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非日常感!シンガポールの森でハイキング

常夏のシンガポール、来た当初は「こんな南国でウォーキングやランニングなんて屋外では無理だろうな」と思っていました。
でも、街中の高層ビルが立ち並ぶエリアでも街路樹に椰子の木が植えられていて意外と暑くなかったり、都心でも自然に囲まれていて日陰ができるところが多かったりで、時間と場所を選べば屋外で動くことも可能、ということに気がついてきました。

住んで数年経つと、もっと歩きやすくもっと自然に触れたいと、どんどん足は都心から離れ、ベッドタウンからも離れ、緑に覆われたエリアへ。

自然の多いエリアの一つがブキティマエリア。
ブキティマにはいくつか遊歩道がありますが、友人から「Chestnut Nature Parkをハイキングしに行こう」と誘われたのが6月のこと。
聞いたことはあっても行ったことのなかった公園で「ぜひ」の二つ返事で行くことにしました。

Zhenghua Nature Parkからスタート

待ち合わせはBukit Panjang LRTで、そこからさらにLRTに乗り Bangkit駅へ。

そこからZhenghua Nature Parkの入口がすぐ見えてきたので、そこからChestnut Nature Parkを目指します。

Zhenghua Nature Parkの入口

Chestnut Nature Parkの入口〜Observation Towerへ

標識があるのでわかりやすい
高架下をくぐり抜けます

道路下のトンネルを抜けると、Chestnut Nature Park 北側の入口に到着。ここから5分ほど歩いたところでオブザベーションタワーに到着しました。意外とあっという間!

高さが目を引くオブザベーションタワー

7階建てのタワーは登るだけでもかなりの運動!普段の運動不足を実感せざるを得ませんでした。
でも7階分登った後の自然いっぱいの公園、遠くに見える住宅街、ビルが並ぶ街並みを360度眺めることができて、疲れが吹き飛びました。

遠くにビルも望めます
青空と大自然のパノラマが広がってました

ちょうどこの時、今携わっている役員関連のことで色々あり、「こんな理不尽あるんだろうか」と思ってた時期でしたが、この景色を見て「世界で起こってる理不尽なことからしたら私の理不尽なんてちっぽけなものだ」なんて思えたくらい。無心に登ってたどり着いた後に見た景色を見ただけでそう思えたということは、実際そうなんだろうとしばらく経った今でも思えます。

Hiking Trail(Norhertn Hiking Loop)をひたすら歩く

公園内にある地図で場所を確認

タワーを降りた後は、ハイキングトレイルを歩いていきます。
トレイルは地図にあるように3パターンあり、私たちはオレンジ色のコースを選びました。

木々に覆われた遊歩道

ひたすら続く遊歩道からは、高い木々が頭上に広がりリスやオオトカゲがたまに顔を出し、鳥のさえずりや小動物の鳴き声が聞こえるくらい。近距離でガサガサと動物の気配を感じると驚きますが、姿が見えないことがほとんどです。
それでも、無心にただ歩き、ゴールを目指すのがとても楽しい時間でした。

高くそびえ立つ木々
目を引くキャノンボールツリー

ハイキング仲間を集うSNSページも

今回はハイキングルートに詳しいシンガポーリアンの方に案内してもらいながら歩きましたが、以下のようなガイドツアーの団体もあるようです。
初心者でも公園のマップ通り歩けば、きちんと歩道が整備されているので迷うこともなく歩けるだろうとも思いますが、ツアーに思い切って参加するのも楽しそう。

Friends of Chestnuts Nature Park

Hillion Mallでクーリング

地図のオレンジコースの一番南側から公園を出て、少し歩いてバスに乗りBukit Panjangへ戻り、Hillion Mallでお昼を取ることに。

B1階のインドネシア料理レストラン「Ayam President」で、ナシゴレンと揚げ豆腐、レンダンをオーダー。二万歩弱歩いて空っぽになった胃袋を満たしてくれました。

どれも美味しかった!
そして最後にデザートも食べたいね、とインドネシア風チェンドルも。

疲れ切った体に冷たくて甘いチェンドル、すみずみまで染み渡りました。

非日常を日常に取り入れてみて

今回、日本人の友人から「シンガポーリアンのお友達とハイキングするけどどう?忙しいと思うけどよかったら」と誘ってもらい、たまたま行くことになったChestnut Nature Park。
森の中をただ歩くこと数時間、すごくリフレッシュできた時間になりました。
はじめましてのシンガポーリアンの方と、他愛のない話をしながら自然の中でただゴールを目指す時間は、シンガポールに住みながらいつでもできそうでできなかった非日常だったんだなぁと。
そしてその非日常を日々に取り入れることが、明日への活力になるんだなと思えました。
特に日頃疲れ切ってる人にはこのリフレッシュ方法は手軽でおすすめです。

一緒にハイキングできて感謝でいっぱい

この時誘ってくれた日本の友人に感謝しつつ、こういう機会をシンガポールにいる間にできるだけ増やしていきたいなと。
シンガポーリアンの方と触れ合う機会、普段行かないところへ行ってみる、体を動かすなどなど、自分がワクワク楽しめることをこれからも見つけていきたいです。

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