10年前の東急東横線を振り返る(2013年3月・渋谷駅他)
東急東横線の渋谷駅が地下化し、東京メトロ副都心線と直通運転を始めてからもうすぐ10年になります。今回は10年前の地上時代の渋谷駅と東急東横線を振り返ります。
かまぼこ屋根の素敵なホーム
東急東横線渋谷駅の開業は1927年(昭和2年)、そしてかまぼこ屋根のスタイルに改修されたのは1964年(昭和39年)のことでした。
関東の私鉄のターミナル駅は、土地の有効活用や競争など様々な制約から、ホームの上にもデパートがあるなど、少し閉鎖的な駅が多い印象ですが、渋谷のデパート(東急系列)は東横線の上ではなく、渋谷川を暗渠化するなど周りに拡大していきました。そのためか、東横線では開放的で美しいホームが残されていました。
東横線から去った車両
9000系
初期のVVVFインバータ制御車である9000系は本当にいい音を奏でており、車端部にはクロスシートがある特徴的な車両でした。今でも大井町線に乗るときは各停運用の9000系を選びますが、引退も近いそうなので、後悔しないように乗っておきたいものです。
1000系
2013年3月の副都心線直通開始に伴い、日比谷線との直通運転を終了しましたが、1000系は日比谷線直通用の東急車両でした。座席は少し硬く、そんなにいい印象は無かったのですが、地方私鉄で活躍している姿を見るとやはり懐かしくなり、当時の様々な思い出がよみがえります。
営団03系
日比谷線の03系は様々なバリエーションがあり乗っていて楽しかったです。
初期のチョッパ制御車は加速時にラかラ♭あたりの音から1オクターブ上がってまた下がっていました。オーケストラのチューニングの音みたいでしたので勝手にバイオリンインバータと名付けていました。(インバータ制御ではありませんが。)
5ドア車は座席が少なくて嫌でしたが、座席は基本的にフカフカでしたので好きな車両でした。
おまけ
過去と未来
最後に2013年の副都心線直通開始直前の時の記録と、2023年の東急新横浜線開業直前の記録をまとめたいと思います。
桜木町の廃止・みなとみらい線との直通運転開始から続いてきた大変革も2023年3月の新横浜線開業でひと段落するのでしょうか。いづれにせよ、数々の一大プロジェクトを目の当たりにできたことには感謝です。
地上渋谷駅廃止前日
人が多すぎてあまり撮影できませんでした。やはり記録はお早めに。
地上渋谷駅廃止翌日
東横線地上渋谷駅ありがとうございました。
この後、旧ホームは一時期イベント会場に使用されており、入場券など残っているので行ったみたいですが、写真が一切ありませんでした。
新横浜線開業前夜
2023年3月18日に東急新横浜線が開業し、相鉄線との直通運転を開始します。新たに新綱島駅と新横浜駅が開業しますが、開業前にしか見られない様子を記録しました。
相鉄・東急新横浜線、とても楽しみです!
写真ばかりですみませんが、読んでいただきありがとうございました。