ベイスターズ2020年選手名鑑 山本祐大 背番号50「将来の正捕手最有力候補。脅威のバッティングセンスの理由は?」
こんばんは、なべマガジンです。
明日からの巨人戦3連戦 最低でも勝ち越し、
そして3タテを狙いたいところですね!!!
今日は、背番号50 山本祐大選手を紹介します。
1.経歴
大阪府出身 京都翔英高校-滋賀ユナイテッドベースボールクラブを経て、2017年ドラフト9位で、横浜DeNAベイスターズに入団しました。父がコーチを務める、大正リトルシニアの捕手として活躍した。同シニアは、広島の西川選手も所属したチームである。高校時代は、楽天の石原捕手が同期にいたため、外野手として活躍。3年夏に甲子園出場しているが、1回戦負け。その後、中京学院大へ進学予定だったが、練習に参加した際にプロへ行けないということを理由に急遽、独立リーグへ入団した。ポジションを捕手へ戻し、持ち前の強肩を武器に、盗塁阻止率.448を記録した。
入団後は、2軍でスタメンマスクをかぶり、シーズン終盤にお試し昇格。ルーキーながら、初打席初ヒット初ホームランを記録している。2年目にも、延長でサヨナラヒットを記録するなど、記憶に残る結果を残している。
2.ベイスターズの指名理由
捕手の絶対数の確保。加えて、強肩タイプの捕手の獲得といえる。ベイスターズの捕手は、盗塁阻止率が低い選手が多く、肩で存在感を発揮できる選手がいない。相手のチームの足を封じるためにも、強いチーム作りに必要なポジションといえる。そんな中、独立リーグながら、二塁への送球タイムが最速で1秒8台前半を記録するほどの強肩を武器に、高い盗塁阻止阻止率を記録している上、高卒という若さ・高校時代外野手のため、捕手としての経験が少ないということもあり、まだまだポテンシャルの高さを発揮できると判断したのだろう。
3.チェックポイント
★右の西川選手だ。広角に打ち分けるバッティングセンス★
入団時から、リストの柔らかさが際立っていた山本選手。内角・外角も広角に綺麗にさばくバッティングセンスは、天性のものがあると感じている。そのバッティングセンスが磨かれたのは、ひょっとすると大正リトルシニア時代かもしれない。理由として、西川選手も「変態打ち」と言われるほど、バッティングセンスが高く、どんな球でも弾き返す能力をもっており、山本選手も似ている部分があるからだ。もしかしたら、バッティング理論において、指導が同じだったから、近いバッティングスタイルになっているのかもしれない。(もちろん仮説である)
★強肩は、十分に発揮しているが、ブロッキングの弱さもある★
今シーズンも2軍でほとんどの盗塁を阻止している山本選手であるが、課題は、ブロッキングである。後逸をすでに6回も記録しており、一部では、フレーミングを意識しすぎるあまり、ブロッキングが悪くなっているという指摘もある。いずれにしても、捕手にとってブロッキングの高さは、強肩以上に重要な部分である。バッティングも申し分無いため、山本選手が1軍の舞台で活躍するためには、ブロッキングの強化を必要不可欠であるといえよう。
4.現在の立ち位置と起用方法
2軍で、東妻と併用の様な起用方法になっているが、山本選手の出場機会の方が多く、正捕手に近い状況である。打撃は圧倒的な成績を残しているわけではないが、長打もコンスタントに放っているし、見る限り1軍でも十分に通用するだろう。しかしながら、まだ若いこともあり、戸柱・嶺井・髙城選手で1軍枠がいっぱいのため、今年も2軍での育成が濃厚だ。シーズン終盤に優勝を逃していれば、昇格の可能性は十分にあるだろう。1.2軍含め出場機会を増やして、着実に成長を重ねて欲しい。仮に、東妻選手が成長し、捕手として正捕手をとれなくても、山本選手のバッティングは貴重であるため、再度外野手への転向も可能性はあるだろう。
5.まとめ
ブロッキングを強化し、持ち前の強肩巧打の選手へ。数年は実践経験を増やし、満を持して1軍起用を。
ベイスターズは、伊藤光選手の獲得と、髙城選手の復帰、戸柱・嶺井両捕手と4人の正捕手が非常に熾烈であるため、1軍でのチャンスは数年先だろうが、山本選手はまだ22歳と若く、これからまだまだ成長が期待できる選手です。2軍での出場が続きますが、バッティングや強肩・ブロッキングなど注目ポイントはたくさんある選手です。これからも応援してきましょう!!!
今日は、山本祐大選手を紹介しました。
次回は、背番号51 宮﨑敏郎選手を紹介します!!!
次回もお楽しみに^^
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