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私の好きな山のスポーツについて

-オリエンティア裏アドベントカレンダー16日目-

みなさまお疲れ様です。

12月の初旬の酔った時にアドベントカレンダーを読み、熱い気持ちと勢いで裏アドベントカレンダーの登録をしてしまったはいいものの、持ち前のモノグサでこんな日に書いてます、すみません。。

根っからのオリエンティアの私は今現在、オリエンテーリングを第一線で続けながらも、幅広く山のスポーツに取り組んでいます。社会人になり、山から離れてしまう方が多いのがとても惜しく、私の人生と絡めながら、様々なスポーツをここで紹介できればと思います。

■自己紹介

簡単に自己紹介を。

筑波大学2015年入学の2世オリエンティアです。(おじいちゃんが競技者兼マッパーだったから3世かも)いまは東京でキラキラOLをしています。

オリエンテーリングを始めたのは母親のお腹の中から、初めてレースに出たのは8歳の時、ジュニアの世界選手権であるJWOCは14.9歳で、世界選手権(WOC)は16.9歳で出場しております。共に今でも日本の最年少記録らしいです。若く出ても結果出さなきゃ意味ないんですけどね…(グサッ)

インカレではなかなか揮わず、トイレ事件しかり、たくさん苦汁をなめてきました。一時期は嫌になって1ヶ月ほどオリエンテーリングをしないときもありました。(社会人になってみると1ヶ月だけかよ!と思いますが)

そんな時(大学2年冬)に出会ったのがロゲイニングです。当時、今よりも8キロほど太っていた私はダイエットを求めていました。地図を読みながらたくさん走れて、参加費も安い、サイコーである。大学生だと参加費1500円とか当時は多かった。

★おすすめのダイエット方法
6時間ロゲイニング(普通に走り続ければ40㎞は超える)を行うと、
・40km走った消費カロリーで痩せる
 ↓
・40㎞走った影響で胃腸がオシマイになり油ものが食べられず痩せる

で効率的に痩せられます。胃腸が丈夫な方は倍走って痩せてください

■ロゲイニング


ロゲイニング(ROGAINING)またはロゲイン(ROGAINE)とは、オーストラリア発祥のナビゲーションスポーツです。コンパスと地図を持ち指定されたコントロールポイント(以下CP)をまわりいかに多く得点を獲得するかを競います。競技は主に山、森林、高原などの自然の中でおこなわれます。(日本ロゲイニング協会HPより)

ここでは私のおすすめの大会を紹介します。

★伊豆大島ロゲイニング大会
https://www.izuoshima-rogaining.com/

とにかく雄大な日本で唯一の砂漠がある伊豆大島を走り回ることが出来ます。港から町、灌木林、砂漠、そして三原山まですべて、です!!

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翌日に開催されることの多い伊豆大島オリエンテーリング大会では行くことのできないエリアまで入れることも多く、難解な砂漠地形を25000分の1の地図で直進して膝の高さほども無い三角点とかを探すときは脳汁モンですね

ほかにもこんなロゲイニングに参加しました

★24時間ロゲイニング
http://matsumoto-rogaining.jp/24h/about/
その名の通り、競技時間が24時間のロゲイニングです。
第一回が2017年に開催され、ちょうど参加年齢制限の20歳になったタイミングで、ラッキ~と参加しました。エリアは松本市周辺。
25000分の1の地図が6枚?配られ、全チームGPS装着、昼の気温は35度、夜のトレイルではクマの糞が多数見つかるという過酷なロゲイニングでした。
私たちは汗をかいたら銭湯に行き、レース中なのでシャンプーなくて困ったなあと思ったら隣のおばさんにもらい、
お腹が減ったらスーパーへ行き、あまりの汗だくと限界の様子にレジのおじさんが半額のシールを貼ってくれたり、
眠くなっちゃったらカラオケに行って一曲も歌わずに閉店時間まで横になったりと自由奔放にロゲイニングしてました。たしか70㎞ぐらい走ったはず。
入賞するようなチームは一度も寝ないか、切り株に腰かけて目をつぶるか、コンビニの駐車場で休んでいたようです。ボロ負けしました。

★パウダアカーニバル
今年の春に、北海道は余市で開催された、冬季のゴルフ場でスノーシューを履いて行うスノーロゲイニングに参加してきました。

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地図読みでは勝っているはずなのに道産子たちのスノーシューのペースが速すぎました。
バブル感満載の城のようなホテルに泊まり、夜は星野由香里さんや山本健一さんのトークセッションもあり、知らない土地で新しい出会いがあるのはロゲイニングの醍醐味ですね。

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実はこの時のじゃんけん大会でもらった靴下がご縁で、北海道のメーカー”YAMAtune”さんから現在サポートアスリートとしてサポートを受けています。アスリートページ見てってね。↓
https://www.yamatune.jp/pages/support-team-athlete

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そして話はインカレで揮わなかった私に戻ります。
ロゲイニングを始めてから世界が広がり、トレイルランにも手を出し始めます。


■トレイルランニング


トレイルランニング(英: Trail running)は、陸上競技の中長距離走の一種で、 様々な種類の地形 (砂地、土の道、林道、一人しか通り抜けられない森の小道、雪道等)や環境(山、森林、平原、砂漠等)で行われるスポーツである。(Wikipediaより)
私の、おすすめというか参加したレースの抜粋はこちら。

★筑波山トレイルラン
https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/42810
筑波大学オリエンテーリング部のメンバーと一緒に参加しました。
マグロの解体ショーやミカン配布等があり、おいしかった大会と覚えています。

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★白馬国際トレイル
https://www.hakubatrail.jp/
人生で始めてレース出場のクリック戦争をしました。
インカレロングの一週間前に出たのはミスでした。当日は大雨で膝までつかりながらの行軍、トレイルランニング…?となりましたが年代別3位で嬉しかったのをおぼえています。

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そして大学4年生、そろそろ自分のオリエンテーリングスタイルを変えないと勝てないことが分かってきました。自分の弱みは登り、登りが強くナリタイ…!!!!
当時活動が活発になってきたオリエンティア軍団に加入し、登りが強くなれると噂の”スカイランニング”を始めることにしました。


■スカイランニング


スカイランニング(英: Skyrunning)は、急峻な山岳や超高層ビルを駆け上がる(駆け下る)スピードを競うスポーツである。並びに、標高2000m以上の高所山岳、もしくは、急傾斜の山岳におけるランニング形式の快速登山を指す。 トレイルランニングと異なるのは山頂を目指す登山が目的な点です。

最初に出たのは7月に開催された
★サナダバーティカル100
https://sugadaira-trail.jp/past/2019/vertical/

きつめのスキー場の斜面を数人で同時にスタートし、上位が次のトーナメントに進める、という走れば走るほど走らされる?地獄の競技です。
準決勝でやっと負けられた…と思っていたら敗者復活レースに呼ばれ、誰よりも走る人になってました。

10月には最大傾斜42度の壁も出現する、コース距離 5㎞ up1000mの
★尾瀬岩鞍バーティカルにも出場しました。
なんとこれがユース世界選手権の選考会であり、女子ユースの競技人口の少なさに救われ、翌年にイタリア・グランサッソで行われるユース世界選手権のメンバーに決まってしまいました。

ユースの世界選手権はこんな感じ。楽しかったです。(略)

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さあそんな口ではオリエンテーリングのためといいながら、様々なスポーツに手を出す浮気性な私でしたが、大学3年からは以下の2種目もはじめていました。
浮気しまくりですね。


■アドベンチャーレース


アドベンチャーレース(Adventure racing)とは、山、川、海など、各地の自然をフィールドに、多種目なアウトドア競技をこなしながら、ゴールを目指すレースである。チーム戦で行われるものが多い。 

これに関しては私を誘ってくださった、偉大なアドベンチャーレーサーの鈴木篤氏の記事をお読みください。
・2019-12-17 生死を掛けたナビゲーション
https://orien-advent.hatenablog.com/entry/2019/12/16/230047

始めて出場することとなったレースは奥多摩大会。
http://www.a-extremo.com/event/extreme/round02/
一人で漕ぐカヤックセクションが必須の大会です。もちろん沖縄観光ぐらいでしかカヤックを漕いだことの無い私はなすすべ無しです、というわけにはいかないので、平日の授業前に江戸川まで行き練習しておりました。

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当日は雨でしたがグングン引っ張られ(内容は過酷だったので中略)
3人チームではトップゴール!と思いきや通過証明の紙をどこかで落としており残念、でした。楽しかったです。

自転車が漕げて倒れない人間ならだれでも参加できます。正規チームを組むには女子が必須なので女の子は重宝されます。出ましょう。

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他にもEAST WIND主催のみなかみ大会にも研究室のメンバーで出たりしてました。最初から2チーム合同での10㎞のラフティングセクションが始まるのですが、ここで組んだのが大阪OLCの前川和彦氏です。ご縁ですね。

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続いて、始めていたのはマウンテンマラソンです

■マウンテンマラソン


マウンテンマラソンとは、二人一組のチーム編成で行われる2日間の山岳競技のことです(EASTWINDさんのブログより)

有名なのはOMM(オリジナルマウンテンマラソン)ですね。
https://theomm.jp/omm-japan-2021/

簡単に言えば、テントや服、食べ物は全部背負いながら、25000分の1の地図でオリエンテーリングかロゲを2日間やる、それだけです。

OMMは毎年エリアが変わる上に、精密な調査や圧巻のコースで参加者を飽きさせません。
詳しくは参加者たちが参戦ブログやYouTubeをあげているので見てみて下さい(投げやり)

地図読みの得意なオリエンティアは”魔法使い”と称され、体力さえあれば勝つチャンスは大いにあります。装備は一回そろえればいいですし、その装備さえあれば日本全国どこでも行くことが出来ます。お年玉で買いましょう。

OMMの他にも、朝霧で9月に行われる朝霧マウンテンオリエンテーリングもあります。
https://www.asagiri.camping.or.jp/diary/pg373.html
こちらはなんと、1日目の夜にシャワーを浴びることが出来ます!歓喜!!

石井スポーツ主催の、石井マウンテンマラソン
http://www.ici-sports.com/imm/
なんかもあります。伊豆半島の細野高原で行われ、景色がきれいです。

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参加してみたいけど不安、まずは雰囲気から…という方は
毎年7月に白馬で行われるOMMLITEがおすすめです。

なんと、2日間ロゲイニングをすればいいだけ、どこに泊まっても良し(宿OK)必携装備もテントなどがないので非常に軽いです。入門にいいと思います、私のブログを見てってください。
https://orienteergundan.jimdofree.com/2018/07/21/活動報告-omm-lite/

他にも、OMO(奥武蔵マウンテンオリエンテーリング)やMAMM(南アルプスマウンテンマラソン)など、単日開催のものもあります。実はマウンテンマラソンも幅広い。詳しくはwebか私のLINEへ。

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社会人になってからは、スカイランニングでお世話になったスポンサーの"カフェMashikobito"さんに声をかけられたのを発端とし、栃木県芳賀郡益子町でロゲイニング大会を主催しました。

町長さんも参加する街を巻き込むイベントになり、アウトドアスポーツの力、スゲ〜と思う大会になりました。自画自賛!(手伝ってくれたみんなありがとう)
<真岡新聞様の記事>
https://mokashinbun.com/area_news/益子で初のロゲイニング開催-2/

ロゲイニングを開催できるオリエンティアの能力、町は求めてます!

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~私の余暇を埋めにかかってくるその他アクティビティ達~

■登山


山にのぼる。楽しいです。色々な景色を見ることが出来ます。
一人でも、複数人でも、いつでも、山は逃げません。

お気に入りはご来光筑波山と、北アルプス表銀座縦走と、積雪期の上州武尊山です。みなさんもぜひ。

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■スキーモ(Skimountaineering)


スキーモとは:斜面の滑降だけでなく、板の裏にシールを装着した状態やツボ足の状態で雪山を歩くことを含めたスキーのスタイルのひとつです。

なんとこの種目は2026年から冬季五輪の種目追加が決定されています。
今からでもオリンピアンを目指せるかも?

気軽に参加できる講習会が群馬県片品村や長野県茅野市で行われています。興味をもったらすぐ参加!参加方法がわからなかったら声をかけてください。

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そんなわけで、オリエンテーリングをメインでやりつつも、マウンテンマラソンにはほぼ参加し、痩せたいときにはロゲイニングをし、誘われればアドベンチャーレースに出て、登りを強くするために年2回はスカイランニングをし、空いた土日には登山を欠かさない、そんなキラキラOLが生まれました。

スキーもキャンプも好きなので、本当に身体が足りません。

オリエンテーリングは非日常を味わうことが出来る、飽くことの無い愛すべきスポーツですが、向き合えば向き合うほど、その奥深さ故に息詰まることも多々あります。
そんな時に競技を離れるのでは無く、違った視点から山を、スポーツを捉えることの出来る居場所があってもいいのではないでしょうか。
出来ることや視点が増えると、人生楽しくなる!…と信じています(財布は寂しくなりますが)

まだまだ書ききれない話ばかりで、本当に悔しいので
もっと知りたい方は飲みにいきましょう~~

以上







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