見出し画像

ベイスターズ2020年選手名鑑 赤間謙 背番号49「オリックス福良政権時の便利屋投手。なぜベイスターズにトレードされたのか?」

こんばんは、なべマガジンです。

本日は、背番号49 赤間謙選手です!!!

1.経歴

福島県出身 東海大山形高校-東海大-鷺宮製作所を経て、2015年ドラフト9位でオリックス・バファローズに入団しました。高校時代は、甲子園出場無し。3年春よりエースに。地区大会でノーヒットノーラン経験あり。3年夏は、準決勝敗退で、プロ志望届は提出しなかった。大学時代は、主に救援投手として20試合に登板し、3勝0敗 防御率1.52の成績を残した。鷺宮製作所入社後も、救援投手として登板。1年目に不振からプロを諦めかけたが、2年目にJABA静岡大会でチームを優勝に導き、大会MVPを獲得する。そして都市対抗にセガサミーの補強選手として出場した。

オリックス入団後、ドラフト9位ながら、24試合に登板し、(先発1試合)10試合連続無失点を記録するなど、ルーキーながら当時の福良監督から信頼を得るピッチングをしていた。ビハインドが中心だが、安定した投球をしていた印象が強い。防御率3.09

2017年は、1軍初勝利をあげるも7試合の登板にとどまっている。防御率7.15

2018年7月9日に、伊藤光とともに、白崎&髙城との2対2トレードでベイスターズに移籍。1軍登板は、シーズンを通じてなかったものの、2軍では、12試合に登板し、防御率1.72という好成績を残している。

2019年には、主に救援投手として7試合に登板。シーズンオフには、右足関節のクーリング手術を受けている。

2.トレード理由

伊藤光選手を1対1のトレードで獲得できなかった可能性が高い。要するにこういう内容である。オリックスは、内野手に怪我人が続出し、ベイスターズで伸び悩みを見せていた未完の大器である白崎選手の獲得を希望。しかしながら、伊藤光選手を放出してしまうと、捕手の数が減ってしまうため、オリックスサイドは、捕手も要求。ベイスターズは、仕方なく1軍実績もある髙城選手を放出する形となったため、+1人のトレードが可能になった。そこで、中継ぎ強化として1軍実績のある、赤間投手を獲得することになったという訳である。

3.チェックポイント

★安定したコントロールとストレート・変化球のコンビネーション★

正直、決め球という決め球が無い選手であるが、コントロールは安定しており、四球で自滅するような選手ではない。加えて、145キロ前後のストレートと、カーブ・スライダー・フォークをうまく投げ分けて打ち取るピッチングを得意としている。何か一つでも決め球となる様な球を磨いていかないと、一軍で通用することは難しいかもしれない。または、圧倒的なコントロールを武器するかどちらかである。まとまっている投手のため、ロングリリーフを含め起用のしやすさでは、定評があるが、一軍での起用に至っていないのが現状である。

4.現在の立ち位置と起用方法

2軍での、ロングリリーフ及びリリーフ登板になっている。1軍登板実績のある、三上・砂田・進藤・飯塚と共にベイスターズブルペンを支える投球が続いている。登板頻度は2軍でも高いほうだ。他にもコルデロ・ディアス・笠井なども控えており、2軍のブルペン争いも激しくなっていることが分かる。1軍ブルペンが例年以上に安定しているため、かなり厳しい状況下におかれているが、打ち込まれる投手が増えたり、怪我人が出れば、十分に赤間投手の昇格可能性はあるだろう。だからこそ、1軍昇格争いの優先順位が高い位置に居続けたいところだ。

5.まとめ

決め球を作るor圧倒的なコントロールを武器にしたい。1軍昇格を狙い、2軍ブルペン陣の中でもしっかり結果を残してほしい。

筆者と同い年ということもあり、思い入れの強い選手だ。そして何より、赤間投手の地元である楢葉町の福島第一原子力発電所付近にあった赤間の実家が東日本大震災の影響で半壊し、大きな被害を受けた。グローブにも、(2011.3.11)と刺繡で入れており、今も避難生活を続けている家族や町の人々の希望として、1軍での活躍を目指している。プロ入りが遅かったこともあり、30歳になるので、なんとかもう一度奮起したいところだ。

今日は、赤間謙選手を紹介しました!

次回は、背番号50 山本祐大選手を紹介します!!!

次回もお楽しみに^^

20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^