ベイスターズ2020年選手名鑑 田中健二朗 背番号046「待ってるぞ!タナケン!!トミージョン手術からのカムバック」
おはようございます。なべマガジンです。
ついに2020年選手名鑑シリーズも最後の1人になりました。
今回は、背番号046 田中健二朗選手を紹介します!!!
1.経歴
愛知県出身 常葉菊川高校から2007年高校生ドラフト1位で横浜ベイスターズに入団しました。常葉菊川高校から直接入った1番最初の選手である。(大学経由を含めると2人目)高校3年春に、選抜優勝を果たし、3年夏ベスト4と輝かしい成績を残している。入団後は、左肩を痛めてしまったが、3年目(2010年)には、1軍デビューし、先発として初勝利をマーク。しかしながら、4年目~7年目(2011年~2014年)まで、1軍と2軍と往来するシーズンが続いた。(中継ぎ登板)しかしながら、7年目(2014年)シーズン終盤に投球の飛躍となるきっかけを掴み、球団から先発転向への打診があるも、本人が固辞している。すると8年目(2015年)に、中継ぎとして大ブレイク。不調の山﨑に代わって一時ストッパーを任されプロ初セーブを記録、さらにオールスターに監督推薦で出場。しかしながら、7月より調整を落として抹消されシーズンを終えた。だが、前半戦だけで35試合2勝16H防御率2.20を記録し飛躍の1年となった。9年目(2016年)は、更に飛躍。1年を通じ61試合5勝23H防御率2.45と安定感抜群の成績を残した。クライマックスシリーズの巨人戦で9回裏、抜群の盗塁成功率を記録していた、代走鈴木尚を牽制死させた投手で、今でも伝説のシーンとして語り継がれている。(動画参照)10年目(2017年)も60試合に登板。しかしながら、砂田投手やエスコバー投手の台頭もあり、11Hにとどまり、防御率4.47と大幅に成績を落とした。しかしながら、クライマックスシリーズと日本シリーズ出場も果たしている。11年目(2018年)は、昨年同様に砂田投手・エスコバー投手メインの起用になり、登板は、11試合のみ。ビハインドゲームやワンポイントが中心となった。また、無死満塁から登板し、2者連続押し出しの後、阪神の藤浪投手に満塁本塁打を打たれてしまったことは記憶に新しい。12年目(2019年)の8月にトミージョン手術を受け、シーズンオフに育成選手契約。球団から完治を目指して欲しいという配慮からの契約となっている。
2.ベイスターズの指名理由
左腕投手の補充に限る。今では、左腕王国と言われるベイスターズだが、DeNAベイスターズになる前、TBSが親会社だった時代は、ほとんど左腕投手は活躍できなかったし、そもそも1軍レベルの選手が少なかった。高校で輝かしい実績を残した田中選手の指名は、当時のベイスターズとっては、必須だっただろう。かなり線が細い選手であり、もちろん時間がかかることは、見込んでいただろうが、結果的に1軍を支える投手に成長しているので、ドラフトとしては、成功しているといえるだろう。
3.選手のチェックポイント
★抜群の制球力と大きく割れる縦のカーブ★
皆様ご存知、タナケンの特徴ですね。活躍するまでは、球威不足が否めませんでしたが、当時から縦のカーブは素晴らしいものがありました。(今投げる投手だとソフトバンクのモイネロ選手に近いでしょうか)ストレートのキレが増し、140キロ越えのストレートを安定して出せるようになってから変化球も活きる様になったことが飛躍の結果でしょう。加えてスライダーやフォーク・チェンジアップも操ります。スライダーの砂田投手・カーブの田中投手という感じですね。制球は素晴らしいものがあり、高めにはほとんどいきません。左打者に対しては、インコースよりもアウトコースへの投球の方が、得意な投手です。2016年の安定感はホントに素晴らしいものがありました。東投手同様、トミージョン手術明けで、どれだけ投げられるか不明ですが、また1軍のマウンドに帰ってきてくれると信じています。
4.現在の立ち位置と起用方法
東投手同様、リハビリが続きました。おそらく2021年も実践登板は、2軍からになるでしょう。1軍リリーフが苦しい時に、2軍で成績を残して、支配下登録に変更、昇格してくれることが理想でしょう。しかしながら、故障前の投球ができなければ、もちろん戦力外通告と隣合せということも事実です。だから2021年シーズンは、田中選手にとって正念場です。非常に注目したいですし、注目して欲しい選手です!!!
5.まとめ
リハビリを乗り越えて、2021年シーズンに必ず1軍復帰を。リリーフ陣が苦しい時にカムバックして、チームを盛り上げて欲しい。
まだ来年32歳で、どれだけ投げられるか期待と不安がありますが、また1軍での投球を見たいと心から思っております(東投手もそうですが)もちろん、ドラフト5位の池谷投手やイキのいい投手も入ってきますので、年々1軍争いは熾烈です。しかしながら、ベテラン投手として1軍に帯同することで、若手選手へプラスになることは、大いにあると思います。もちろん、結果が重要ですが、そういう意味でも是非とも1軍でまたプレーして、良い影響を与えてくれ欲しいと思っています。
これで2020年選手名鑑シリーズ全ての選手を紹介させていただきました。
思えば、2020年1月からスタートしましたが、12月に入ってしまい、完成が遅くなり、読者の方には、大変申し訳ない気持ちでございます。しかしながら、拙い内容ではありますが、約100記事で、13万レビューになっており、沢山の人に読んで頂いたことは、本当に本当に感謝しかありません。来年も、新入団選手が入団しますので、もちろん、紹介を続けさせて頂き、コラムも継続していきますので、これからもなべマガジンを宜しくお願い致します。そして、みんなでベイスターズを盛り上げて応援していきましょう。
ではまた、新入団選手紹介でお会いしましょう^^
20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^