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ベイスターズ2020年選手名鑑 京山将弥 背番号48「将来のエース候補の1人。若手投手争いを勝ち抜きエースに成れるのか?」

こんばんは、なべマガジンです。

本日は、背番号48 京山将弥選手です!!!

1.経歴

滋賀県出身 近江高校から2016年ドラフト4位で横浜DeNAベイスターズに入団しました。高校時代は、1年夏からベンチ入り。2年春・3年夏に甲子園出場を果たしている。当時から線は細いがキレの良いストレート・チェンジアップを投げている印象が強い。ベイスターズ入団後は、1年目から2軍の先発ローテーションを担い、6勝6敗 防御率4.17を記録。高卒投手として、1年間例え2軍でもローテションを守ることは素晴らしいことであり、将来を嘱望された。その期待に応えるかのように、2年目の2018年は、オープン戦で好投し、故障者が相次いだことから、開幕3戦目を任され、19歳9か月という若さで初勝利。その後も登板の際は、援護点に恵まれ、防御率5.64ながらも6勝をマークした。順調にステップアップし、3年目も同様に期待されたが、制球難から0勝6敗 防御率5.80と結果を残すことができなかった。

2.ベイスターズの指名理由

2014年あたりから、下位指名で、ポテンシャルの高い未完成の高卒投手を指名する傾向が強くなっており、2014年7位の飯塚投手、2015年5位の綾部投手に続いて3年連続の高卒右腕の指名になった。これは、育成戦略の一環である。過去ベイスターズは、投手に苦しんできたが、DeNAになってから上位で、即戦力投手を指名し続けて1軍で活躍する投手を補強できたからこそ、この様な指名を立て続けることができている

京山選手は、4位という高卒右腕では高い順位での指名となったが、それは、他球団も評価が高い選手であったことから、この指名順位に落ち着いたと思れる。実際に、入団後に他球団が狙っていたという記事が流れていた。それだけベイスターズは、京山選手を獲得したい思いが強かったのだろう。

3.チェックポイント

★150キロ前後のキレの良いストレートとチェンジアップ★

カットボール・スライダー・カーブやフォークも操る投手だが、京山選手の特徴は、ストレートとチェンジアップだろう。ストレートの平均球速は、145キロ前後ながら、インコース・アウトコースに球速表示以上に感じられる様な、素晴らしいストレートを投げられる。加えて、同じ腕の振りから投げる、チェンジアップは、120~130キロ台で、コースや高さを間違えなければ、かなり高い確率で空振りをとれる球種である。2年目は、このストレートとチェンジアップが際立って良かった。3年目は、ボール先行の投球が続いた上に、ストレートも思う様に走っていなかった。球威自体はそれほど無く、パワーピッチャーではないので、コントロールが投球の生命線だ。また、スタミナ強化も今後の課題であり、5.6回までの降板が多く、100球当たりが限界。球数を少なく抑えるピッチングを合わせて身に着けたい。

4.現在の立ち位置と起用方法

2軍での調整登板が続いている。理由は不明だが、一時期登板すらない時期もあったが、ここにきて先発での登板も増えてきた。150キロ越えのストレートも記録しているが、まだまだ制球難を克服できていない。ストレート・変化球ともにまだ安定していない為、良い球と悪い球がはっきりしている。安定的に投球できるようになれば、間違いなく1軍でも通用する球を投げられる投手だ。しかしながら、強力なライバルがいる。2軍で1軍を狙う若手投手としては、阪口・中川投手の二人だろう。京山を含め、三人ともに1軍経験があり、全員22歳以下と大卒以下の年齢で、将来のエースを期待されている。全員タイプが違い、誰が我先にと1軍で活躍する選手になるか本当に分からないが、切磋琢磨して、自分のポジションを掴んで欲しい。

5.まとめ

ライバル(阪口・中川)と切磋琢磨しつつ、1軍先発争いを勝ち抜き、先発ローテションへ。持ち味を出すことができれば、将来のエースになれるポテンシャルがある投手である。

2年目でいきなり6勝を上げた時は、衝撃だった。三浦投手の後を継げる右腕が現れたのではないかと思ったが、すぐに活躍できるほど、プロは甘くなかった。京山投手には、安定感のある投球が今後も求められるだけに、2軍での投球では、圧巻という投球を見せて欲しい。必ずシーズン中の1軍登板はあると思うし、少ないチャンスをものにしてほしい

今日は、京山将弥選手を紹介しました!

次回は、背番号49 赤間謙選手を紹介します!!!

次回もお楽しみに^^

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