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空を見上げて 11話

絢音:じゃあ今日のスタメンを発表します。

宮城坂道高校 スタメン

1番 センター 青木怜馬 8
2番 レフト  富田健吾 7
3番 サード  太田廉  5
4番 ファースト 伊達渉 3
5番 セカンド 加藤大寿 4
6番 キャッチャー 池内涼 2
7番 ライト  清水太陽 9
8番 ショート 三浦健太 6
9番ピッチャー 久保○○   14

控え
水口隼人
桃谷亜蓮
赤尾関研
宮田一星
菊池翔太

絢音:このオーダーで初戦を戦います。控えのメンバーもいつでも出れるように準備してて!特に投手陣、隼人君と亜蓮君はいつでも投げられるように準備してて!

隼人、亜蓮:はい!

隼人:亜蓮、プルペンから○○を弄ろうぜ笑

亜蓮:そうっすね!

○○:お2人、全部聞こえてますよ。

絢音:じゃあお昼には出発します。

一同:はい!

午前の授業が終わり、いよいよ球場に向けて出発する。

○○:さあーて、涼と咲月!行くぞ!

涼、咲月:はーい!

和:絶対に勝ってよね!私たちも応援に行くんだから!

クラスメイト:頑張れよ!声枯れるまで応援してやるからよ!

3人:ありがとう!


隼人:、、日奈子コーチがバス運転するんですね、

日奈子:なに?まさか不安なの?大丈夫!ちゃんと免許持ってるから!

絢音:きいちゃん、安全運転でお願いね。

日奈子:もう、絢音ちゃんまで。


日奈子の安全?運転で一回戦の舞台である名取球場に到着した。

絢音:それじゃ皆!球場に入ったらアップとキャッチボールして、時間が来たらシートノックをするから。

一同:はい!


野球部がアップをしているとあの男がやってくる。

永澤:よ〜お前ら〜久しぶりだな〜

隼人:永澤先生、

永澤:いや〜1回戦の相手がお前らで良かったよ〜次の戦いのウォーミングアップには丁度いいくらいだからな笑安心しとけ、5回で決めてやるからさ笑

○○:あの〜

永澤:なんだお前?1年生か?

○○:はい!そっちがその気ならこっちだって5回で終わらせてやるよ!

永澤:は?

○○:いいか、よく聞けよ!今日の試合でお前のチームを叩きのめしてやる!覚悟しとけクズ野郎!

永澤:なんだと、このクソガキ!覚えとけ、ぶちのめしてやる、雑魚ども!

絢音:○○君、言い過ぎよ。

○○:はい、

絢音:でもなんかスッキリしたわ!みんな、今日は絶対に勝ちましょう!そして貴方達の成長した姿を見せつけなさい!

一同:はい!

アナウンス:試合開始まで今しばらくお待ち下さい!

彩:やっとついた。お!○○が先発だ!

美空:ホントだ!ねえ、彩。○○先輩ってそんなすごいの?

彩:見てれば分かるよ!あ、さっちゃんがいる!

咲月:お、彩じゃん一緒に見よう!

彩:マネージャーなのにベンチに入らないの?

咲月:記録員は1人しか入れないの。今回は史緒里さんが入ってる。

彩:そうなんだ。○○を近くで見れなくて残念だね笑

咲月:な、そ、そんな事ないもん!

美空:本当に全校応援なんですね!迫力ありますよ!

名取第三の応援席は野球部の部員数名しかいないが、坂道高校側は全校応援。迫力があるのは間違いない。

絶対勝つぞ!坂高!
勝利を呼び込む風になれ〜すべて〜を超えろ坂道旋風!

彩:すごい、

和:お、彩ちゃんに美空ちゃん!2人も応援しよ!楽しいよ!

彩、美空:はい!

咲月:あ、始まる!

アナウンス:ただいまより宮城坂道高校対名取第三高校の試合を開始致します。

先攻 宮城坂道高校 後攻 名取第三で試合が始まる。

1回の表宮城坂道高校の攻撃は、1番センター青木怜馬君背番号8  

勝機(とき)は来たり 荒鷲よ翔べ 今日も我等と共に戦おう 杜の都へ 勝利を運べ 我らの敵はいない!

かっ飛ばせー怜馬

相手投手のストレートは130キロ前半、2ボール1ストライクから怜馬は、8球連続で粘った。

相手:くそ、しつこいぞ!

怜馬:甘いよ、ふん!

カキーン

打球はセンター前!ヒットで出塁した!

相手:甘く入った。

絢音:ここは、

健吾:りょーかい!

健吾は見事に送りバントを決めた!

3番サード太田廉君

永澤:アイツは確か変化球を打てない!変化球を投げまくれ!

相手:オッケー!

初球にカーブがくる、甘いコースに。

廉:もらった!

カキーン!

相手:え?うそ?

打球はレフトスタンドへのホームラン!

廉:よっしゃー!

隼人:廉!ナイスだよ!

廉:日奈子コーチとの特訓のおかげだよ!

日奈子:よくやったぞ!廉君!

2対0先制は坂道高校!

打線は勢いに乗り更に3点を追加。5対0に

永澤:何してんだ。だらしない、この回の攻撃で取り返せ!クソ、まさか廉が変化球を克服してるなんて、

一回裏 守備につく坂道ナイン。○○はピッチャープレートに手を当てる。

○○:よし!行くか!

永澤:あの時の生意気1年か、いいか所詮は1年だ!叩きのめせ!

名取側:はい!

涼:落ち着いていこうぜ!

○○:おう!頼むぜ相棒!

アナウンス:1回の裏名取第三高校の攻撃は

バッター:さあー来い!

○○:行くぜ!おらー!

バーン!

バッター:え?


場内が一瞬静まり返る。スピードガンに表示された球速は

147キロ

次回 遂にベールを脱いだ怪物久保○○!圧倒的なピッチングを披露する!

続く





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