが、どのような企業に就職されるんですか?

IT系企業で、エンタメに関わる仕事です。就活全般も、そのあたりを中心に受けていました。

ただ、私、これまでの人生で音楽以外のエンタメ系コンテンツにほとんど触れてきてなくて。でも、大体の面接で好きなエンタメを聞かれるんですよね。毎回、うまく答えられず悩んでいました。

ーーエンタメ系コンテンツに触れてきていない、とはどういうことですか?

まず、映像作品の面白さがあまりわからなくて、ほとんど見たことがありません。映画も年に1、2本見るかどうか。アニメやドラマは全然。本や漫画も読まないことはないですが、家に溜まっていくのが嫌でほとんど買ったことありません。

ゲームは、小学生のときには任天堂作品にはまっていましたが、その後はポケモンしか続けていないですね。ただポケモンも、対戦や育成よりもグッズ集めるほうが好きです。スマホゲームもまったくやりません。

ーーそこまで触れていないのは、逆に珍しいですね。

あ、でもエンタメというくくりにして良いなら、季節もののイベントはすごく好きです。お花見フェスとか冬のイルミネーションとか。チームラボの展示や「ピカチュウ大量発生チュウ!」はそのフォトジェニックさもあいまって大好きですね!

開催していることを知ったら、「この人の好みからすると、きっと楽しんでくれそう、興味持ってくれそう」と思う友人をすぐに誘います。前日までに入念に、素敵なスポットやクーポンなどを調べて臨みます。

あまり、ご飯食べにいったり映画観に行ったりと、定番の遊びが好きじゃなくて、行程も全部自分で企画します。

ーーみんなが楽しめるような「企画」が好きなんですね。

はい、今年はコロナでイベントがなかなか開催されなかったんですが、一度やってみたかった「量産型女子」のコスプレで撮影会やったり、オンラインで「3色ショッピング」をやったり、いろいろがんばりました。

3色ショッピング:テレビ番組『ヒルナンデス』のコーナー。「予算」「時間」「色」という制約がある、買い物ゲーム。

人があまりやっていないことをやりたくて、学生時代のアルバイトもその基準で選びました。最近は「やりたいことリスト」の残りが少なくなってきて、募集中です!

我慢した分、違う生き方をしたくなった

ーー人があまりやっていないことをやりたいと思うのはなぜですか?

個性が欲しいからです。「これが自分だ」と主張したい。「これやっているの、面白いでしょ、私!」と言いたいんです。

ーーそれほどあけすけに言う方は珍しい気がします(笑)。

変にカッコつけている感じにはなりたくないですから。それに、大学に入ったときに決めたんです。気になったらなんでも挑戦しよう。今までみたいに我慢するのもったいない。違う生き方してみようって。4年間はひたすら行動力の鬼になって、暇を作らないようにしてきた気がします。

ーー「今までみたいに」ということは、大学までは、我慢をしてきたんですか?

小中高と、ひたすらクラスのカースト制度に悩んでました。地味めなほうだったので、トップにいる人と仲良くしようとしたり。特に小学校が一番キツかったですね。

とにかく、カースト制度にこだわる周りの女子に疲れてたし、それを無視できない自分の弱さも嫌だった。今振り返ると、自分らしさを押し殺してた気がします。

小学生までは好きだったゲームも、中学になると「女子はポケモン卒業」みたいな空気があって、本当にこっそりと、友達と話をしていました。

中高は勉強と部活しかやっていなくて、青春のせの字もなし(笑)。器械体操が生きがいでした。

ーー経験がないのですが、器械体操のやりがいとはなんでしょうか?

技を出来たときの達成感です。地味な基礎練ばかりで、挫折してやめていく人が多い競技なんですよ。けれど、それでもやり続けた人しか味わえない達成感があります。

もともと私はすごく運動音痴で、外遊びが大嫌いだったんです。でも、そんな自分でも、少しずつ演技ができるようになっていく。相手チームに勝つよりも大事なのは、前回の自分よりも良い演技、自分で納得する演技ができたか、ということ。

ーー自分との戦いなんですね。現在も器械体操を続けているんですか?

いえ、大学ではまったく別のサークルに入りました。大学でも器械体操に没頭する生き方もアリではあったんですが、それとは違う生き方をしてみたくなって。サークル、バイト、遊びといろいろと手を出し、ひたすら動き回る4年間を過ごしました。

自分自身がコンテンツになる

ーー今後の話に戻ると、面接でも苦労したとおっしゃられましたが、エンタメ作品にほとんど触れたことがないことで苦労するケースもあるかもしれません。

実は、就職先が決まってからは、まったく見ていなかった映像作品も見るようになりましたよ!『鬼滅の刃』も『進撃の巨人』も最近ようやく見て、流行った理由をメモに取ったりしています。私にとって強制的に流行り物を追いかけなければいけないこの状況は、良いことだと思っています。

ーー踏み入った言い方になるかもしれませんが、「自分には向いていない」とは考えませんでしたか?

私、「やりたいけど向いていないこと」に突っ込んでいくことが好きなんです。器械体操も、運動音痴から始めましたし。この業界に入ったからには、自分自身が魅力的なコンテンツになることを目指してやっていきたいな、と思っています。

あ、肉チョモランマの話に戻りますが、先日初のオリジナル曲が出ました!肉チョモランマらしさ全開なので、ぜひみなさん聞いてください!

<了>

取材協力:あんな(@anna_pics_1)さん

取材をさせていただける方は、気軽にDMくださいませ→@gohangaoishi4




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