もっとラクにゴールへ向かえるテクニック
家に帰ったらしようと思っていたことがあったのに、帰宅して気づいたら、全然違うことをしてしまっていた。
会社についたら取り掛かろうと思っていたことがあったのに、デスクについて気づいたら、時間が経っていた。
そして、1日が終わるときに、「本当はやりたかったことがあったのに、取り掛かれなかった」と落ち込んでしまう。
そんなことはありませんか?
多くのひとは、「行動力がない」と言いますが、実は、「脳の取り扱い方」に合ってないだけなのです。
人の脳は「視覚優位」です。
頭のなかでいくら「アレをしよう」と考えていても、帰宅して「テレビ」を見つけたら、「あ、そうだ、録画していて見てない番組があった」と、違う行動をしてしまう。
帰宅して、キッチンを見たら、「あ、そうだ、明日のお弁当の作り置きをしておかなきゃ」と、思いついた行動をしてしまう。
ひとの思いつきは、「見たもの」にひっぱられるのです。
だから「やること」をしっかりと書き出して、見えるところに貼っておく、というのはとても大事なのです。
ところが、壁や冷蔵庫に「やるべきこと」を貼り出しておいたのに、気づいたら、もう気にしなくなってしまっていることはないでしょうか?
「~をする」というメモ書きが、もはや景色の一部になってしまうのです。
会社のデスクにポストイットが貼ったまま数週間立っているひとも、ポストイットが景色の一部になっているのです。
これはなぜかというと、
人の脳は、「行動することに関係するもの」に注意を向けるようにできています。
・テレビ→見る
・スマホ→LINEが来ているかチェック
・ソファ→寝転ぶ
・冷蔵庫→ビールを飲むetc.
専門的にはアフォーダンス理論というのですが、要するに、「あなたの身の回りにあるものが、あなたの行動を導く」のです。
・「ポストイットを見る→行動しない」
・「机の上の書類→見ない」
・「リビングのヨガマット→使わない」
ということを繰り返すと、
行動を導かないものは「景色」へと変わっていきます。
脳は、行動しないものは、「無意味」と判断されるのです。
本当は何かの行動をするつもりでそこに置いておいたのに、行動しないまま気づいたら景色の一部になってしまっている・・・
あなたの周りにもそういったモノはありませんか?
もし、あなたが夢や叶えたいものがあるのであれば、あなたの環境には注意を払うべきです。
行動に関係ないものは、見えない場所へ移動させましょう。
ポストイットも、リモコンも、書類も、本もetc.
そのとき集中したい行動以外は、視野に入らないようにする。それだけで、あなたの持っている力は高まるのです。
気づいていないかもしれませんが、視野に入るだけで、あなたのエネルギーは奪われています。
景色のようになっている乱雑なものたちも、それが目に入るたびに、あなたのエネルギーを浪費させているのです。
行動を導かないだけでなく、エネルギーや注意力を消耗してしまうなら、とてももったいないですよね。
ポイントをまとめましょう。
【ポイント1】:あなたがやろうと思ったことは、書いて貼り出す
【ポイント2】:行動していないのに貼り出されているものや置いてあるものは、すべて一度見えない場所へ移動させる
【ポイント3】:1つの行動をしようと思ったら、その行動に関係するもの以外が目に入らないようにする。
すると、あなたの集中力はアップし、
より結果につながる行動が起こしやすくなるのです。
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