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ベイスターズ2021年選手名鑑 阪口皓亮 背番号12「やっと掴んだプロ初勝利!目指すは最強のグランドボーラー」

おはようございます。休日は、喫茶店でコーヒーを飲みながら執筆が日課です。なべマガジンです。

昨日からリーグ戦が再開。ベイスターズは本日からとなります。残り57試合。奇跡の逆転クライマックスシリーズ出場、優勝に向けて、全力で応援していきましょう!!!

本日は、背番号12 背番号12 阪口皓亮選手を紹介します!!!

※下記に記載する成績についてはあくまでも推定にてご確認ください。

1.経歴など

※過去アップした選手の経歴などにつきましては、

リンクを貼り付けておりますので参照ください。

昨年の内容と比較しながらみると、置かれている状況や

プレースタイルの変化などが確認できますので、是非ご覧ください。

2.投球スタイル&各球種の特徴

投球スタイルは、本人も認めるグランドボーラー。グランドボーラーとは、ゴロでを打たせて取るピッチングスタイルのことである。本日までの1軍成績で、ゴロ率は、56.6%とフライ率20.2%、三振18.2%と圧倒的に高いゴロ率を誇っている。では、なぜそういう結果に繋がるのか、各球種の特徴をふまえてみていこう。

ストレート 最速154キロ

187cmの長身から投げ下ろすストレートは、見ていて非常に気持ちが良い。比較的に綺麗なフォーシームであり、シュート回転はあまりない方だと感じます。逆にシュート回転が多いときは、調子が悪い時かもしれません。最速154キロ、球速は150キロ前後と球速はあるものの、空振りをバンバン奪うほどの、伸びや球威はまだ足りていない状況。ですが、変化球とのコンビネーションで打ち取るスタイルなので、ストレートゾーンに安定して投げ込めれば、そこは大きな問題にはならないでしょう。期待とすれば、まだ伸びしろがあるということ。最速の154キロも今年記録したものですので、来年以降まだ速くなる、力強くなるという可能性があります。そこはどこまで伸びるか非常に楽しみです。

カーブ(スローカーブ)

阪口選手の特徴の一つでもある変化球の一つ、115キロ前後に縦に割れるカーブです。カウント・勝負球の両方で使用しているだけあって、自信のある球なのでしょう。スローカーブに近い球速ですが、遅くなった理由は、本人曰く「不明」なのだそう。(三浦監督のカーブが懐かしい。曲がり方は違いますが)ストレートの球速差が35キロ前後でますので、しっかりと緩急をつけることができます。

カットボール

ここ数年でかなり良くなっていると感じるボールです。コントロールも向上し、左右の打者にストレートとうまく、使い分けできています。球速は140キロ前後でストレートの軌道で若干曲がってきますので、ゴロを打たせるにはうってつけの球です。今後の阪口選手にとっても生命線のボールになるでしょう。

スライダー

カーブやカットボールに比べるとまだまだ球にバラつきがあり、高めに浮いてしまうケースもしばしば。125キロ前後で、曲がりが大きいため三振もとれる球ですが、曲がりが早いと感じるので、打者はあまり振ってくれていない印象が強いです。これからもまだ改善の余地があるボールです。

スプリット

これからの鍵となるボールと感じています。140キロ前後で落差もそれなりにありますし、キレも悪くありません。時にストライクゾーンからストライクゾーンへゴロを打ち取る時にも使用しています。しかしながら、コントロールが安定しておりませんので、ワンバウンドのボールがまだ多いです。この球が、もっと打者の手前で落ちるようになり、ストライクゾーンからボールゾーンへ投げ込めるようになれば飛躍的に成績は良くなりそうです。ポテンシャルのあるボールだけに注目です。

ツーシーム

使用頻度は少ないものの、持ち球の一つ。グランドボーラーとして非常に有効な球種ですので、投球スタイル中で、投球割合が上がってくるのか、注目していきたいところです。

3.昨年からの成長ポイント&課題の改善

マウンドでの落ち着きが増したこと、下半身がより安定したように感じています。昨年に比べ、自信をもって投球しているように感じること、自分の間合いで投球できているように感じています。実践経験を通じて、自信がついてきた証拠だと思います。2019年で3先発、2020年で3先発といずれもプロ初勝利を掴めることができませんでしたが、2021年4月4日の広島戦で、三浦監督の初勝利をプレゼントすると共に自身の初勝利。現在まで2勝を上げている。昨年までも良い投球ながら、援護点に恵まれずに敗戦することもあり、大幅に投球スタイルを変えずに、1軍で勝てるようになってきたのは、2軍投手コーチの大家氏より「追い込むまで8割ストライクゾーンへ投球する」という調整方法で「抑える感覚」を学んだことが大きいという。下半身も少しずつ大きくなり、コントロールの安定に繋がり、今までストライクゾーンへ投げ込むことにも苦しんでいる場面もあった阪口選手ですが、最近はそれも少なくなってきています。強いていえば、2-3とフルカウントからの四球が多い(30打席被安打5四球10)ため、ここでランナーを溜めてしまうことが非常にもったいない。こういう場面でいかに抑えていけるかが、これからの成績の鍵になるだろう。

では、昨年の課題はどうなっているだろう。

課題は、球数&スタミナ。これは昨年から変わっていない。今季も最多投球は112球ながらこれは、5回で降板しており、6回まで投げたのは8回中1度のみ。後は5回以下で降板し、球数の72~96球になっている。原因は、コントロールがまだ安定しない、決め球が無くファールで粘られてしまう(空振りを取れる球がない)ということが影響しているものと思われる。グランドボーラーだけに、いかに球数を少なくしているか、バッテリー間での配球面を含め、注目していきたいところです。

4.現在の立ち位置&起用方法

1軍ローテーション争いの真っ只中です。

4月25日の阪神戦で、ガンケル投手と激突し手左手首を負傷したり、5月2日のヤクルト戦で2回途中緊急降板となる右肘炎症と怪我に悩まされておりましたが、無事に復帰しています。(もうこれ以上怪我人の長期離脱はごめんです・・・切実に)

後半戦巻き返しの鍵になる選手でもあり、来年に向けて飛躍の可能性も秘めており、かなり重要な期間になるでしょう。井納投手が抜け、上茶谷投手も不振。ライバルだった京山選手は2軍で無双するもの、1軍では四球から崩れるいつものパターンが目立つ。中川投手もチャンスを掴めず、中継ぎ転向が決定。実際、ローテーションをみても、確定は今永・濱口・大貫のみと非常に厳しい状況。この中で阪口選手が食い込めることができれば、かなり助かりますよね。おそらく、後半戦のローテーションにもまずは入る可能性が高い。ここでチャンスを掴むことが大事。何度もチャンスを与えてもらっている状況ですので、今度こそ、定着という結果を掴みたい。

5.まとめ

着実にレベルアップしつつも、課題は明白。ローテーションのチャンスを今回こそ掴みつつ、少しずつ課題の改善を見せて欲しい。


今年最大の3000文字越えのボリュームで記載させて頂きました。これからも各選手、修正を加えながら、もっと読者の方が、試合を見るにあたって各選手の見どころが増えるように、伝えていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

今回は背番号12 阪口皓亮選手を紹介しました。

次回は、背番号13 伊勢大夢選手を紹介します!!!

次回もお楽しみに^^

20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^