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空を見上げて 8話

春の大会が終わり、夏の大会に向けて走り出した野球部。そんな野球部も今日は休み。

○○:なんか、部活ないと暇だよな。

咲月:本当だね。なんだかんだ、マネージャーめっちゃ楽しいのに。

○○:姉ちゃんも最近は咲月がいるから楽だって言ってたよ笑

咲月:史緒里さん、本当に野球に対して詳しいよね!いつも絢音監督のそばにいるから考え方も分かってきたらしいよ!

○○:絢音監督、本当に何者なんだ?日奈子コーチも声だけはうるさいけど指導は完璧だって渉と太陽が言ってたし。

咲月:謎の女監督。なんかカッコいいかも!

そんな話しをしていると。

??:おーい!○○!さっちゃん!

○○:おー!あーや、学校終わったのか。


小川彩 ○○と咲月の幼馴染。中学3年生。とにかく2人のことが大好き!

咲月:彩は部活休みなの?

彩:うん!今日は休みなんだ!それよりこの前の大会残念だったね。

○○:まあ、仕方ないよ。だけど夏は必ず勝ちまくる!そして甲子園に行くから見ててくれよ!

彩:うん!彩を甲子園に連れてって

咲月:ちょっと、私も連れてってよ!

??:待ってよ〜彩〜

誰かが走って近づいてくる。

彩:くぅちゃんが遅いんだよ。

??:もう、いつも冷たいんだから。


一ノ瀬美空 彩の同級生!福岡から転校してきた。彩に一目惚れしたらしく彩の事を溺愛している。

○○:相変わらずあーやの事が大好きなんだな笑

美空:はい!彩は誰にも渡しません彩〜ハグしてあげる。

彩:離せ〜くっついてくるな〜2人とも見てないで助けてよ〜

咲月:、、愛されててよかったじゃん彩!

彩:違う〜お願い○○〜助けてよ〜

○○:あーや、こうなった美空ちゃんは止められないんだ。ごめんな笑

彩:この裏切り者〜

なんだか、前もこのやりとりを見た様な気がするが、

道端で抱き合う2人を目の前に○○と咲月は笑いながら彩をいじるのでした。

一方その頃、

絢音:はあー、まだまだ課題は山積みだよ〜。それに私はみんなに受け入れられているか不安だな。

真夏:あれ?絢音まだ残ってたの?

絢音:真夏さん、お疲れ様です。夏の大会のオーダーを考えていて。

真夏:本当に絢音が来てくれて野球部も雰囲気変わったよね!前の人に比べて絢音の方が熱意もあるし。きっと野球部のみんなが絢音の事を受け入れてくれてるよ!

絢音:そうですかね、前の監督そんなに酷かったんですか?まあ、今の2.3年生を見てれば分かりますけど、

真夏:本当に最低な人よ。あんな弱い野球部やってられるか言って。教師としても生徒に寄り添わず授業も適当にやってた。

絢音:そんな感じだったんですね。今はみんなが自信を持って野球に取り組んでいます!きっと夏の大会も良い成績を残してくれます!私はそのサポートをしっかりします!

真夏:流石は絢音!ハグしてあげる!

絢音:、、大丈夫です。真夏さんありがとうございました!

真夏:可愛くないな。そうだ!きいちゃんも呼んで飲みにいこうか?

絢音:まあ、きいちゃんがいるなら。真夏さん酔うと面倒なので。

真夏:え?そうなの?


こうしてそれぞれの1日が終わりまた明日から夏の大会に向けての練習が始まるのでした。

次回 夏の大会に向けて絢音による更なる改革が。そして遂に夏の大会の組み合わせが決まる。初戦の相手は、

続く



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