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ベイスターズ2020年選手名鑑 濱矢廣大 背番号56「ウインターリーグの投球を日本で。制球難に悩む左腕のこれから」

こんばんは、なべマガジンです。

本日は、背番号56 濱矢廣大選手を紹介します!!!

1.経歴

奈良県出身 和歌山県立日高高等学校中津分校-HONDA鈴鹿を経て、2013年ドラフト3位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団しました。ルーキーの年から毎年1軍マウンドを経験し、投球回を上回る奪三振を記録する年もあり、高い奪三振能力を発揮するも、同時に制球難から崩れて失点するパターンが多く、最高でも2016年の13試合(2勝)止まりである。なお、先発起用は、2014年のプロ初登板のみである。

2.ベイスターズの獲得理由

中継ぎ左腕の補強である。熊原選手との交換トレードだったが、個人的には、納得できるトレードだった。熊原選手も先発の一角として期待されるも、大学時代の様な、ストレートは影を潜めてしまい、制球難にも陥っていた。地元仙台で再起を図ってほしいという、球団の思いもあったかもしれません。そこで、1軍経験もあり、当時まだ25歳と若かった濱矢に白羽の矢を立てた。奪三振率が高い左腕は、貴重な存在であり、エスコバー、砂田投手に次ぐ、中継ぎ左腕として期待をされていた。しかしながら、楽天時代、同様に、制球難が脱することができずに、未だに1軍マウンドを踏めていないのが現状だ。

3.選手のチェックポイント

★キレの良いスライダー・SFF(速いフォーク)★

濱矢投手の持ち味は、まさにこれだろう。球種は、ストレート(140キロ前後~中盤)・スライダー・SFF・チェンジアップといったところ。2019年オフにメキシコのウインターリーグへ参加。7試合に先発し、3勝・防御率1.44・被打率.140という好成績を収めている。そこでも有効的だったのが、特にSFFである。ストレートと同様の軌道から、ベース盤でストンとおちる140キロ前後の球である。外国人の打者は、ストレートと勘違いするほど、きりきり舞いだった。ここで手ごたえをつかみ、2020年のシーズンは、かなり期待をしていたが、例年と変わらぬ、状況が続いてしまっている。フォームは、社会人時代からさほど変わっておらず、一言でいえばバズーカ砲の様な投球である。軸足に体重をのせて、リリースにむけて一気に体重移動させるようなフォームである。おそらく、濱矢選手として好きなフォームなのであろう。自身のTwitterでも、メジャー選手の左腕について語っていた。

今後もフォーム修正はないと思われるが、見ていて思うのは、球威があまり感じられず、球持ちは、悪くないと思うが、バッターも打つことを苦にしていない様に感じる。球が見やすいのか、タイミングが取りやすいのか、それは分からないが、いずれにせよ、今後1軍へ昇格するためには、何らかの工夫が必要と感じている。

4.現在の立ち位置と起用方法

2軍での中継ぎ登板になっている。主に先発が崩れた後に1.2回投げるシーンが多い。2軍でも奪三振は多いものの、四球でランナーを溜めるシーンもしばしば。時に圧巻の投球をするものの、良い投球が続かない。現状、エスコバー・砂田・石田という経験豊富な中継ぎ左腕が多いため、昇格は非常に難しいが、タイプ的には、また違う投手のため、来年に向けて何か「変化」が欲しいところだ。年齢的にも契約が危うい状況であることには違いないので、残りのシーズンで来年に繋がる投球をしたいところだ。

5.まとめ

制球難の克服と、投球の工夫を行い、1軍昇格を狙う。残りのシーズンで、来年に繋がる投球をしたい。

あのキレの良いSFFが、打者を追い込んだ後に、バンバン決まれば十分に1軍でも起用できる選手だと思います。その日が来ることを楽しみにして投球を見守ります。

今回は、濱矢廣大投手を紹介しました。

次回は、背番号58 武藤祐太投手を紹介します!!!

※背番号57 東妻選手は紹介済み

次回もお楽しみに^^

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