空を見上げて 19話
絢音:みんな!今日は本当にお疲れ様!この後すぐに第2試合が始まるからスタンドで見ていきましょう。
史緒里:データはしっかりと収集します!
咲月:します!
第2試合は第2シードの東北西が3対0で勝利した。
史緒里:東北西は宮城の古豪です。数年前までは育英と共に常に宮城大会の優勝争いをしてきました。近年は、目立った成績を残せていませんでしたが、今年は堅実に守り勝つ野球で勝ち上がってきました。
咲月:東北西は今大会、ここまでエラーが1つもありません。更に投手も左右でそれぞれ特徴のある投手を複数用意しています。一方で打線の方はここまで最高でも4点が1試合での最高得点なので攻撃力があるチームではないです。
絢音:そう簡単に点が取れる相手じゃない。それでも先制点を取れば試合を楽に進められる。先制点を狙っていきます!
一同:はい!
絢音:じゃあ今日は解散です。決勝に向けてしっかりと調整しておいて下さい。絶対に甲子園に行けましょう!
一同:はい!監督!
その日の帰り道。
○○:あとひとつで甲子園か。勝つしかないよな!
咲月:うん!絶対に勝つよ!
そして○○の家に着くと、
??:あ〜おかえり!お兄ちゃん!
○○:え?なんでここにいるんだよ。璃果。
佐藤璃果 ○○の従姉妹。中学3年生で彩と美空と同い年。岩手の中学に通っている。○○と史緒里に溺愛されている。空手を習っており全国大会にも出場経験有り。
璃果:日奈さんに今日から夏休み終わるまで行くって連絡したんだけど。
○○:…聞いてない。あの人、また大事な連絡忘れてるし。
咲月:璃果ちゃん!久しぶりだね!
璃果:咲月さん!いつもお兄ちゃんがお世話になっています!
○○:璃果、俺はお前のお兄ちゃんじゃないぞ。
璃果:え、お兄ちゃんって呼んじゃダメなの😢
○○:う、ダメじゃないよ。
咲月:カワイイよ!璃果ちゃん!ぎゅー
璃果:ちょっと、咲月さん。苦しいですよ。やめて〜お兄ちゃん助けて🥺
○○:はい。咲月、そろそろ止めようか。
和、彩:私たちと対応が全然違う。
○○:あれ?今、和と彩の声が聞こえたような。
璃果:そういえば、2人共決勝進出おめでとう!
○○:ありがとう!璃果も決勝、見に来てくれるか。
璃果:うん!日奈さんと一緒に行くよ!
咲月:じゃあ私たちと一緒に声出して応援するよ!
璃果:はい!そういえば咲月さん。お兄ちゃんとイチャイチャしてますか?
咲月:なななな、何言ってんの璃果ちゃん。私はその○○とイチャイチャしたいなんて、そそそ、そんな事思って…
璃果:はあ〜私がいる間になんとかしますか。璃果ちゃん動きます!
ちなみにその後。
史緒里:きゃー!璃果ちゃん!カワイイよ!ギュー!
璃果:史緒里ちゃん。私も会いたかったよ!🥺
史緒里:ぐは。もうダメ
バタン
璃果:史緒里ちゃ〜ん!
璃果の可愛さに悶える史緒里であった。
次回 遂に決勝戦!宮城坂道高校は甲子園に行けるのか。
白熱の試合プレイボール
続く
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